私らしく、丁寧な暮らし

畑、野菜、料理、食育、絵本、子どもをテーマに自分らしい丁寧な暮らしについて、綴っていきます。
#丁寧な暮らし

戦いに敗れた戦士

2019-02-23 07:12:34 | 保育士
かるたをやっていた時の事。3歳女児1人と始めたかるたは、入れて〜と仲間が増えて、3〜5歳児5人程に。

仲間に入る前にも〇〇ちゃんは強いからダメ!な〜んてやり取りでヒトモメあったんですけどね。強いと言われた相手は、満更でもない顔で〇〇ちゃんって強い?と聞き返したりなんかして、でも入れてもらえない事が嫌で怒ってみたり。3歳児ってクルクルと表情が変化して面白いですよね。

めでたく、全員入れてもらえてかるたがスタート!何度もやっているかるただからか、5歳児だけでなく3歳児もすごいスピードでとるんです。こちらがびっくりしてしまいました。そして最後の1枚を取り終えて集計。

数えていたら同じ枚数になった!はずなのに、高さ比べで高さが違ったり…
集計の仕方もかわいい。
ただ本人たちは何にしても全力!
勝負事には負けたくない!
あの手、この手で勝ちをもぎ取ろうとするのです。
結果、どうしても太刀打ちできなかった子が負けを認める時が来たのです。
じゃあ、〇〇ちゃん負けね。という友だちの一言に、怒り心頭!
持っていたかるたを全部床に投げ、負けじゃないもん!と目に涙を浮かべて怒ります。

あ〜、ついに大人の出番か…。と話を聞きに行きます。
どうしたの?と声を掛けると、負けって言われた!と強く訴えます。
まぁまぁ負けたから仕方ないんだけどね…と思いながらも、言われたのが嫌だったね。と共感。そこからもしばらく抗議が続きますが、なるほど、うんうん。とひたすら聞く。

ひとしきり聞いた後で、たださ、かるたは投げて良かったんだっけ?の一言に素直にダメと。
自分で片付けようね。と言うと、暫く怒りと葛藤後、片付けてくれました。
片付けが終わった後は、気持ちの区切りがついたようで、また同じ友だちの輪に入って遊んでいました。

こうやって、たくさんの大人や友だちに思いを受け止めてもらいながら、大きくなっていくんだね。

全力で今を生きる姿がたくましい!



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