てんくんのお気楽日記

気が向いたら書く健忘日記

俺🐾つしま

2020-11-02 | 読書

2020年11月2日(月)

とても楽しみにしていた本が

Cat'sMeowBooks

さんから届いた

保護猫を「猫店員」

売り上げの一部を保護猫団体へ寄付

という素敵なコンセプト

Twitterで知り

初めて購入したのは

猫歌人 仁尾 智さんの

「猫のいる家に帰りたい」

何度も何度も繰り返し読んでは涙

猫への愛が溢れる本です

2度目の購入だったのに

おっちょこちょいの私は支払いに失敗

その分は寄付にとご連絡したけど

届いた本と一緒にコーヒーが・・・

申し訳ない・・・

ありがたく頂きました

お店にも行ってみたい


使徒ペテロ

2017-01-09 | 読書

湊 かなえ

往復書簡

中学時代の忌まわしい出来事に記憶喪失に

なっている女性が15年後に起きた事件が

切っ掛けで過去の記憶が蘇ってくる・・・

その記憶に重要なのが恋人との手紙の

やり取りとなる

サファイア

真珠/ルビー/ダイヤモンド/猫目石

/ムーンストン/サファイア/ガーネット

7つの短編集

ルビーとムーンストン以外は切ない物語

花の鎖

親子孫の3代に渡る物語

祖母の秘密から両親の事がわかり

そして祖父の死の真相も明らかに・・・

孫の代でやっと溜飲を下げる事が出来た

なかなかわかりずらかったが面白かった

母性

母親と娘のそれぞれの思いが交互に

語られるが、母親が恐ろしく酷く自分勝手な

人間過ぎて、母性とは母親なら誰もが持つ

訳ではない事を改めて感じさせる作品だった

境遇

養護施設で育った2人が大人になり

30年前の殺人事件の加害者家族と

被害者家族という立場の誤解から

それぞれの人生がめちゃくちゃになって

いく様が描かれている

伊坂 幸太郎

死神の精度

死神が主人公の短編集

死期が決まった人達の元へ一週間

査定をしにやってくる

表題とは違い

結構軽い感じのストーリー

ジャイロスコープ

7つの短編集

伊坂ワールド前回な話ばかりで

全て短編とは思えないぐらい話が広がる

アヒルと鴨のコインロッカー

現在と過去が交互に語られるが

現在と過去に出てくる登場人物が重なるし

少し訳がわからなくなるが、それもまた

面白い

もしかして私の勘違い?

この人は結局誰?

とか思いながら結末まで行くので

飽きさせない

バイバイ・ブラックバード

同時に訳アリな女性達と付き合ってた

主人公が巨漢の女性と一緒に

お別れ行脚をする

これがめっちゃ面白い

すっとぼけた主人公なんだけど

何だか憎めない

そして巨漢の女性が非常識なようで

意外と合ってるような気になる

スティーヴン・キング

悪霊の島」上・下

不慮の大事故で命は助かったが

片腕を失った主人公が孤島の一軒の家に

導かれて住み始め、憑りつかれた様に

絵を描きまくる

キング節満載のモダンホラー

東野 圭吾

ナミヤ雑貨店

廃屋のナミヤ雑貨店に隠れる三人組が

ポストへ投函された手紙に悩みが書かれて

いるのを見て、それに対しての回答を

牛乳ポストへ入れる・・・

短編じゃないんだんだけど

相談者の話単位になってる

なんだか不思議だけど面白かった

奥田 英朗

噂の女

短編の様に見えて全部同じ女性の話

〇〇の女という題で10の話

どんどん強かで悪女の匂いがプンプンする

噂の女が気になって気になって(笑)

凄く面白かった

純平、考え直せ

ヤクザの兄貴に憧れ舎弟になった純平が

鉄砲玉になる前の楽しい思い出作りの話

気の良い(イケメン)の若者純平は新宿で

様々な人達と出会い、皆から心配される

何だかホッコリした素敵な話だった(笑)

畠中 恵

すえずえ

シリーズ第13弾

幼馴染の栄吉に嫁取りの話が出る中

ついに若旦那にも数多の結婚話が・・・

ヌクヌクと居心地が良かった長崎屋の

離れに不穏な空気が流れる

妖達はいったどうなる!?

宮部 みゆき

泣き童子

三島屋百物語

今回は6つの物語

宮部さんらしい切ない至極の物語

ホロリと泣ける物語はどれも素晴らしい

ペテロの葬列

杉村三郎シリーズ第3弾

・・・物凄く後味の悪い物語でした

宮部さんらしく、柔らかい様で凄く悪意のある

出来事や人物をさらりと描いている

いつも事件に巻き込まれ嫌な思いばかり

する主人公が今回は最悪の仕打ちに合う

読んでいて気分が沈んでいく・・・


ささらほうさら

2016-04-08 | 読書

大沢 在昌

ニッポン泥棒」上・下

突飛な話なんだけど、引き込まれた

普通の初老のおじさんがなぜかヒーローな

感じに・・・

途中からカッコ良すぎなのが気になった(笑)

やぶへび

これも大沢さんっぽい(笑)

情けないけど男気のある主人公に

あっという間に読み進む

情けなければ情けないほど面白い

東野 圭吾

マスカレード・ホテル

連続殺人の次のターゲットは高級ホテル

潜入捜査の刑事とプロのフロントクラーク

2人のやり取りが軽妙で軽く読める

松本 清張

Dの複合

ちょっと読むのに苦労する(笑)

古代史、民族話と小難しい話が満載

でも、話が面白いので引き込まれた

高台の家

なんとも不思議な話が2

真保 裕一

アマルフィ

自分達の言い分のみで、関係ない子供を

テパートに行こう

これ好き♪

なんだかドタバタでギャグ満載

人間模様は人情系なんだけ笑いが勝

横山 秀夫

クライマーズ・ハイ

一言でいうならこの主人公は嫌い

なんか・・・生理的にムリ

でも、自分に似てるかも(笑)

似てるから嫌いなんだね

ディーン・R・クーンツ

バット・プレース

クーンツはやっぱり凄い

眠ってる間にどこかへ消える男

そして記憶や、体に異変が・・・

男を追う悪魔の様な人物の正体が

明らかに・・・

スティーヴン・キング

ドロレス・クレイボーン

長い長い告白

遠い昔の完全犯罪

それを告げるきっかけが殺人容疑だった・・・

貴志 祐介

狐火の家

防犯コンサルトと美人弁護士が殺人の

謎を解く

軽~く読める

硝子のハンマー

防犯コンサルタントと弁護士コンビが

ありえない殺害方法を暴く

湊 かなえ

Nのために

誤解や思い込みが絡み合い複雑な

心のすれ違いとなり殺人事件が起こる・・・

小野 不由美

残穢

家の中に何かがいる・・・

あるエリアが不吉な場所となっていると

思われていたが、場所じゃなく

移動するのか・・・

角田 光代

紙の月

悲しい女性の物語

心が乾いてる・・・

心が空っぽ・・・

彼女の人生はなんだったんだろう・・・

畠中 恵

たぶんねこ

やっと文庫が出た!

若旦那や妖たちにまた会えて嬉しい

宮部 みゆき

桜ほうさら」上・下

涙無くては読めなかった・・・

心優しく、誰よりも心の強かった父に

似た笙さん

人は力が強ければ、人よりも上に立てば

強いというものではない事を父から

自然に学んでいた・・・

人の本当の強さは人に寄り添える

人を慮れる心の強さだと思う

私も笙さんの父上の様な人になれれば

良いけど・・・


パラドックス

2015-06-08 | 読書

眉村 卓

疲れた社員たち

短篇集

不思議な不思議な短編がギッシリ

サラリーマンの悲哀も異次元に行けば

また別の境遇に・・・

至極の1冊

柴田 よしき

竜の涙

「ふたたびの虹」の続編のような感じ

都会の真ん中で、心がホットとする

おばんざい屋

立ち退き問題が持ち上がり悩む女将

そこへ集う客達もまた悩みが・・・

畠中 恵

ちょらちょら

江戸留守居役の兄が突然の自害

何もわからないまま後を引き継いだ次男坊

武士にとって厳しい江戸時代

武士の矜持が切なくなる

若様組まいる

元旗本の若殿様

暮らしの為、元家臣の為に己の夢や希望は

我慢して安定の為に巡査になる決心をした

若様たちの苦労が切ないが、若さが苦労を

跳ね飛ばす爽やかな話

綾辻 行人

殺人方程式

どんどん橋おちた

霧越邸殺人事件

時計館の殺人事件

何だかんだとサクッと読めるもんで読んでます

殺人事件が起こり、犯人は誰だ!

どうやって殺したのか?

と推理

伊坂 幸太郎

チルドレン

短篇連作集

トラブルメーカーの陣内がなんだか良い

めちゃくちゃなんだけど、救われる

オー!ファーザー

4人の父親を持つ由紀夫

この4人の父親が凄く魅力的

あたしも欲しい(笑)

湊 かなえ

贖罪

田舎町で少女が殺された

一緒に居た同級生の4人のその後の人生

悲劇は続いていた

夜行観覧車

高級住宅地に住む人たちの心の闇

すれ違う思いが悲劇を生む

心が壊れてる人の描写はぴか一

少女

思春期の少女の残酷さと

危うい心のバランス

子供ってホント残酷だわ

スティーヴン・キング

ダーク・ハーフ」上・下

子供の頃からの夢だった小説家となった

主人公に不思議な悲劇が起こる

ペンネームが実体をもち殺人を犯す・・・

ディーン・クーンツ

悪魔は夜はばたく

霊能力者メアリーは幼い頃の記憶が

閉ざされている

連続殺人犯を霊視すると、閉ざされた記憶が

関係してるのを感じ、犯人を捜す事を躊躇う

マンハッタン魔の北壁

自分を他人よりも優れていると思い込んだ

精神を病んでいる犯人に狙われた

透視能力者の主人公が恋人と戦いを挑む

東野 圭吾

パラドックス13

3月13日13時13分13秒

P-13という現象が起こった・・・

SF

面白かったっ

この現象に巻き込まれた13人が過酷な状況

で、生と死を考える

色々な事情を抱えた人たちの事情が

明かされ、何故異空間に来たのか謎が解ける


ソロモンの偽証が面白い

2015-03-25 | 読書

伊坂 幸太郎

SOSの猿

人が発するSOSを見過ごせない男

原因が気になる男

伊坂ワールドが面白い

不思議と繋がっていく

終末のフール

世界が滅亡すると言われた後の

愚かでない人々の残りの人生の過ごし方

何だか良い話だった

歌野 晶午

葉桜の季節に君を想うということ

何だかNetで調べたら評判が良かった

地下鉄に飛び込もうとした女性を助けた

ことが縁でサギ事件に巻き込まれていく

最後にあっと驚く事実が・・・

って感じだがあまり面白くなかった

麻耶 雄嵩

隻眼の少女

この本もNetで調べて評判が・・・

寒村で少女の殺人事件に巻き込まれた

主人公を助けたのは、母親も有名な探偵で

後を継ぐべく探偵修行をしている美少女

わりと面白いと思いきや途中から今一

松本 清張

水の肌

短編5編

三億円事件の短編も収録されていて

読み応え十分

流石清張

百田 尚樹

モンスター

絶世の美女のレストラン経営者は

暗い過去が・・・

醜い以上に奇怪な顔に生まれた彼女は

美容整形をして誰もが羨む美女に生まれ

変わった

そして彼女の望みとは・・・

女性にとって顔とは人生を変えてしまう程

重要なものなんだね・・・

大沢 在昌

暗黒旅人

売れない作家と売れない女優

樹海に入り命を絶とうとしたが・・・

使命を果たせば望みを叶えると謎の老人から

言われ成功を手に入れた。

そして使命を果たす時が来た

綾辻 行人

殺人鬼

殺人鬼2

初めて綾辻さんの小説を読んでみた

読み始めから13日の金曜日を思い出した

スプラッターが激しい小説

久しぶりに凄い描写である意味爽快(笑)

乃南 アサ

自白

懐かしい昭和な刑事さんの短編集

鬼刑事と呼ばれたたたき上げの刑事が

人間味溢れる活躍で事件を解決していく

角田 光代

ロック母

短編集

何だかすっきりしない話ばかりの短編

表題のロック母は未婚で子供が出来て

生む覚悟もないまま故郷へ帰り子供を

生む女性の話

何だか嫌い(笑)

湊 かなえ

白雪姫殺人事件

人間のリアルな恐ろしさや愚かさを書かせたら

一番では?と想う最近好きな湊さん

PCや似非記者や匿名で人の中傷を平気で

垂れ流す人々のバカぶりが炸裂

人って怖いわ~ 愚かだわ~

宮部 みゆき

ソロモンの偽証」1~6

久しぶりの宮部さんの長編

超ーーー面白かった

誰が彼を殺したのか?

いや彼は自殺なのか?

中学生が中学生とは思えない方法で

自分達で真実を解き明かしていく