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 創土社刊、松友健著のゲームブック「魔人竜生誕」。ここのところ忙しかったりしてなかなか手をつけられなかったのですが、ようやく1回目のプレイにまで漕ぎつけました。
 結果は、フラグマトリクスのミスで話が繋がらず、中途挫折。あんまりだ……。

 とりあえずの印象などを少し。

 舞台は現代の日本。死にかけた主人公が不思議な力で正義の味方として復活するという、ヒーロー物の王道のようなストーリーです。ライバルキャラの描き方やこっ恥ずかしい技の名前など、作者がヒーロー物好きであることがよくわかります。ただ、私も特撮好きなのでこう言う方向性はアリだと思うのですが、どうしても同人臭さい印象を抱いてしまうのが難点ですかね。セイザーXとかリュウケンドーなんかと似たような感覚なのですが、円谷とか東映とかと比較すると、その志は高くてもどうしてもちょっと作りがチャチなんですよね。「魔人竜生誕」も、お約束などいろいろと“わかっている”描写も多いのですが、一流のヒーローと比較すると、設定や文章などの稚拙さがどうしても気になってしまいます。

 戦闘は多少めんどくさいのですが、緊迫感があって面白いと思います。攻撃力、与えるダメージ、残り持久力などの諸条件を勘案しながら最適な攻撃方法を探り当てるというのは、ヒーローが未知の能力を持った敵と戦うときの手探りな感じがよく出ています。ピンチからの一発逆転の手段も残されていますしね(成功率はかなり低いですけど)。戦闘に関して言えば、めんどくさい手間を強いる以上の効果は挙げられていると思います。

 物語的には好き嫌いが分かれるかもしれませんが、ゲームとしてはかなり良くできているのではないでしょうか。
 ともかく、フラグマトリクスの管理はしっかりやりましょうという教訓を得て、2回目に挑もうと思います。



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