ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧千畑町畑屋を往く-3(その5)

2022年07月22日 | 旧千畑町を往く

<「川端」の風景>


●歩いた日:2022年6月11日(土)

●歩いた所

 ・上野田(旧仙北町高梨):道合、水口、川端

 ・安城寺:太田、島田

 ・中 野:沖田、足掛、砂館、打上、川原

 ・土崎(旧千畑町千屋):久保田

 ●歩いたログ(足跡)(道のり6.3km)


(以上の地図:国土地理院)

 「横関橋」(📷011のすぐ北)から引き返して、用水路沿いの道をまた西に向かう。道が用水路と分かれる辺りで振り返る。

📸012:「久保田」の一角


 写る家々は「久保田」。奥に「山崎ダイカスト」の建物が見える。

 「久保」は「窪」のことで、この辺りが「丸子川」沿いの低地であることに由来するのであろう。

 田んぼ中を少し進んで行く手を望む。

📸:013:「久保田」の一角2


 道端に立つ青い看板(「仙北地域」と書かれている)は📷001にも写っていたが、境界を示すもので、その向こう側は「大仙市(旧仙北町)」の「上野田」である。道正面の家は「川端」、左手の家は「水口」のようだ。これらの地名も「丸子川」に関連したものだ。

 道左手の「水口」の家だが、明らかに田んぼより一段高い所に建っている。川沿いの低地に盛土した屋敷のように見える。

 正面の家を過ぎたところで、また行く手を望む。

📸014:「川端」の風景


 左端奥、道沿いに我が愛車が写る。その右手は「川端」の集落。家々の向こう側の道を、前回の「旧仙北町高梨を往く-7」で右から左に歩いたところ。

 家々や木立の影が、田植え後間もない田んぼの水面に映って、農村ならではの風景である。

 爽やかな天気のもと、爽やかな気分でぐるっと一回りして車に戻る。

 最後に、歩いた所の、今と昔の航空写真をご覧いただく。まずはH28年の写真。


 夏の、田んぼの緑が一番濃い時期の写真。右下から左上へ「丸子川」、右下から中段にかけて「県道11号」が写る。

 右上に「丸子川頭首工」があり、そこから取り入れた水が流れる用水路が西へ延びている。

 左上の「P」が車を停めた場所で、歩いた道筋を黄色線でなぞった。

 スタートしてまもなく越えた用水路沿いの家「A」、および「B」、「C」、「D」の家に留意しておいてほしい。この後に見るS23年の写真と比べると、田んぼが区画整理される前の道筋は、「A」から「D」をつないだ赤紫の線で、「C」と「D」の間だけは昔の道筋が残されていることがわかる。

 「県道11号」の東側、薄いピンク色線で囲んだところには、現在、園芸用ハウスがびっしり建ち並んでいるが、H28年当時は一面の田んぼで、ハウス団地は最近できたようだ。

 「横関橋」の西側、「丸子川」沿いに、写真にも写っていた大きな林が広がっている。

(その6に続く)


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