・眉村 卓
「疲れた社員たち」
短篇集
不思議な不思議な短編がギッシリ
サラリーマンの悲哀も異次元に行けば
また別の境遇に・・・
至極の1冊
・柴田 よしき
「竜の涙」
「ふたたびの虹」の続編のような感じ
都会の真ん中で、心がホットとする
おばんざい屋
立ち退き問題が持ち上がり悩む女将
そこへ集う客達もまた悩みが・・・
・畠中 恵
「ちょらちょら」
江戸留守居役の兄が突然の自害
何もわからないまま後を引き継いだ次男坊
武士にとって厳しい江戸時代
武士の矜持が切なくなる
「若様組まいる」
元旗本の若殿様
暮らしの為、元家臣の為に己の夢や希望は
我慢して安定の為に巡査になる決心をした
若様たちの苦労が切ないが、若さが苦労を
跳ね飛ばす爽やかな話
・綾辻 行人
「殺人方程式」
「どんどん橋おちた」
「霧越邸殺人事件」
「時計館の殺人事件」
何だかんだとサクッと読めるもんで読んでます
殺人事件が起こり、犯人は誰だ!
どうやって殺したのか?
と推理
・伊坂 幸太郎
「チルドレン」
短篇連作集
トラブルメーカーの陣内がなんだか良い
めちゃくちゃなんだけど、救われる
「オー!ファーザー」
4人の父親を持つ由紀夫
この4人の父親が凄く魅力的
あたしも欲しい(笑)
・湊 かなえ
「贖罪」
田舎町で少女が殺された
一緒に居た同級生の4人のその後の人生
悲劇は続いていた
「夜行観覧車」
高級住宅地に住む人たちの心の闇
すれ違う思いが悲劇を生む
心が壊れてる人の描写はぴか一
「少女」
思春期の少女の残酷さと
危うい心のバランス
子供ってホント残酷だわ
・スティーヴン・キング
「ダーク・ハーフ」上・下
子供の頃からの夢だった小説家となった
主人公に不思議な悲劇が起こる
ペンネームが実体をもち殺人を犯す・・・
・ディーン・クーンツ
「悪魔は夜はばたく」
霊能力者メアリーは幼い頃の記憶が
閉ざされている
連続殺人犯を霊視すると、閉ざされた記憶が
関係してるのを感じ、犯人を捜す事を躊躇う
「マンハッタン魔の北壁」
自分を他人よりも優れていると思い込んだ
精神を病んでいる犯人に狙われた
透視能力者の主人公が恋人と戦いを挑む
・東野 圭吾
「パラドックス13」
3月13日13時13分13秒
P-13という現象が起こった・・・
SF
面白かったっ
この現象に巻き込まれた13人が過酷な状況
で、生と死を考える
色々な事情を抱えた人たちの事情が
明かされ、何故異空間に来たのか謎が解ける