ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★歩くスキーで春を探す(その2)

2017年03月20日 | 四季のたより

●歩いた日:2017311日(土)

●歩いた足跡(ログ)(道のり:6.0km

(以上の地図:国土地理院)

 小川の上流に向って進むと、小さな祠がある。そばに「恵比須堂小公園」の看板があるので、祠は「恵比須堂」というのであろう。また、「明治天皇御巡幸の地」の石碑と、白い標柱も建つ。

📷004:「玉川」小渡し渡船場

 天皇御巡幸の地、渡船場ということは、ここが往時の街道筋に当たることになる。ちなみ、地図上で、「花館」の街中の通りをまっすぐ伸ばすとこの辺になる。

 標柱には、「現在の玉川は、1634年(江戸時代初期)に神宮寺地内の流れを掘り替えしたものである。大渡しは玉川本流、小渡しは玉川支流に設けられた渡船場である」と書かれている。

 今は広い河川敷の中の、忘れられたような場所になっている。

 さらに進んでいくと、雪に覆われているが、堤防から下りる道が、小川を越えて「玉川橋」と並行して北に延びているので、そちらに向かう。

📷005:「玉川橋」を見上げる

 「玉川橋」を下から見上げた人はあまりいないと思われるので、カメラを向けてみる。

 地図には、「玉川橋」が3本架かっている。左側の白い線が古い橋で、右側の新しい橋が開通してからもしばらく歩行者・自転車用として使われていたが、今は撤去されて無い。 橋の歩道を通る人が、スキーを着けて歩いている私を珍しそうに見ている、気がする。

 橋沿いに進むと(ログが輪になっているところ)、ある、ある、「ネコヤナギ」がある。勇んでカメラに収める。ついでにアップも撮る。

 「ネコヤナギ」を見ると、いつものことながら、春がすぐそこまで来ていることを実感する。 赤茶色の殻から、わずかに芽をのぞかせているのも良い。

 上を見上げると、細い枝に銀白色の繭玉が連なっているようで、春の陽射しを受けて、青空の中に輝いている。これを見て、昔、餅を小さく千切って木の枝に着ける正月飾りがあったことを思い出す。あの飾りは、「ネコヤナギ」に見立てて、春を待つ気持ちを表したものではなかったのか、などと思ってしまう。

📷006:「玉川」の鉄橋

 さらに進んで、「玉川」の岸のところで橋の下に鉄橋がのぞかれる。普段はなかなか見られない光景なのでカメラに収める。新幹線「スーパーこまち」が通過する瞬間を撮れば絵になるかなと思う。

 川原には、なにか動物がいるらしく、雪に足跡がついている。

(その3に続く)


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