先発の九里が気合の投球でジャイアンツ打線をねじ伏せれば、打線は鈴木誠也、田中、菊池の3本塁打でがっちりと得点。投打がかみ合い連敗ストップに成功するとともに、開幕から連勝街道を走っていたジャイアンツに待ったをかけました。いやー、まさに快勝ですね。
しかし、無観客試合となっているせいか、今年はテレビ中継が多くて良いですね。開幕からの5試合中、4試合をチェックできていますよ。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計
| カープ
| 2
| 2
| 0
| 0
| 1
| 0
| 0
| 0
| 0
| 5
| ジャイアンツ
| 0
| 0
| 1
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 1
|
先発の九里は7回118球を投げて、2安打3四球で1失点(自責点0)。いろんな球種を内外角に投げ分けて的を絞らせませんでした。気持ちを前面に出した、九里らしいピッチングでしたね。
6回ぐらいから球が浮き出して、7回は2死満塁のピンチを招きましたが、代打石川をフェンスギリギリのセンターフライに抑え、しっかりと先発の役割を果たしてくれました。結果オーライな感じはありますけど、まあ、勝負の世界は結果が全てですしね。
九里の後は、8回を菊池、9回をスコットの継投で無失点リレー。
菊池は20球を要しましたが打者三人でしっかりと抑えました。中継ぎ陣に不安のあるカープの中で、今一番信頼を置けるのが菊池ですね。当面はセットアッパーとしての起用が続きそうです。
先日1点リードの9回に登板しながら1死も取れずに逆転サヨナラ負けを食らってしまったスコットは、内野安打1本を打たれながらも今日は無失点。ただ、サヨナラ負けの時よりはマシでしたけど、やっぱりどうも球が浮き気味ではあるんですよね。球も速いし、スライダーも切れているので、低めに集められればそうそう打たれないとは思いますが、投げながら調整していくしかありませんかね。フランスアも不安定だし、中崎もケガから復帰したばかりと、今は他にストッパーの候補もいないので、当面はスコットに抑えを任せるしかありません。終盤についてはまだしばらく、おっかなびっくり観ることになるかもしれません。
打線は11安打3四球3本塁打5得点。鈴木誠也の2ラン、田中の2ラン、菊池のソロと、一発攻勢で序盤から得点を重ね、終始試合の流れをつかんでいました。
ジャイアンツ先発のメルセデスは去年からずっと得意にしていたので、今日は割と安心していたのですが、相性通りに攻略してくれましたね。
今日のポイントは2番の菊池。開幕4試合でヒットが出ていなかったのですが、3回にセンター前ヒットを放つと、5回には2番手古川から貴重な追加点となるソロホームラン。さらに7回にもヒットを放ち、3安打猛打賞でした。元々調子の波が激しいタイプなので、これで一気に波に乗るかと言えばそうとも言えないのですが、とりあえず1本出たことで、今後は普通に期待してもいいのかもしれません。
それから下位にいる堂林と田中がそろって2安打しているのも、地味にいい感じです。今年の打線を見ると、やはり3番西川4番鈴木誠也が主役なのですが、勝っている試合を見ると、それ以外の選手の活躍が光るんですよね。1戦目の大瀬良とか、2戦目の堂林とか、5戦目の菊池とか。日替わりでも構わないので、誰かしらが頑張ってくれれば、打線に厚みが出てきます。
ただ、ちょっと難しいのが5番に入っているメヒア。今日も4タコでしたけど、どうも見ていて打てる気が全然しないんですよね。基本的に外角の変化球を投げていればクルクル三振してしまうような……。一応、追い込まれてからは、割と外角の変化球も見極めたりしているんですけど、いかんせん追い込まれているので、なかなかそこからヒットすることまではできていないんですよね。
3番4番が良いだけに、5番がしっかりしてくれば得点力が違ってくるんですけどね。この調子だと、鈴木誠也を避けてメヒア勝負というケースも増えてくるでしょう。多少なりとも怖さをアピールするために、そろそろホームランでも出てくれませんかねぇ。他に5番を打てる選手が出てくるなら、メヒアを7番くらいに下げるのもアリなんですけど。替わりのサードを用意するというのも、なかなか難しいですしね。
まだ開幕したばかりとは言え、開幕から連勝していたジャイアンツを止められたのは良かったです。明日も勝って、とりあえず首位に並んでおきたいところですね。
明日のカープの先発は、今シーズンから先発に転向した高卒3年目の遠藤。正直、期待半分、不安半分と言ったところです。なんとか踏ん張って、打線の援護を期待したいところです。ジャイアンツの先発は桜井か……。あんまり印象が無いなぁ。
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