前田健太が8回無失点の好投を見せれば、ルーキー岩本がプロ初打点となるタイムリーツーベース。若い力が躍動して7連勝。ついに借金を完済して、5割復帰ですよ。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計
| カープ
| 0
| 0
| 0
| 0
| 2
| 0
| 0
| 0
| 0
| 2
| ファイターズ
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
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先発の前田健太は8回103球を投げて、3安打無四球8奪三振で無失点。ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップとどれも良く、相手に的を絞らせませんでした。序盤こそ少し慎重になっていましたが、中盤からどんどん調子を上げいき、まったく危なげの無い投球で、中継ぎ陣を休ませることができたのも良かったです。これで4勝目。前回登板で自身の連敗をストップさせて、完全に自分の投球を取り戻してくれましたね。
ただ、9回の永川は不安定でしたね。ストレートが走らず、フォークのコントロールもイマイチで、2安打を浴びて1失点。ファイターズの打ち損じにも助けられてどうにか逃げ切りましたけど、不安たっぷりの投球でした。まあ、こんな日もありますかね。これで3連投でしたし、偶の失点が2点リードの試合で助かったと思いましょうか。
打線は3安打2四球で2得点。今日はファイターズの先発・糸数が、シュート、スライダーを内外角に投げ分けてきてかなり良い出来だったので、打てなかったのは仕方がなかったかもしれません。それでも僅かなチャンスを活かしてなんとか2点をもぎ取ったことを評価したいと思います。
打のヒーローは、先制タイムリーツーベースを含む2安打の岩本。ここ数試合の岩本の打席の内容を見ると、打ちたい気持ちが強すぎるのか、難しい球に手を出しすぎていました。第1打席もそんな感じでしたし、正直あまり期待できないかと思っていたのですが、2死1塁からアウトコースの球を左中間のフェンスまで持っていきました。持ち味である左方向への長打を見せてくれましたね。第3打席でも難しい球をセンター前に持っていき、今日は2安打。ここまで率はあまり残せていませんが、1軍の球に慣れてくれば、次第に本領を発揮してくるかもしれませんね。
これで7連勝。交流戦序盤で3連敗したときは暗澹たる気持ちになったものですが、そこから一気に借金を返してしまいましたよ。けして爆発的に調子が良いという訳ではないのですが、投打の歯車が上手く噛みあって、効率良く僅差の試合を拾っていっています。微妙なバランスの上に成り立っている連勝なので、これが続くという気もあまりしないのですが、元々戦力の乏しいカープとしては、こういう戦い方が出来ているのは良いことですね。
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