実際にプレイしていたのは1月から2月にかけてくらいなのですが、ファミコンのRPG「デジタルデビル物語 女神転生」(ナムコ)をプレイしました。

本作はいまだに新作が発売される人気シリーズの第1作目。現在正シリーズは「真女神転生」として続いていますし、スピンアウトとして「ペルソナ」シリーズもナンバリングを重ねていたり、他にも派生作品が多数作られています。
シリーズ物はなるべく1作目から順番にプレイしたいタチでして、女神転生シリーズも、ようやく最初の作品にとりかかることができました。
昔、携帯アプリ版をプレイしたことがあり、それはこの第一作目を移植したものとなっています。
携帯アプリ版は特に問題なくクリアできたのですが、多分かなりアレンジが入っていて、難易度も低くなっていたんじゃないかと思います。一応、その時の成功体験があるので、オリジナル版もまあ何とかなるんじゃないかと思っていたんですけどね、半分くらいまで進めるまでは。


主人公は中島と弓子の二人。ポイントをパラメータに割り振ってキャラメイクします。

マニュアルによると、最初に降り立ったのはダイダロスの塔。その8階からスタートします。



8Fには敵は出現せず、フロア全体が街のようになっています。武器を売っている店や回復の泉、情報をくれる人なんかもいたりします。
「女神転生」は3DタイプのRPGですが、割と序盤から使えるマッパーの魔法を使うと、左側に周辺の地図が表示されます。とは言っても3×5の狭い範囲なので、これだけでは攻略は困難。マッピングは必須です。


階段を下りて7階へ。ここからが冒険の本番です。

女神転生といえば、何といっても「仲魔」のシステムです。
敵として出てくる悪魔に金やアイテムを渡すことで、仲魔にすることができます。ただ、基本的には相手の言い値を支払わなくてはなりませんし、場合によっては何かしら支払ったものの、結局仲魔になってくれない相手もいたりします。

中島と弓子は戦闘を繰り返すことでレベルアップして強くなりますが、仲魔の能力値は固定で変化しません。ですので、冒険を進めていくためには、どんどん強い仲魔を手に入れていく必要があります。

新しい仲魔を入手するにはダンジョンで出会った悪魔をスカウトする以外にも、ダイダロスの塔の8階にある邪教の館で既にいる2体の仲魔を合体させて、新しい悪魔を作り出すこともできます。
大体は強くなるのですが、そうではないケースもあります。また、強い仲魔を合成するためには、中島と弓子のレベルが相応に高くなっている必要もあります。

ダイダロスの塔の1階にいる、中ボスのミノタウロス。
なかなかの強敵ですが、こいつを撃破しなくては先へ進むことはできません。

で、一応、クリアしました。ただ、最後の方では、いろいろと攻略情報を参照してしまいました。
大変だったポイントはいくつかあるのですが、何と言っても戦闘のバランスがキツめだったことですね。序盤はまだいいけど、中盤以降はかなり苦労しました。
特に敵の出現数が多いと、1回の戦闘での消耗がめちゃくちゃ激しいんですよね。このゲーム、回復魔法は使える回数が多くない上に、戦闘中しか使えないので戦闘後にじっくり回復することができません。1人のHPを全快させる宝玉と言うアイテムもありますが、こちらは最大7つまでしか持てないので、ホイホイ使うわけにもいきません。とにかく全体的に回復リソースが乏しいので、頻繁に街に戻らないといけないんですよね。

それと、戦闘のバランスがキツイこととも関連するのですが、中盤以降はマグネタイトが不足気味になるという問題もあります。マグネタイトは仲魔が人間界にいるために必要なエネルギーで、仲魔を召喚しているとそれだけでどんどん減っていく上に、仲魔のレベルが高いほど消耗が激しくなっていきます。
マグネタイトは特定の敵を倒すことで入手することができるのですが、普通にダンジョンを探索しているだけだと出入りが赤字となり、すぐにマグネタイトが尽きてしまいます。マグネタイトが0になると、歩くたびに仲魔のHPが減少してしまいます。

仕方がないので、途中から仲魔を召喚せずに、中島と弓子のみで進めていました。
これだと当然戦闘が厳しいので、弱い相手以外は基本逃亡。どうしても倒さなくてはならない中ボスクラスのみ仲魔を召喚して戦っていました。逃げるのも必ず成功するわけではないので、ステートセーブもそれなりに使用しています。
ただまあ、これはやっぱりいびつな進め方でして、それでも戦闘がキツくなっていきます。この辺で攻略情報を参照したのですが、結局経験値稼ぎ&マグネタイト稼ぎは必須だったようです。
通路を普通に歩いていると、敵からマグネタイトを入手する量よりも、その敵に遭遇するまでに歩いて消費するマグネタイトの量の方が多いので赤字になるのですが、ドアのところは敵が出現しやすいため、あまり歩かなくても頻繁に敵と遭遇することができます。なので、ある程度ドアが固まっていて、それほど苦労する敵が出現せず、なおかつマグネタイトを落とす敵が出現する場所で、経験値稼ぎ&マグネタイト稼ぎにいそしむことになります。
これ以降はまあ普通に進めることができ、レベルを上げることで強い仲魔も手に入れることができるようになりました。でもやっぱり、時代的に仕方がないのかもしれませんけど、定期的にマグネタイトを稼ぎに行くのは、単純作業で面倒でしたね。

一方で、マッピングはがっつりと楽しむことができました。
8×8のフロアが基本単位となっているので、最初のうちは比較的マッピングしやすいかと思っていました。しかしそのフロア同士がどう繋がっているのかが案外わかり辛いんですよね。
縦横の繋がりも必ずしも規則的ではないし、階段の位置関係の整合性は取れているものの、8×8のフロアとしては少しずれている(ちょっとわかりずらい説明ですけど)場所もあったりします。また、フロア全体が移動して繋がり方が変わるといったギミックもあったりして、なかなか一筋縄ではいきませんでした。

謎解きに関しては、そこまで苦労はしていなかったと思うのですが、1つだけ、攻略情報を見ないと気付けないところがありました。それはマッパーの魔法の使い方です。
いや、最初の1回目は良いんですよ。ちゃんとヒントが出ていたから。でも、その後でもあんな使い方をしなくちゃいけないとかさぁ。なんかヒントあったっけ? まあ、1回目と似たような使い方ではあるのですが……。

と、言うわけで、かなり手ごたえのあるゲームでした。
攻略情報を見ちゃったのは残念だったのですが、80年代のゲーム特有の不親切な部分も結構あって、多分ノーヒントでのクリアは難しかったと思います。
大変ではあったのですが、なにしろ貴重な3DRPGのシリーズ。シリーズの以降の作品もまあまあ購入してあるので、女神転生シリーズはまたじっくりとプレイしていきたいと思っています。プレイのしやすさに関しては、時代が進むごとに改善されていくでしょうしね。


ものがたり
十聖高校に通う天才プログラマー中島朱実。彼はコンピューター理論と降魔術のあいだに接点を見い出し、悪魔召喚プログラムを作りあげることに成功した。だがその実験により悪魔が実体化し、人間を襲い始めてしまったのだ。
ついに中島自身にも危機が迫ったとき、それを救ったのは転校生の白鷺弓子であった。彼女こそ日本神話に登場するイザナミ神の転生した姿だったのだ。そしてさらに驚くべきことに、中島もイザナギ神の転生であるという。
自分の持つ力に目覚めた中島は、弓子と協力して、激しい死闘のすえに悪魔を打ち破った。
平和は戻ったかのようにみえた。だが……
その頃魔界では、新しくルシファーが大魔王として君臨した。彼は人間界の制圧を企み、飛鳥の地に魔宮を建造し始めていたのだ。
奸智にたけたルシファーは、やがて自分たちの脅威になるであろうイザナミを玄室とともに魔宮に封じ込め、さらには中島たちに倒されたロキやセトを復活させるなど、着々と魔の手を広げていった。
一方、霊視によってそれを知った中島と弓子。人類、そしてイザナミを救うため、彼らは急いで飛鳥へ向かった。そしてそこで2人が見たものは、邪悪にそびえ立つ大魔宮“デビルポリス”であった。
新たなる戦いの幕が、いま、切っておとされようとしているのだ!
「デジタルデビル物語 女神転生」取扱説明書より
本作はいまだに新作が発売される人気シリーズの第1作目。現在正シリーズは「真女神転生」として続いていますし、スピンアウトとして「ペルソナ」シリーズもナンバリングを重ねていたり、他にも派生作品が多数作られています。
シリーズ物はなるべく1作目から順番にプレイしたいタチでして、女神転生シリーズも、ようやく最初の作品にとりかかることができました。
昔、携帯アプリ版をプレイしたことがあり、それはこの第一作目を移植したものとなっています。
携帯アプリ版は特に問題なくクリアできたのですが、多分かなりアレンジが入っていて、難易度も低くなっていたんじゃないかと思います。一応、その時の成功体験があるので、オリジナル版もまあ何とかなるんじゃないかと思っていたんですけどね、半分くらいまで進めるまでは。


主人公は中島と弓子の二人。ポイントをパラメータに割り振ってキャラメイクします。

マニュアルによると、最初に降り立ったのはダイダロスの塔。その8階からスタートします。



8Fには敵は出現せず、フロア全体が街のようになっています。武器を売っている店や回復の泉、情報をくれる人なんかもいたりします。
「女神転生」は3DタイプのRPGですが、割と序盤から使えるマッパーの魔法を使うと、左側に周辺の地図が表示されます。とは言っても3×5の狭い範囲なので、これだけでは攻略は困難。マッピングは必須です。


階段を下りて7階へ。ここからが冒険の本番です。

女神転生といえば、何といっても「仲魔」のシステムです。
敵として出てくる悪魔に金やアイテムを渡すことで、仲魔にすることができます。ただ、基本的には相手の言い値を支払わなくてはなりませんし、場合によっては何かしら支払ったものの、結局仲魔になってくれない相手もいたりします。

中島と弓子は戦闘を繰り返すことでレベルアップして強くなりますが、仲魔の能力値は固定で変化しません。ですので、冒険を進めていくためには、どんどん強い仲魔を手に入れていく必要があります。

新しい仲魔を入手するにはダンジョンで出会った悪魔をスカウトする以外にも、ダイダロスの塔の8階にある邪教の館で既にいる2体の仲魔を合体させて、新しい悪魔を作り出すこともできます。
大体は強くなるのですが、そうではないケースもあります。また、強い仲魔を合成するためには、中島と弓子のレベルが相応に高くなっている必要もあります。

ダイダロスの塔の1階にいる、中ボスのミノタウロス。
なかなかの強敵ですが、こいつを撃破しなくては先へ進むことはできません。

で、一応、クリアしました。ただ、最後の方では、いろいろと攻略情報を参照してしまいました。
大変だったポイントはいくつかあるのですが、何と言っても戦闘のバランスがキツめだったことですね。序盤はまだいいけど、中盤以降はかなり苦労しました。
特に敵の出現数が多いと、1回の戦闘での消耗がめちゃくちゃ激しいんですよね。このゲーム、回復魔法は使える回数が多くない上に、戦闘中しか使えないので戦闘後にじっくり回復することができません。1人のHPを全快させる宝玉と言うアイテムもありますが、こちらは最大7つまでしか持てないので、ホイホイ使うわけにもいきません。とにかく全体的に回復リソースが乏しいので、頻繁に街に戻らないといけないんですよね。

それと、戦闘のバランスがキツイこととも関連するのですが、中盤以降はマグネタイトが不足気味になるという問題もあります。マグネタイトは仲魔が人間界にいるために必要なエネルギーで、仲魔を召喚しているとそれだけでどんどん減っていく上に、仲魔のレベルが高いほど消耗が激しくなっていきます。
マグネタイトは特定の敵を倒すことで入手することができるのですが、普通にダンジョンを探索しているだけだと出入りが赤字となり、すぐにマグネタイトが尽きてしまいます。マグネタイトが0になると、歩くたびに仲魔のHPが減少してしまいます。

仕方がないので、途中から仲魔を召喚せずに、中島と弓子のみで進めていました。
これだと当然戦闘が厳しいので、弱い相手以外は基本逃亡。どうしても倒さなくてはならない中ボスクラスのみ仲魔を召喚して戦っていました。逃げるのも必ず成功するわけではないので、ステートセーブもそれなりに使用しています。
ただまあ、これはやっぱりいびつな進め方でして、それでも戦闘がキツくなっていきます。この辺で攻略情報を参照したのですが、結局経験値稼ぎ&マグネタイト稼ぎは必須だったようです。
通路を普通に歩いていると、敵からマグネタイトを入手する量よりも、その敵に遭遇するまでに歩いて消費するマグネタイトの量の方が多いので赤字になるのですが、ドアのところは敵が出現しやすいため、あまり歩かなくても頻繁に敵と遭遇することができます。なので、ある程度ドアが固まっていて、それほど苦労する敵が出現せず、なおかつマグネタイトを落とす敵が出現する場所で、経験値稼ぎ&マグネタイト稼ぎにいそしむことになります。
これ以降はまあ普通に進めることができ、レベルを上げることで強い仲魔も手に入れることができるようになりました。でもやっぱり、時代的に仕方がないのかもしれませんけど、定期的にマグネタイトを稼ぎに行くのは、単純作業で面倒でしたね。

一方で、マッピングはがっつりと楽しむことができました。
8×8のフロアが基本単位となっているので、最初のうちは比較的マッピングしやすいかと思っていました。しかしそのフロア同士がどう繋がっているのかが案外わかり辛いんですよね。
縦横の繋がりも必ずしも規則的ではないし、階段の位置関係の整合性は取れているものの、8×8のフロアとしては少しずれている(ちょっとわかりずらい説明ですけど)場所もあったりします。また、フロア全体が移動して繋がり方が変わるといったギミックもあったりして、なかなか一筋縄ではいきませんでした。

謎解きに関しては、そこまで苦労はしていなかったと思うのですが、1つだけ、攻略情報を見ないと気付けないところがありました。それはマッパーの魔法の使い方です。
いや、最初の1回目は良いんですよ。ちゃんとヒントが出ていたから。でも、その後でもあんな使い方をしなくちゃいけないとかさぁ。なんかヒントあったっけ? まあ、1回目と似たような使い方ではあるのですが……。

と、言うわけで、かなり手ごたえのあるゲームでした。
攻略情報を見ちゃったのは残念だったのですが、80年代のゲーム特有の不親切な部分も結構あって、多分ノーヒントでのクリアは難しかったと思います。
大変ではあったのですが、なにしろ貴重な3DRPGのシリーズ。シリーズの以降の作品もまあまあ購入してあるので、女神転生シリーズはまたじっくりとプレイしていきたいと思っています。プレイのしやすさに関しては、時代が進むごとに改善されていくでしょうしね。

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