前日(18日)の午後から次第に青空が広がった「仙北平野」は、夜になって放射冷却により気温がどんどん下がり、翌19日朝、郵便受けに新聞を取りに行くと、中に置いてある温度計が-11度の最低気温を示しており、この冬一番の冷え込みとなりました。
朝9時頃まで、外は厚い霧に覆われておりましたが、日射により気温が高くになるにつれて霧が少しずつ薄れてくると、光り輝くような雪景色が広がり始めました。その景色に引かれ、前日に続いてカメラを手に出かけました。
まずは、「旧神岡町神宮寺」の田んぼ中から、また「東山」を望みました。
「玉川」越しに見た「真昼岳」です。
霞んで見える木立は「玉川」の河川敷に生い茂る木立で、木立とともに一段高くなっている堤防も見えます。
時刻は10時近くだったと思いますが、霧が完全に上がりきらず、まだ冷気がピーン張りつめているような感じです。
反対側の「西山」を望みます。
左奥が「姫神山」、右手前が「神宮寺岳」です。その下は「国道13号線」の「「神宮寺バイパス」」が「奥羽本線(秋田新幹線)」を越える跨線橋です。
中腹にかかる霧は、「西山」の裾を流れる「雄物川」の川霧です。霧はまだ気温がかなり低いことの証のようです。
また車で移動して、「旧大曲市四ツ屋」にある「田沢湖線」の「四ツ屋駅」近くの跨線橋上から東を望みました。
中央の雪山は「秋田駒ケ岳」です。「女岳」の周りを外輪山が連なっているのが見えます。その上の雲は風に吹かれているような姿です。
右端にも白い山が見えます。「岩手山」です。冬は、特に気象条件に恵まれないと見ることができません。
跨線橋をうろうろしていたら、下を「秋田新幹線こまち」が通過しました。撮る準備をしていなかったので、ただ見送るだけになってしまいました。雪煙をあげる「こまち」とともにこの風景を切り取ることができたら、映える写真になったろうに!、と残念に思いました。
跨線橋から少し下りたところで、もう一度「真昼岳」です。
10時をだいぶ過ぎて、霧はすっかり上がりました。
この11月の誕生日を過ぎて後期高齢者になり、冬の厳しい寒さは身に堪えますが、その寒さが来なければこんな雪景色を見ることができません。雪もまたいいものだと思い直しております。
(終わり)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます