・乃南 アサ
「ウツボカズラの夢」
凄く嫌じゃないんだけど、ジワジワと
嫌悪感が増す話
この主人公どうにも共感出来ない
嫌な女だ
積極的じゃないけど、人の人生を
狂わせる
そしてそれをなんとも思わない
恐ろしい性格
女は怖い
「ピリオド」
この話も同じ
ジワジワ嫌悪感が・・・
周りの身勝手な人に、振り回されている様に
見える主人公
でも、主人公に共感出来ない
何故?
主人公の様な人が、きっと一番性格が
悪いのかもと思うから
「再生の朝」
バスジャックされた特異な状況で
人の本性が出る
自分だったらどんな行動を取るだろう・・・
・江國 香里
「すいかの匂い」
短編集
子供の頃の夏のお話
子供らしくないお話で、少し居心地の悪い
気持ちになる
なんだかこんな子供は嫌い
・小川 洋子
「まぶた」
不気味な短編集
印象深かったのは
「飛行機で眠るのは難しい」
「リンデンバウム通りの双子」
少し切なくなるお話だった
両方ともお年寄りのお話。
「バックストローク」
不思議な話だけど、何だか引き込まれる
・角田 光代
「夜をゆく飛行機」
矢島酒店の4姉妹とその家族の話
下町の昔懐かしい家族のドタバタ
でも、決して微笑ましいだけじゃない
家族だからウザイ
家族だから許せない
家族だから心が離れる時もある
・東野 圭吾
「プラチナデータ」
DNAの情報から、犯人を特定するという
システムを構築した
天才数学者とその兄が殺害された
その犯人を示すDNAが示したのは・・・
軽く読める推理物
・伊坂 幸太郎
「ラッシュライフ」
5人に起こった出来事が見事に
絡み合って1つの物語に
それぞれの話も面白く、後から
「あ~なるほどそこ!」って
思うのも面白かった
・雫井 脩介
「つばさものがたり」
亡くなったお父さんの夢だった
ケーキ屋さんを開く夢を引き
継いでパティシエになった小麦
夢半ばで病に冒され、母の為に
強引にお店を開くが上手く
行かない・・・
甥っ子には、天使が見えるという
ファンタジー系
自分の事より家族の為に頑張る
小麦が切ない
「殺気」
子供の頃に拉致監禁された経験のある
主人公は、ある日殺気を感じることが
出来る事に気がつく
その特殊な能力を使って過去の自分の
事件の真相に近づいていく
・大沢 在昌
「黒の狩人」上・下
久しぶりの大沢在昌
好きな、狩人シリーズの第3弾
中国人ばかり連続で殺される事件を追う
新宿署の佐江と、通訳として相棒を
務めることになった中国人の毛
スピード感のある話にあっと言う間に
引き込まれる
・高野 和明
「ジェノサイド」上・下
ジェノサイド=集団殺戮
賛否両論のあるこの小説
私はとても面白かった
日本人傭兵が余りにも悪く描かれていて
少し嫌な気分になったが、偽善者じゃない
って思えばそれほど悪い役でもなかったかな
アメリカ人傭兵はアメリカ人っぽく偽善者
自分達の中の大義名分が
全人類に共通するかの様な
思い上がった考え方が如実に
現れていて気分が悪い
新人類が旧人類を滅ぼしてしまっても
全く問題ないね(笑)
薬の研究をした大学生は少し
現実離れしてるけど・・・
しかも何故日本人と韓国人?
別に韓国人でも問題ないけどチョット
何かの意図を感じるのは
気のせいだろうか
・村上 春樹
「東京奇憚集」
日常になさそうでありそうな不思議な
短編集
一番最後の話は日常には
無いけどね(笑)
「ねじまき鳥クロニクル
第1部 泥棒かささぎ編」
「ねじまき鳥クロニクル
第2部 予言する鳥編 」
「ねじまき鳥クロニクル
第3部 鳥刺し男編」
読んだ本は全て、なんとも不思議な世界観
「海辺のカフカ」
「1Q84」
どちらも不思議な世界だった
「ねじまき鳥クロニクル」も謎が多く
話に引き込まれた
「1Q84」にも出てくる牛河が
この作品に出てた
牛河はやっぱり不快感が募る(笑)
「1Q84」よりはマシだったけど
この不思議な世界観が・・・
結構ハマル
村上春樹の本を読むと、別の世界へ
行ける気がするから
面白いわ~