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おジャ魔女どれみナ・イ・ショ 第5話感想

 24日水曜日の放映だったのですが、昨日一昨日と仕事が忙しかったので視聴が遅れてしまいました。

 第5話は「涙を知るひと ~ぽっぷとハナのないしょ~ 」。タイトルは「ぽっぷとハナのないしょ」ですが、どちらかというと「どれみとぽっぷのないしょ」っていう感じですかね。そもそも「涙を知るひと」って、どれみのことですしね。

 私は3人兄弟の真ん中なんですけど、周囲の環境上、小学生の頃は兄を含む年上の人たちと遊ぶことが多かったのです。しかしそのグループの中では一番小さかったためになかなか対等には遊べずに、いわゆる「みそっかす」のような扱いを受けることが多々ありました。で、ぽっぷはまさにそんなキャラなんですよね。おジャ魔女の中でも一人だけ見習い服やポロンが変わらなかったり、イベント話にも絡めなかったり。そんなわけで、年上のなかに混じって背伸びしながらがんばる妹・弟キャラに対して思い入れが強くなってしまうのです。

 しかしながら、正直なところを言えば、無印の頃のぽっぷって、生意気なだけであまり好きなキャラじゃなかったんですよね。どれみのドジぶりを強調するためだけに存在していたみたいな感じがして。ですがシリーズが進むにしたがって、次第に妹らしい面を見せるようになっていきます。というよりは、どれみが姉らしく成長していったといった方が正しいのかもしれませんけどね。

 前置きが長くなりました。DVDで観たときには、この話はどれみとぽっぷの物語という印象が一番強かったのですが、ぽっぷと入れ替わったハナの行動が顕著な例ですけど、他にもマジョリカとララがルピナスの子守唄を歌うシーンとか、ももこが三輪車を漕ぐシーンとか、改めて観てみるとかなりギャグ要素の強い話でもありました。全体的に動きや表情、台詞回しなんかがいつも以上にオーバーに表現されていましたね。ただ、ちょっと狙いすぎて鼻に付くシーンもありましたけどね(どれみの「喜んで!」とか)。

 それでもやっぱり、ギャグシーンよりも良かったのがどれみのお姉さんっぷり。どれみは前半から3枚目的な演出がなされていましたが、ハナがぽっぷであることに気が付くシーンでは頼もしい姉の姿を見せてくれました。そしてクライマックスのぽっぷの危機を救うために1年生の教室に飛び込むシーン。あそこで終始逆光だったのは、ピンチに登場するヒーローのカリカチュアだったでしょうか。目が泳ぎながらもぽっぷのためにギリギリの行動をとる。それはハナに対する母親としての無償の愛情とは違う、突き放しながらも最終的にはしっかりとフォローする、姉としての愛情でした。

 ハートフルな姉妹の絆と、スラップスティックなコメディの高いレベルでの融合。どれみにもいろいろな話がありますが、中でも家族エピソード、特に♯40話が大好きな私としては、今回の話はこの話は「ナ・イ・ショ」前半の白眉だったと思います。


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