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 「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Armageddon's Blade」のキャンペーン「Playing with Fire」のシナリオ1「Farming Towns」をプレイしました。



Playing with Fire

Adrienne the Fire Witch discovers a Death Knight is turning the local population into a harvesting ground for Undead. Restore to the land and hunt down this evil. Utter extermination of the undead plague is your ultimate goal.


 Adrienne は恐るべき計画が進行していることに気がつきました。とある地方の住民たちが、Death Knigt の手によってアンデッドのための収穫場にされているのです。速やかに住民たちを解放し、この悪行を絶たねばなりません。最終目標は、この地で発生したアンデッド禍を完全に撲滅することです。

 今回の主人公は、Fire Witch の異名をとる、Adrienne です。



 「Armageddon's Blade」では変な顔の主人公が多かったのですが、Adrienne は割合普通の顔立ちですね。スタートレックに、こんな顔のクルーがいたような気もします。
 Fire Witch の名の通り、Specialty はFire Magic です。でも、Fire Magic って、あんまり使える呪文がないんだよなぁ。メリットとしては、4th level の呪文であるInferno を最初から覚えていることくらいですかね。Specialty は無視して他の系列の呪文をバリバリ使っていく方が有効のような気もしますが、今回はせっかくのFire Witch なのですから、なるべくFire Magic、特にInferno にこだわってプレイしていくことにしましょうか。



Farming Towns

Establish a home base and then liberate the other towns on either side of the border. Destroy all of the undead in the area and defeat the Necromancers who are doing this. Adrienne and three of your best heroes are restricted to twelfth level, but will transfer to the next scenario.


 このシナリオの目的は、国境の両サイドにある町を開放し、このエリアの全てのアンデッドと、それらを操っているNecromancer を打ち倒すことです。
 マップサイズはM、難易度はNormal、チームカラーはRed で、敵チームはBlue。登場Hero は12レベルまで成長することができ、Adrienne と強い方から3人のHero は、次のシナリオへと引き継ぐことができます。
 シナリオ開始前に、Still Eye of the Dragon か、Talisman of Mana か、Quiet Eye of the Dragon の中からひとつを選択します。それぞれ、Luck とMorale がアップ、呪文の回復量がアップ、Attack とDefense スキルがアップという効果があります。普通ならスキルアップを選択するところなのですが、今回はInferno を使いまくりたいので、Talisman of Mana を選択します。

 まずはAdrienne の独白から物語は始まります。

Traveling from Erathia to my homeland of Tatalia, I have passed through several towns. I have yet to encounter a living soul. There is only the lingering stench of the undead. I fear a necromancer in the area is raising an army.
'Who...' is unknown.
'Why...' is unknown.

 さらに、ゲーム開始後、以下のメッセージが届きます。

You enter into this region, not too far from the Tatalian border, glad to be almost home. The time spent in Steadwick studying with the Clerics was useful and productive, but it was too long away from the swamps you love and call home. The Fire Witch, as you are called, cannot bear to be away from her lands, but is not readily welcome there either. For the people of Tatalia fear Fire Magic and shun all who use it. Knowing the power it holds, and wanting to wield it you gave up a life of acceptance for your power.

 Erathia の首都Steadwick で僧侶らと一緒に学んでいたAdrienne。それはとても有意義で建設的な時間でしたが、時が経つにつれて故郷Tatalia の沼沢地帯が恋しくなってしまい、帰郷することを決意しました。
 しかしTatalia の人たちは、Adrienne が学んだFire Magic をとても恐れています。その力を有し、その力を振るうことで、Adrienne は故郷に受け入れてもらうことを諦めねばならないのです。
 さて、それでもTatalia を目指して街道を行くAdrienne ですが、Tatalia との国境近くに来ると、異様な光景が広がっていました。幾つかの町を通過しながらどこにも生者の姿は無く、ただ延々と死者の放つ悪臭だけが漂っています。
 もしかしたら、この地域一帯でNecromancer が暗躍しているのかもしれない。そんな疑念を抱くAdrienne ですが、誰が、何のためにしているのかという問いに、今は答えを出すことはできません。



 マップの南東の隅からゲームスタート。Hero はAdrienne ひとりだけ。町を所有していないのは旅人なので当然なのですが、60 Gnolls、30 Lizardmen、15 Serpent Flies を率いているのは何故なんでしょうかね?

 マップ上には、Wight だの、Walking Dead だの、Necropolis系のUndead Creature がうようよしていますね。
 近くにCastle を発見。Tatalia なのでてっきりFortress が出てくるものとばかり思っていましたが、Castle ということは、まだこの辺りはErathia の領地みたいですね。Adrienne の初期軍勢がFortress なので、軍の補充という面ではちょっと喰い合わせが良くないです。
 Castle ではありますが、守備軍はやはりアンデッド。まあ大したことないので、Inferno とLizardman の射撃で、無傷で攻略に成功します。これでまずは一息つけました。

 Hero を2人に増やして、さらに周囲を探索していきます。Vampire とかLich には気を遣いますが、野良Creature は油断しなければ大した問題にはなりません。でも、割と細かく入り組んだ地形になっていることと、マップ上にいるCreature の数が多めなので軍勢が少ない探索用Hero の活動が制限されてしまうことから、探索には時間がかかってしまいます。

 北西に進み、マップのほぼ中央にあった2つ目のCastle を攻略します。
 Castle の西にはGarrison があり、その向こうは沼地になっています。どうやらここがErathia とTatalia の国境のようですね。ただ、Garrison に駐留している守備隊が結構強いので、もう少し力を蓄えないといけないかもしれません。

 さらに、少し北に行ったところにあった3つ目のCastle も攻略します。その近くにもGarrison がありますが、ここの守備隊は南のGarrison の守備隊よりもさらに強力です。一応中立の旗が立っているのでBlue の進軍も防いでくれると信じて、しばらくは放置ですね。

 Garrison の向こう側でBlue のHero がちらちら見えるのが気になりますが、まずはErathia 側の探索を優先させることにして、主力部隊を率いたAdrienne はマップ東部を経由して、北東部へ。北東にあった4つ目のCastle を攻略します。



 3つ目と4つ目のCastle はちょっと距離が離れていて軍の補充が面倒なので、Adrienne には現有戦力+現地調達で北東部の探索を任せ、留守番部隊に軍勢を集めて南部から南西部へと侵攻していくことにします。
 Garrison を抜けた先にBlue のHero がいますが、それほど強くないので少し戦っただけですぐに逃げていってしまいました。ありゃ、あっさりしてるなぁ。
 Hero を2人にして、マップ南西部を探索します。南西隅と、やや中央寄りの2箇所に、中立のFortress を発見しますが、そのFortressに至るまでに強めの野良Creature を倒していかなくてはならないので、とりあえず放置。どうせならBlue の町を落とした方が効率いいですしね。

 で、南から侵攻していったのは良かったものの、敵の主力っぽいHero は北の方にわらわらとかたまっていたのでありました。
 Adrienne は北東から北部へと移動。ここにもGarrison があるのですが、この周辺にBlue のHero がワラワラとやってきました。なんとか1人は撃破しましたが、他にもう2人現われて、ちょっと対処しきれなくなってしまいました。4つ目のCastle はまだ開発途上ですし、軍勢の補充が追いつかないんですよね。
 仕方がないので、北東にあったCastle は放棄して、一旦退却することにしました。

 Blue のHero が北東になだれ込んでいった隙に、南から回りこんでいったHero で、北のGarrison の近くにあったBlue のFortress を奪取します。でも、あまりにも前線に近すぎますし、こちらの軍勢はCastle 中心で、Fortress では補充がキツイので、守り切るのは大変そうですね。
 北西部にあったCartographer で地図を購入したので、マップ上が全てクリアになりました。敵の所有している街は、北東のCastle の他には、北西の隅にあるFortress だけです。街の位置を確認することが出来たのに加えて、敵の動きを完全に把握できるようになったのが大きいです。
 ほどなく北のGarrison 近くにあったFortress は取り返されてしまいましたが、一連の戦果としては充分だったでしょう。



 北西部で小競り合いしている間に、Adrienne は本拠地で力を蓄え、北東のCastle を再奪取します。
 ついでに北東エリアにいたあんまり強くない敵Hero を端から撃破。敵はどうも、Hero の数が多すぎるのか、軍勢がかなり分散しているみたいですね。ほとんど消耗せずに、北東エリアを制圧してしまいます。

 勢いに乗じて、Adrienne はそのまま北西エリアになだれ込み、Garrison 近くのFortress を再奪取。残るのは北西隅のFortress のみで、すぐにでも撃破することはできるのですが、次のシナリオに引き継ぐために少しレペルアップ&スキルアップ。Fortress の前で雑魚Hero を潰す仕事にも飽きた頃、最後のFortress を落としてシナリオクリアとなりました。

 あれ? マップ上にはまだ野良アンデッドが残っているのですが、そいつらは倒さなくてもいいの?



 

 クリア日数は3ヶ月と3日で87日。ちょっとのんびりプレイしすぎたかもしれませんが、地形が入り組んでいたことと、マップの左半分がSwamp だったこともあって、Mサイズの割には手間がかかったような気がします。

 このキャンペーンではTatalia の人が主人公ということでFortress をメインに使っていくことになると思いきや、最初のシナリオではほとんどCastle の軍勢ばかりになってしまいました。「Restoration of Erathia」、「Armageddon's Blade」を通じて、ここまで最も使われていなかったのがFortress だったので楽しみにしていたのですが、ちょっと残念でしたね。次回以降の活躍に期待したいところです。



 ところでこのシナリオでは、ゲーム中に降ってくるコメントでTatalia やErathia、謎のDeath Knight などについてのストーリーが展開していくのですが、あまりにも膨大な量だったのでプレイリポートとは別に、ダイジェスト版でお届けします。

 Adrienne はアンデッドの脅威から逃れてきた地元民の一団と遭遇しました。ですが、家族や仲間がアンデッド化し、目の前で惨劇が繰り広げられため、相当混乱し、怯えきってしまっています。
 これはかなり深刻な事態になっているのではないかと察したAdrienne は、Tatalia とErathia の指導者に宛てて、協力して事態の収拾に当るよう手紙を書きます。Erathia には、新たな脅威が発生していることを知らせる警告を。Tatalia には当面の脅威はErathia に向いているけど、Erathia が落ちたらTatalia にも被害が及ぶので、Erathia と協力して事態の収拾を図るようにと。しかし、「Restoration of Erathia」において、Tatalia はどさくさに紛れてErathia の領土を掠め取ろうと画策するなど、両国間は必ずしも良好な関係ではないのでした。Tatalia 生まれで、Erathia に学んだAdrienne としては、なんとか両国に手を組んでもらいたいと思っているんですけどね。
 Adrienne の友人であり、信頼できるアドバイザーでもあるBaltron は、Erathia は協力を求めることはあっても、協力してくれることはないだろうと悲観的な見方をします。それでもAdrienne は、より多くの協力者を集めるために、僅かな可能性にでもかけるべきだと主張します。

 Tatalia に送ったメッセンジャーのうち、ただ1人だけが返ってきました。しかし彼の言によると、どうやらアンデッドの猛威は既にTatalia 領内にも広がっているようで、そのためにTatalia の指導者に事態を緊急に報告するのは困難とのことです。すなわち、Tatalia からの援軍は期待できないということですね。
 続いてErathia からもメッセンジャーが戻りますが、彼がもたらしたのも、これまた良くない報せでした。Erathia は現在、強力な武器を用いる恐ろしい獣たちの襲撃を受けており、Knight もCleric もその対処にかかりっきりになっているため、こちらの援軍に回す余裕はないとのことです。Adrienne は完全に孤立してしまっていますね。
 Erathia から良い返事が得られなかったことで、Baltron との仲もギクシャクしてしまいます。また、部隊内のErathian とTatalian (Castle のCreature とFortress のCreature ってことでしょうか?)との間にも、ケンカが発生してしまいます。そういった問題によって、Adrienne の心にも心労が溜まっていきます。

 時間はかかりましたが、ようやくTatalia からの公式な返答が返ってきます。しかしそれは色よいものではなく、Tatalia にはTatalia の問題があるので、その問題はAdrienne の方でどうにかしてよ、とのことです。結局問題の半分はErathia 領でのことなので、あんまり本気になれないようですね。
 さらにErathia からも、理不尽なメッセージが届きます。Erathia は戦争のために資金が必要なので、この地から税金を取ろうというのです。ですが今、この国境一体はアンデッド問題でそれどころではありません。メッセンジャー曰く、もし税金を取れずに戻ることになれば、彼は「国境付近でTatalia のWitch がなにやら行動を起こしていると報告しなくてはならない」と脅しをかけてきました。そんな報告をされたら、Erathia からの援助なんて期待できなくなってしまいます。しぶしぶAdrienne は、その税金を肩代わりして支払うのでありました。なんじゃそりゃー!

 しばらくして、敵のリーダーと目されるDeath Knight の目撃情報が寄せられるようになってきました。そのDeath Knight は黒い立派な軍馬に騎乗し、部下は彼の命令を忠実に遂行するとのことです。しかも悪いことに、Death Knight は徐々にTatalia 方面へと移動しているそうで、Adrienne もこの脅威に対抗する決意を新たにするのでした。
 しかしそのDeath Knight について、あまりにも情報が少ない。彼は何者で、何のために行動しているのか、その一切が謎に包まれているのです。そこでAdrienne は、各地にスカウトを飛ばし、情報収集することにしました。 
 そして遂に、Death Knight を追跡していたスカウトから、有力な情報が手に入りました。Death Knight の正体は、なんとあのLord Haart だったのです。Haart といえば、「Restoration of Erathia」においてGryphonheart 王を裏切った大悪人です。Haart は「For King and Country」にて命を落としているはずなのですが、どうやら彼が属していたカルト教団の手によって復活を遂げていたようです。そして今、Haart はカルト教団のメンバーから忠実なアンデッド軍団を育て上げ、強大な死の軍団を形成するに至ったのでした。

 といったところで次のシナリオに続く。あー、長かった。




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