てんくんのお気楽日記

気が向いたら書く健忘日記

ベガスに行きたい!!

2012-12-05 | 読書

 文緒

カペラ」新潮100冊

3作品の短編

3作品とも繊細な心の動きを描写した話

アカペラはちょっと後味の悪い話・・・

かな(汗) その他はありそうなお話

唯川 恵

100万回の言い訳」新潮100冊

何が・・・というこれと言った出来事もない

のに夫婦の間に違う空気が生まれ

流れていく・・・

人は所詮、一番好きなのは自分なんだと

いうこと(笑)

誉田 哲也

アクセス」新潮100冊

ホラーな感じの話だった

携帯電話の恐怖

ただほど怖いものはない

越谷 オサム

陽だまりの彼女」新潮100冊

凄く淡淡と日常が進む中、恋人から

夫婦になった中学の同級生のカップル・・・

中盤から後半にかけて思わせぶりな

展開になって最後

心が暖かくなった

谷崎 潤一

春琴抄」新潮100冊

究極の愛

この一言につきる

無償の愛とは・・・

考えさせられた~

三浦 しをん

きみはポラリス」新潮100冊

短編集

なかなかシュールな話もあったりで

割とサクサク読めた

いかにもな恋愛モノも何編かあったけど

春太の毎日は好き

杉浦 日向子

一日江戸人」新潮100冊

凄く面白かった~

江戸っ子って素敵(笑)

タイムマシンがあったら、絶対江戸に

行って住んでみたい

伊坂 幸太郎

砂漠」新潮100冊

大学生の仲が良いのか何だかもわからない

5人組

色々な出来事を一緒に経験して行くうちに

友情も本物になっていく・・・

柴田 よしき

星の海を君と泳ごう

SFでびっくりした

柴田よしきっぽいと言われれば

そんな感じも(笑)

何気に面白かった

夜夢

ホラー短編集

結構、ぞっとする話が多数

特に女って怖いっ

残響

辛く凄惨な過去を持つジャズシンガーの杏子

過去の声が聞こえるという

特殊な能力の為に今も苦しめられている

でも、杏子の性格にイライラ(笑)

乃南 アサ

いつか陽のあたる場所で

刑務所で知り合った2人は、都会の片隅で

懸命に人生をやり直している

ひっそりと生きたい芭子と、自分達は過去を

償ったのだからと前向きに明るく生きようと

する綾香

犯罪者だから、前向きに生きちゃいけないとは

思わない

己むに己まれず犯罪を犯す場合もある

あるとは思うが、償ったのだからと声高に言う

綾香には共感できない

已むに・・・は犯罪者側の気持ちであって

被害者の気持ちになれば

到底受け入れられないと思うから・・・

この問題は第三者には語れないのかも

暗鬼

恐ろしい話だった・・・

宗教がかってる感じがして、嫌な気持ちで

読んだ

主人公が無力感に包まれて、どんどん

落ちて行くのを見るのが辛かった・・・

ライ

パソコン通信の罠

顔が見えない名前も、住所もわからない

匿名の世界の恐ろしさを描いている

浅田 次郎

オー・マイ・ガー

超~ ラスベガスに行って、大金持ちに

なりたくなった(笑)

やっぱ面白い浅田次郎

元気が出る

悲惨な話も面白く描かれて元気がでる(笑)

でも、ホロリともするところが絶品


子供に帰った

2012-09-02 | 読書

マーク・トゥエイン

トム・ソーヤの冒険」新潮100冊

子供の頃にTVで見たけど、読んでは

いなかった・・・かな

とっても懐かしく、童心に帰った(笑)

昔のアメリカの子供らしい、色んな出来事が

生き生きと描かれていて、あっという間に

完読

沼田 まほかる

アミダサマ」新潮100冊

廃棄された冷蔵庫の中にいた幼い少女

彼女は不思議な力を持っていた・・・

彼女の不思議な力に引き込まれていく

ホラーなのか?不思議な話だった

上橋 菜穂子

精霊の守り人」新潮100冊

精霊から卵を宿された者は

精霊の守り人となる

水の精霊を守りきれなければ旱魃が訪れ

人々を苦しめる

歪められたれた歴史と、卵を狙う異世界の

敵に命を狙われる皇子を守ることになった

短槍使いバルサ

凄く好き系の話

シリーズなので他も読みたい

川上 弘美

どこから行っても遠い町

新潮100冊

短編なんだけど、少しづつ繋がってるお話

それぞれの家で、それぞれ出来事がある

それぞれの事情

それぞれの言い分

誰にでも、どこにでもあるかもしれない

星 新一

悪魔のいる天国」新潮100冊

ブラックユーモア溢れる短編集

人間の愚かさが、痛快に描かれている

面白いっ

J・ウェブスター

あしながおじさん」新潮100冊

有名な名作

余りにも有名で、読んだ気になってた(笑)

感想は・・・

チョットエロイオヤジの話(笑)

光源氏かっ

江國 香織

号泣する準備はできていた」新潮100冊

女性の目線で綴る短編集

個人的には恋愛小説や女性女性した話は

あまり好きじゃないので・・・

ん~ って感じだった

佐藤 多佳子

しゃべれども しゃべれども

新潮100冊

映画化された小説

落語家の三つ葉の下へひょんなきっかけで

話し方を習いに集まった個性溢れる面々

それぞれの思いを隠し、集まる

メンバーに落語を教えながら、改めて落語の

ことを思い成長する主人公と生徒達

面白かった

仁木 英之

僕僕先生」新潮100冊

ほんわかしたファンタジー

無気力な主人公は父親に言われて

仙人の元へ行き

すっかり仙人に気に入られ、摩訶不思議な

体験をしながら旅をする

宮本 輝

蛍川・泥の河」新潮100冊

戦後の貧しい人々の暮らしを描いた泥の河

初っ端から切ない

泣いてしまった・・・

でなくて良かった

蛍川も切ない

友の死、父親の死

畠中 恵

こいしり

名主 麻之助シリーズ第2弾

放蕩息子の麻之助が嫁をもらったり

親友の父親が倒れたり、意外な事実が

発覚したりとドタバタのお江戸(笑)

じゃばけとはまた違った、面白さであっと

言う間に完読

浅田 次郎

壬生義士伝

新撰組を盛岡の南部藩だった

吉村貫一郎を中心に描く

武士道とは、忠義とは・・・

家族を守るために脱藩したが

武士の心は誰よりも持っている主人公

涙が止まらなくて

なかなか読み進められなかった・・・

不器用なまでに真っ直ぐで純粋な

父親と息子、親友・・・

昔の人の心の清らかさが切ない


新潮100冊2012 スタート

2012-07-03 | 読書

柴田 よしき

ふたたびの虹

丸の内で、京都のおばんざいを出す

小料理屋を営む女将は訳ありな

過去がある

そんな<ばんざい屋>の常連さんたちの

人間模様を描いている

ほんのりとした大人の物語が、ゆったりと

流れていく

道尾 秀介

ソロモンの犬

新潮100冊と勘違いして購入

飼い犬が突然暴走して、トラックに撥ねられ

死んでしまった大学助教授の息子の

死の真相を、助教授の教え子が疑問に感じ

調べ始める・・・

チョット捻りすぎな印象

個人的にはしっくりこなかった

乃南 アサ

嗤う闇

女刑事 音道貴子シリーズ

シリーズ第5弾 短編

切ない人間模様の4作

音道さんは隅田川東署に移動

最近女っぽくなった音道さん

キリリとした凍える牙の頃が好きだなぁ~

ボクの町

チャランポランな若者が安易にオマワリさんに

なって、ドタバタお騒がせ

ハッキリ言ってこんな新人がいたら、速攻

射殺じゃ(笑)

皆が優しいのがイライラする

しかし、最近のゆとり世代はこんな感じ

なんだろうなぁ~

あぁ~ ヤダヤダ(笑)

筒井 康隆

旅のラゴス」2011年度新潮100冊

SFファンタジー

筒井康隆は初めて

生涯を旅人として過ごすラゴス

不思議な話なんだけど、なんだか

面白かった

未来のような古代ののような世界観に

意外とハマる

有川 浩

レインツリーの国」新潮100冊

ネットで見つけた本の感想

自分が好きだった忘れられない本の感想

しかも自分と似てるけど、どこか違う感性

思い切って送ったメールがキッカケ

だった・・・

爽やかな恋愛小説

吉田 修一

さよなら渓谷」2011年度新潮100冊

実際にあった事件がモチーフな感じ

話の中心は隣家に住む夫婦みたいな2人

世間が注目した幼児殺害事件のトバッチリを

受けて、暴かれていく2人の過去

それは意外なものだった・・・

なんだか後味の悪い小説だった

西村 賢太

暗渠の宿」2011年新潮100冊

私小説・・・

だそうだが、本人も見たことがあるけど・・・

最低な人間が描かれている(笑)

大嫌いなタイプ

なのだが、ついつい読んでしまった

最後は可哀相というか、哀れになって

切なくなった

白石 一文

心に龍をちりばめて

2011年度新潮100冊

大人の純愛小説・・・

元ヤクザだった幼馴染とエリートの恋人との

間で揺れ動く女性

主人公の女性は息を呑むほど美しいが

施設出身

ありがち過ぎる感じもぬぐえないけど、割と

好き

恋愛小説をあまり読まないので、ドロドロが

酷いと読む気が削がれるので、これぐらい軽い

タッチが丁度良い

佐藤 多佳子

黄色い目の魚

2011年度新潮100冊

青春小説

偏屈で友達を拒絶する、風変わりな女子高生の

主人公

そんな自分を持て余してるけど、自分では

どうにも出来ない

そこそこ友達と仲良くやってるし、部活にも

入ってるけど本気で頑張ることが出来ない

男子高生との青春ラブストーリー

なんか高校生に戻りたくなった~(笑)

浅田 次郎

夕映え天使」2011年度新潮100冊

短編小説

表題の「夕映え天使」他六編

あまり印象の残らなかった短編集だった・・・

ホロリとする話もあったけど、全体に印象が

薄い

遠藤 周作

沈黙」2011年度新潮100冊

キリシタン禁制時代に、密入国してまでも

布教しようとした司祭の話

宗教の難しさと苦悩が描かれている

宗教論をする気はないけど、個人的に一言

勧誘(布教)はされたくない

自分の意思で信じたい神を信じるのだ

だって唯一絶対はないもの~

司馬 遼太郎

燃えよ剣」上・下 新潮100冊

涙が止まらなかった

土方歳三の揺るぎのない生き方に

そして、彼に魅了されて彼の為に命を

かける人々に

新撰組の話は沢山あるとおもうけど

司馬遼太郎ほど生き生きと躍動感溢れる

土方歳三の生涯を描いた人はいない様な

気がする(笑)

近藤勇が結構残念な人だったのが

びっくり(笑)


2011年度 新潮100冊終了

2012-06-28 | 読書

残念無念・・・

2011年新潮100冊のチャレンジ敗退

87冊で終了。88冊目の「罪と罰」が

難関で 進まない、進まない(苦笑) 

登場人物の名前も難しいし、話も・・・

難しい

諦めて「燃えよ剣」を読み始め、これは

めっちゃ面白いので、張り切って

読んでたんだけど・・・

敗因は、基本 古本で購入しようとしてるので

見つからず、モタモタしちゃったからもある

2012年 再びチャレンジ

前年からの引継ぎの本もあるので、今の時点で

残り39冊

ぬぉぉ がんばっぺっっ


今年は完読したい

2012-05-22 | 読書

新潮社ストーリーセラー編集部編

Story Seller」 新潮100冊

伊坂幸太郎・近藤史恵・有川浩

・佐藤友哉・本多孝好・道尾秀介

・米澤穂信が一気に読める

初めての作家、近藤史恵の作品が凄く

面白かった

他は・・・微妙

近藤 史恵

サクリファイス」 新潮100冊

自転車ロードレースの世界

知らなかったロードレースの過酷さとか

凄く面白い

チーム戦だが、個人戦でもありエースと

アシストは分担がハッキリと分かれていて

シビア

面白くてあっと言う間に読んじゃった~ 

橋本 紡

流れ星が消えないうちに」 新潮100冊

ありがちなラブストーリー

主人公の奈緒子は高校から付き合ってた

加地くんを事故で失い

加地くんの親友の巧と付き合う・・・

ラブストーリーは苦手なのでコメントは

難しいけど、ホントにありがちなお話

あたしは奈緒子の感情は共感

出来ないなぁ~

神永 学

タイム・ラッシュ」 新潮100冊

現実離れした探偵もの

軽く読めるが・・・それだけ・・・かな

人の運命のヴィジョンが見える金持ちの

訳ありな美少女

彼女の見るヴィジョンに出てくる人達を

助けようと、探偵の青年が雇われた

彼の過去も訳あり(笑)

伊坂 幸太郎

ゴールデンスランバー」 新潮100冊

堺雅人主演で映画化された小説

小説に入り込むまでに少し時間がかかるが

ラスト近くは面白い

無実の罪、それも首相暗殺という大罪を

押し付けられた平凡な主人公が、彼の

無実を信じたり、そんな事出来ないだろうと

感じる人達に助けられながら国家権力から

逃げる

村上 春樹

海辺のカフカ」 上・下 新潮100冊

村上春樹の不思議な世界観の小説

ノルウェーの森・アフターダークよりも

ずっと面白かった

父親から独立したい15歳の少年と

戦時中の子供時代に不思議な体験をしてから

頭が空っぽになったナカタさん

この2人の話が交互に進み

やがて交わる・・・

城山 三郎

指揮官たちの特攻」 新潮100冊

終戦間際の日本の無謀で鬼畜で愚かな

軍上層部の命令で、若く前途のある、日本に

必要だった青年・少年達の悲しい特攻の話

戦争の話を読んだり聞いたりする度に思う

日本に不要な愚かな軍上層部のバカ連中が

特攻で死ねば良かったのにと・・・

それにしても、人間とは思えない同族への酷い

仕打ち

戦争で他国の人間を殺すのはどの国でも

行うだろうが、自国の人間をあんな風に死へと

追いやるのは、世界でも少ないのでは

ないだろうか?

今もその血が流れているから、自分勝手な

未来の事を何も考えない政治家ばかりなんだね

和田 竜

忍びの国」 新潮100冊

戦国時代の伊賀の国を中心とした歴史もの

天正伊賀の乱を、面白い着眼点で描いてる

忍びの装束は野良着(笑)

伊賀ものは金でしか動かない

義理も人情も血も関係ない・・・

めくるめく展開に目が離せなかった

柴田 よしき

観覧車

夫が失踪。彼が自分を捨てるハズないと

彼の仕事だった探偵を継ぎ待ち続ける

主人公・・・

彼女が出会った、さまざまな人達を描いた

短編集

柴田さんを読み始めて、初めての

好きじゃない系

乃南 アサ

」 上・下

音道貴子シリーズ

ハラハラ、イライラ先が気になり一気読み

彼女の心情の細やかな移り変わりが

見事に描かれていて

自分だったら・・・

と気持ちが入り込む

凍える牙と同じくらい面白かった

宮部 みゆき

おそろし

待望の宮部さんの江戸もの~

辛い過去に心が傷つき、己を責めるおちか

彼女を預かった叔父夫婦の下で、傷を抱えて

働くちかに叔父が与えた仕事は、人様から

百物語を聞いてそれを叔父に語るという

変わった趣向の仕事だった

人々が語る様々な心の痛みを伴う

不思議話しに何時しか心を寄せるちか・・・