はじめまして。ブログを開設して初めての投稿です。少し緊張しております。
掲げた写真は、大仙市旧中仙町にある「八乙女山」から仙北平野を眺めた風景です。玉川のほとりにあるこの山の標高は100mほどですが、平野を眺めるにはちょうどよい高さで、田んぼの中に屋敷林と家々が島のように浮かんでいる眺めは、心を和ませてくれます。
定年退職して、ふるさとの大仙市に戻ってしばらく経ちます。戻ってからは、真昼岳や駒ヶ岳などのほか、姫神山(大平山)や大台スキー場など、平野を眺望できる近くの山(丘?)歩きを楽しんできました。
また、山歩きの足慣らしのため、自分の家の近くをウオーキングもしておりましたが、そんな時、ふるさとの様々な風景、例えば、連なる山々、集落の家並、屋敷林、社、路傍の石碑などを眺めると、子供の頃の記憶が呼び覚まされるような懐かしさと、なぜか新鮮さが感じられました。年齢のせいかも知れません。
そんな折、山歩きで使っていた古いGPSを失くしてしまい、新たに、リストバンド型の小さなGPSを買い求めることにしました。また、そのデータをパソコンに転送して、地図上に表示できる「カシミール3D」というソフトがあることを知り、さっそく入手しました。
こうして、GPSとデジカメを持ってウオーキングに出かけ、歩いた軌跡(ログ)と主な撮影ポイントを表示した地図、コメントを付けた写真がたまってくると、ウオーキングが一層楽しくなり、「ウオーキング記」のようなものを書き綴ってみたいと思うようになりました。
次の画像は、「八乙女山」を訪れた日のログ(赤い線)と撮影ポイントを表した地図で、冒頭の写真は、「003」位の置で写したものです。地図上のカメラの向きは、撮影した方向です。「P」は車を止めた場所です。
(地図:国土地理院HPからダウンロード)
こんな画像が何度も見ているうちに、「仙北平野」をくまなく歩き回って、「仙北平野」の地図を赤い線でいっぱいにしてみたい思いがわいてきて、今年の春先から、車であちこちに出かけては、歩きまわることを始めました。このため、山歩きに行く回数が減ってしまいましたが、止めたわけではありません。地図上に赤いログが少しずつ伸びて行くのを眺め、今度はどこを歩こうかと考えるのも楽しいことです。
ところで、ウオーキングの時に私が眺めた景色、写した写真は、いわゆる絶景などではなく、どこにでもあるありふれた風景かもしれません。しかし、そこに、私と同じように、懐かしさ、新鮮さを感じてくれる人がいるかも知れない、とりわけ、「仙北平野」をふるさとにもち、今は遠く離れて生活している方々には、ふるさとの道、山、川、集落のたたずまいなどの写真や私の拙い文章でも、喜んでいただけるのではないか、そんな考えもわいてきて、このブログを開設することを思い立ちました。
ブログには、上に掲げたような、赤いログと撮影ポイントを入れた地図、写真と、ウオーキング中に出会ったこと、感じたこと、考えたことなどをエッセイ風に綴った文章を掲載する予定です。あまり頻繁には更新できないかも知れませんが、「仙北平野を歩き尽す」までという思いで続けていきたいと考えております。
どこに出かけるかは全くの気まぐれ(傾向としては、それ以前に歩いた隣のところへ出かけることが多いですが)で、どこの記事をブログに掲載するかもその時の気分次第です。
少し長い文になってしまいましたが、もう一つ書きたいことがあります。それは「航空(空中)写真」についてです。ログ地図を作成するため、国土地理院のHPにアクセスしている最中に、昭和23年以降の航空写真を無料でダウンロードできることを知りました。そこで、試しに昭和23年の自宅付近の写真を見てみました。そこには、私の記憶にはないが、子供の頃親に聞いた通りの曲がりくねった古い道が写っており、びっくりし感動もしました。歩いたところの古い航空写真を眺めるのも楽しみ一つです。航空写真に何か面白いこと、発見したことなどがあった時は、それもブログに掲載したいと思っております。
次回から、さっそく「仙北平野」を歩いた記事を掲載したいと思います。また、時々は「季節のたより」のような記事もアップする予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
(追伸)このブログを読まれた方で、是非この地域を歩いて掲載してほしいと思われた方は、ご連絡いただければ、できるだけご希望に沿いたいと思います。
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