雑居空間
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 山登りのついでの城攻めとも、城攻めのついでの山登りとも、どちらとも言えない感じなのですが、唐沢山城と佐野城に行って来たときに、唐沢山からその北にある諏訪岳まで縦走してきました。
 


 佐野城を見物した後、唐沢山城を目指すのですが、その前に、少し手前にある浅間山(せんげんやま)に登ります。



 市街地を30分ほど歩くと、登山道入口にある神社に到着。



 神社には小さな舞台も設えられていました。



 さて、神社の横からようやく山歩きのスタートです。
 このルート、岩が露出したところが多く、低山ながら、なかなか歩きごたえがあります。



 そうかと思えば、きれいな手すりが設えられていたりもして。



 ここはまだ山頂の手前で標高も低く、街も近いのですが、木があまりないのでなかなか良い眺望が広がっています。





 山頂に到着。ふもとの神社からは15分くらいでした。







 浅間山は181m。標高は低いのですが、南北に伸びた山並みの南端にあるので、北西から西、南、東と、ぐるりと眺望が広がっています。かなり良いビューポイントでした。



 東に見える変わった形の山は、岩船山。特撮のロケ地としてもおなじみです。ここもそのうち行きたい山の一つです。



 そのちょいと南には三毳山。新型コロナの影響がなければ、ここも3月くらいに登ろうかと思っていたのですが。





 浅間山から降りていくと、一旦車道に出ます。このまま車道を歩いて行っても唐沢山城に出るのですが、徒歩でいくならハイキングコースとなっている山道を進むこともできます。





 このルートも割と岩っぽいところが多かったですね。
 ただ、それほど歩きにくいということもなかったと思います。



 途中、小ピークがいくつかあるのですが、その都度、ピークを通るルートと、巻き道とでコースが分岐しています。
 私はずっとピークを登っていきましたけど、さほど眺望があるわけでもないので、巻き道を進んでもいいような気もします。



 普段あまり動物とか植物とかの写真は撮らないのですが、妙に近くにいたので撮ってみました。何という鳥なのかは知りません。



 途中にある見晴小屋で早めの昼食。小屋と言っても、椅子とテーブルがあるだけですけど。





 テーブルの周辺は木が生えていて眺望は良くないのですが、その少し手前の岩場からは西方向がよく見えます。



 これは見晴し小屋を過ぎて少し行ったところからの三毳山。



 しばらく進むと車道に到着。唐沢山城の手前、鏡岩のあるあたりに出ます。車道から分かれた登山口から、休憩も込みで35分ほどでした。
 唐沢山城については前回の記事を参照していただくとして、さらに先へと進んでいきます。



 唐沢山から、諏訪岳を目指します。ここは栃木県の関東ふれあいの道の栃木コース第9番「松風の道」の一部になっています。
 このルートは良く整備されていて、アップダウンもあまりなく、とても歩きやすかったです。



 唐沢山と諏訪岳の間には3つの山があります。しかしそれらの山はいずれも関東ふれあいのみちから少し外れたところにありますので、ピークを踏もうと思ったら、ちょっと寄り道しなくてはなりません。
 最初に登場するのは高鳥屋山。この写真の右の道を行けばそのまま先へ進めるのですが、左の斜面を登れば高鳥屋山に行けます。



 この写真だとそんなにキツク見えないのですが、この先は傾斜がかなりキツクなっていきます。おまけに枯れ葉が大量に積もっているので滑りやすく、結構大変でした。あまりにもキツかったので、道を間違えちゃったんじゃないかとも思いました。



 ようやく高鳥屋山に到着。標高は290m。



 山頂標識、なんでこんな高いところに付いてるの?



 ちょいと木が多いですけど、なかなかの眺望。ただ、今回のルートは眺望の良いポイントがかなり多かった上、実のところ位置が近いからそれほど変わり映えしないので、だんだんどうでもよくなってきました。



 そして、上りもやばかったけど、下りもやばかった。急傾斜な上に大量の枯れ葉で、めちゃくちゃ滑ります。木につかまりながら慎重に降りないと、本当に危険ですよ。







 この辺りは東京農工大の演習林だそうで、いろいろと解説の看板も立てられています。



 休憩所。ほんと、この道は歩きやすくて良いんですよね。



 次の山は貝吹鳥屋。また歩きやすい松風の道をはずれ、左のルートを進んでいきます。



 貝吹鳥屋は岩山登り。登るだけならまあ何とかなるんですけど、道っぽくなっていなかったので、本当にこのルートで正しいのか自信が持てず、若干不安でした。



 まあ、それでもどうにか山頂に到着。貝吹鳥屋は標高292m。



 だから、なんでこんな高いところに山頂標識を取り付けるのか!



 ここは木が多く、眺望はかなり邪魔されていました。



 そしてやっぱり危険な下り路。ロープが張られていて助かりました。





 諏訪岳前の最後の山は京路戸山。なのですが、地図には書いてなかった南見明岳という山がありました。ここは松風の道の途中なので、登るのは余裕です。



 そしてここが京路戸山への登り口のはずなのですが、今見ると全然道に見えませんね。



 そして山頂に到着したと思ったら、「この先行き止まり」の看板が。
 どういうこと? と思ったのですが、これ、どうやら反対側から登ってきた人向けのものみたいですね。つまり私は、行き止まりルートから登ってきちゃったわけです。どうりで大変だったわけだ。





 山頂に到着。京路戸山の標高は241mです。
 ここの山頂標識は普通だな、と思いきや、隣に妙な看板が。



 参拝方法が記されていますが、さすがに長すぎたので、この時は特に参拝しませんでした。そもそも何に参拝するんだろう? 山?
 アジマリカムって何だ? と思ってググってみたのですが、ちょっとディープな世界っぽいので、踏み込んでいくのはやめておきます。

 

 これは諏訪岳方面からの登り口。やっぱりこっちにも行き止まりと明記されていますね。





 京路戸山から京路戸峠を過ぎて、いよいよ諏訪岳へ。





 諏訪岳への道も結構ハード。登り口から15分ほどの道のりでしたが、かなり急登で結構しんどかったです。





 諏訪岳は標高324m。ほんとにこんなに低いの? っていうくらい、疲れました。



 眺望もそれなりに。



 後は降りるだけのつもりだったのですがちょいと誤算がありました。
 地図を見ると、まっすぐ東武佐野線の多田駅に降りるルートがあったので、そこを降りるつもりだったのですが……。



 結構急斜面なのは、この日何回もあったのでまだOK。



 岩を乗り越えたりするところも。



 この看板にある、工業団地・京路戸公園へ降りるつもりだったんですけどねぇ。



 あれ?



 なんか、工事現場っぽいところに出ちゃったんですけど。



 一応ピンクリボンがあったから、先に進めるかと思ったのですが……。



 どうも進める道もなくなってしまいました。

 街はもう目と鼻の先だし、人工的に積まれた土なので降りようと思えば降りられるんですけど、ダンプとかショベルカーとか普通に作業していたんで、その中を歩いていくのはちょっといかがなものかなぁ、と。
 しばらく考えたのですが、結局ここから降りるのを諦め、再び諏訪岳に登って、別ルートから降りることにしました。

 精神的にも肉体的にもがっくりしていたので、途中あんまり写真を撮っていなかったのですが、諏訪岳に登りなおし、京路戸峠経由で無事に下山しました。キツかった……。一度登ったところを降りるのはピストンなら当然だけど、一度降りたところを登るというのは精神的に結構キますね。この道、かなりの急登ですし。

 ちなみに、今YAMAP の地図を見てみると、このルートには立ち入り禁止のマークが印されています。情報がアップデートされているのは良いことですが、あと半年早くマーキングして欲しかった……。



 今回降りられなかったルートの登り口です。やっぱり立ち入り禁止だったんだ。



 色あせていますが、飛び出し注意の看板。



 ようやく多田駅に到着。



 このまま多田駅から帰宅しようかと思っていたのですが、せっかくなので近くにある愛宕山にも行ってみることにしました。



 愛宕山は多田駅から徒歩20分ほど。山頂には神社があるようです。



 この長々と続く階段はちょっと絶望的でした。標高も低いし、本当にちょっと寄ってみるくらいのつもりだったのですが、最後の最後でやっぱりキツかった……。



 山頂にはお社がありました。



 また、近くには展望台もありました。ちょっと狭くて、階段とか登りにくかったんですけど。



 この日歩いてきた山々を一望することができました。



 東武佐野線・田沼駅に着いて、この日の山行は終了。
 活動時間は休憩込みで6時間24分、歩行距離は18.8km、累積上りは989m、累積下りは964m、消費カロリーは2893kcal でした。

 もうちょっと楽なルートだと思っていたんですけどねー。諏訪岳に2回上ったことを差し引いても、ところどころで急登があってなかなか大変でした。
 眺望が良いポイントが多かったのは良かったんですけど、急登でもいいから、もっと歩きやすいルートが好みだなぁ。

 そしてこの後、新型コロナの影響で山登りをしばらく自粛。6月下旬まで4か月ほど山登りはお休みとなってしまいました。
 この頃は、もっといろんな山に行こうとあれやこれやと計画を立てていたのですが、全部ご破算。体もなまってしまったので、また比較的楽なルートからやり直しですよ。ま、マイペースで、コツコツ行きましょう。


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