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 今となっては少し遅れた話題ですけど、3月1日にハドソンがコナミデジタルエンタテインメントと合併して、ハドソンという名前の会社が消滅してしまうようです。まあハドソン自体、ここ最近はあまり目立った活躍もありませんでしたし、時代の区切りとしてはコナミの子会社になったり、高橋名人が退社したりしたときの方がインパクトが大きかったと思いますけど、ハドソンが本当に元気だった80年代を小中学生として過ごした人間としては、そこはかとない寂しさのようなものも感じますね。

 そんなわけで、Heroes of Might and Magic のキャンペーンが途中なのですが、さようならハドソン特集と称して、しばらくの間ハドソンのゲームを重点的にプレイしていきたいと思います。とりあえずその第1弾として、PCエンジンの横スクロールシューティングゲーム・「ゲート オブ サンダー」をプレイしました。





平和な惑星アリエスは超犯罪組織に狙われた!
その名は「オベロン」。死の商人ドンジンギが首領だ!
彼らの目的は超エネルギー鉱石「スターライト」であった。
指令を受けた「ホーク」「エスティー」(銀河特装の秘密隊員)は新戦闘機「HUNTING DOG」に乗り込み出撃した。
「オベロン」を壊滅するために!!


「ゲート オブ サンダー」マニュアルより




 個人的にハドソンのゲームと言えば、スターソルジャーなどハドソン全国キャラバンで使用されたシューティングゲームのイメージが一番に思い浮かびます。ただキャラバンのゲームは基本的に縦スクロールシューティングであって、横スクロールシューティングっていう印象はないんですよね。Wikipedia によれば、ゲート オブ サンダーは、テクノソフトでサンダーフォースを作っていた人が制作していたらしいので、その意味ではあんまりハドソンぽくないゲームなのかもしれませんね。



 ゲームは全7ステージからなるオーソドックスなシューティング。まっすぐ前を攻撃するレーザー、広範囲に広がるウェーブ、攻撃力の高いナパームと、3種類の武器を切り替えながら進んでいきます。
 ヒロインのエスティーが操るサポートマシン「ワイルドキャット」が定期的に後ろから飛んできてパワーアップアイテムを落としていくので、そのアイテムを拾うことで武器を装備し、同時に自機の周囲にオプションが2つ装備されます。武器は同種のアイテムを取っていくことで2段階に強化され、最大まで強化された状態でさらにアイテムを取ると「エネルギーブラスト」という特殊攻撃が発動し、画面上の敵全てを攻撃することができます。
 「ワイルドキャット」が落とすアイテムはレーザー、ウェーブ、ナパームの3種の他に、ミサイルとシールドがあります。ミサイルは自動追尾で敵を攻撃してくる便利ウエポン。シールドは3回まで攻撃を防いでくれます。





 しばらくプレイしていたのですが、このゲーム、普通に面白いですね。一番良い点は、操作系がシンプルでゲームに集中しやすいというところでしょうか。
 I ボタンで3種の装備の切り替え、II ボタン2度押しでオプションの方向の切り替え、セレクトボタンでスピードの選択と、攻撃手段を簡単な操作で切り替えることができます。II ボタン押しっぱなしでオート連射をしてくれることもあり、多彩な攻撃手段を持ちながらも、基本的に十字キーによる自機の移動に集中することがきます。他にも、パワーアップアイテムの供給やホーミングミサイルの存在など自動化されている部分が多く、取ったら不利になってしまうアイテムなどもありませんので、ストレス無くプレイすることができます。
 ツインビーのベルパワーアップのようにパワーアップアイテムの入手自体が一つのゲーム要素となっている作品もありますけど、へっぽこシューターとしては、敵を撃って倒すというシューティングゲームの基本構造を純粋に楽しめるというのは嬉しいところです。



 難点は、敵や敵弾がちょっと見辛い点ですかね。背景が暗い宇宙空間などではまだいいのですが、基地内部などメカっぽい背景の場所では、敵や敵ミサイルが背景に溶け込んで、異常に見づらくなってしまうんですよね。それに加えて、全体的に派手な色合いが多いことと、敵や壁に弾が当たったときに爆煙が上がることも、視認を難しくすることに一役買っています。
 年のせいか、視力や動体視力が落ちているということもあるかもしれませんけどね。全体的にサクサクプレイできる中で、ここだけがちょっとストレスのたまるところでした。



 敵が見難いのでうっかり攻撃を喰らってしまうことも多く、常にシールドを張っている状態にしておかないと辛いかもしれません。自機がやられるとオプションが無くなり、やらてたときに使用していた武器のレベルだけがゼロに戻ってしまいますが、最も難易度の低いNORMAL でプレイしていたせいかもしれませんけど、「ワイルドキャット」はかなり頻繁にアイテムを落としていくので、復活するのは割合簡単かと思います。ただ、武器もミサイルもシールドも、いずれもかなり便利に使えるアイテムであるという反動から、無装備状態が異常に頼りなく感じてしまいますね。ですので、一度やられると、再度パワーアップする前に連続してやられてしまうこともしばしばありました。





 全7ステージですが、今のところ4面が突破できません。上の画像が4面なんですけど、敵が背景に溶け込みすぎて、すげー目が疲れる……。
 まあ、クリアとか攻略とかとは別に、基本的にプレイしていて楽しいゲームです。集中してプレイしていればもう少しは進めそうですので、今後もちょこちょこプレイしていきたいと思います。






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