ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧中仙町豊岡を往く(その1)

2020年09月02日 | 旧中仙町を往く

<歩いたところのログ図>

歩いた日:2020年8月3日(月)

●歩いた所

 ・豊岡:杉ケ崎、椿、中荒井野、中荒井、上野、高野

 ・栗沢:北野、伊勢ノ腰、社前、下村、一本木、白岩街道ノ下

●歩いた位置

●歩いたログ(足跡)(道のり6.3km)

(以上の地図:国土地理院)

 この3月に、「旧中仙町」の「豊川」から「豊岡」にまたがる所を歩き、ブログに掲載しました(「旧中仙町豊川・豊岡を往く」)が、今回はその東隣の、「東山」の麓を歩いて来ました。

 ところで、これまでに何度か出会った「田沢疎水」の幹線用水路に、今回も出会いました。ログ地図の中央やや右寄りを南北に走る大きな水路がそれです。地図にはさらに、「田沢疎水」の西側に「仙北平野」の幹線用水路が描かれておりますが、右端の山中にも点線と実線で水路が書き込まれております。これは「第二田沢」の幹線用水路です。狭い範囲のログ地図に三本の用水路を見るのは初めてのことです。

 これらは、水不足のため一部しか開田できず、広大な原野が広がっていた「仙北平野」の東部を穀倉地帯に変えた三大用水路です。とりわけ「第二田沢」は、点線が示すように山を穿って水路を通した部分が相当あり、これによって山際まで田んぼを拓くことが可能になりました。

 それでは本文に入ります。

 「豊岡杉ケ崎」にある「豊成中学校」には、3月に歩いた時は近くから眺めながら時間がなくて立ち寄らないでしまった。今回はその中学校を目指して車を走らせる。野球場のバックネット裏に空地があるので、そこに車を停めてスタート。まずは学校の正門に向かう。

📷001:「杉ケ崎」:「豊成中学校」

 左手の門柱に「豊成中学校」の文字が見える。奥のとんがり屋根は体育館、校門左手の建物は歩いて来るときに中を見ると譜面台を並べてあるので音楽室のようだ。

 「豊成中学校」のHPを見ると、学校はS28年に、「柏木野」と呼ばれた原野であったこの地に創立された、とある。「田沢疎水」はすでに開通していたものの、この辺りはまだ田んぼが拓かれていなかったようだ。

 なお、HPには生徒数が49人で、中学校総体の記事の中に「今年度閉校する本校にとっても最後の夏の総体となりました」ともある。これまで統合することなく70年近い歴史を重ねて来た学校が閉じられるのは、地域の人々にとってはこの上なく寂しいことだろう。

 校門前から北に少し行ったところの十字路で右折し、「県道306号」を東に向かう。

📷002:「杉ケ崎」の一角

 3月に「豊岡」を歩いた時は、奥から来てカーブミラーのところで県道から分かれて右手に進んで引き返した。

 東にしばらく進み、集落に入る手前の十字路で振り返る。

📷003:「中荒井野」から「杉ケ崎」方面を望む

 道奥左手は「杉ケ崎」だが、右手の家々は「椿」である。「豊成中学校」は左手前の家の奥辺りになるようだ。

(その2に続く)


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