ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★光る「真昼岳」、目覚める里山

2017年04月02日 | 四季のたより

 4月に入って、田んぼの雪がようやく融け、一面土が顔を現しました。春が来たことを実感します。「仙北平野」の私の住む場所は、今年は雪が少なかったのですが、パソコンの日誌を開くと、昨年より10日程も遅い雪消えのようです。3月は暖かい日が多いと思っていましたので、なぜ田んぼの雪消えが遅かったのか、よくわかりません。

 1日、我が家の辺りは雲がかかっているのに、東の山並みには陽が射し込んで、眩しいくらいに輝いているので、カメラを持って撮影に出かけてみました。

 春先を思わせる青い山並みの中で、中央右寄り、一番高い「真昼岳」が白く光っているように見えます。今の時期は、木々に付着していた雪がすっかり融け、山襞が非常によくわかります。尾根や谷、小さなピークを見極めることができ、そのことで、山が非常に近く感じられます。

右端の白い頂が「女神山」です。左端には、閉鎖された「旧千畑スキー場」のゲレンデと、まっすぐ山にかけ上るゴンドラのケーブル跡が見て取れます。先日、スキー場跡の麓に行こうとしたら、途中から通行止めになっていました。雪の季節にここを登れないとすると、少し残念な気がします。 

 この写真を撮って、車に戻ろうと向きを変えると、近くの山(「四ツ屋松倉」の山)にも陽が当たっているので、カメラを向けてみました。

 写真中央の遠くの山は、まだ青白く霞んで見えますが、近くの里山は雪がほとんど融けたようです。そして、陽射しの影響もあるかもしれませんが、木々の枝が薄い赤紫に色づいてきております。木の芽が出始める頃のほんのりした山の色です。

 やがて若葉の時節になりますが、開き始めの頃の葉の色は、樹種ごとに全部違います。「春もみじ」という言葉がありますが、やがて、山は、茶っぽい色に、こんなに多く種類があるのかと思ってしまう様々な緑に覆われます。

 その後、葉が十分成長すると、濃い緑一色に変っていきます。私は、柔らかでしっとりした山の彩りが見られる季節が一番好きです。その時期になったら、また「四季のたより」として投稿したいと思います。


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