「存在意義」
新しいシリーズのスーパーマン。
これまでより、悩めるヒーローとしての描き方を強くした作品となっている。
バットマンの悩めるヒーローぶりを全面に描いた、クリストファー・ノーラン監督「バットマン・ビギンズ」からの3部作。
同氏が製作に絡んでいることからも納得の内容。
なぜ、スーパーな能力を持つ存在としてこの地球にいるのか。
なぜ、故郷のクリプトン星の同胞と戦わねばならないのか。
なぜ、同胞の血を絶やす役目を担うのか。
子供の頃の彼。
自身のスーパー能力に気づきつつも、いや気づいたからこそ「人を助けたい。」「役に立ちたい。」
そんな気持ちに、自らの存在意義を認識していたのではないだろうか。
犬とはしゃぎながら、洗濯物をマントに庭を駆ける姿から感じる。
地球人もクリプトン人も愛する。
違うものを受け入れにくい人類。歴史が語るように、多くの差別、それに伴う争いを繰り返してきた。
そんな人という存在が、姿形・能力などにとらわれず、互いに見つめあい、助け合うことができる。
彼の「存在意義」はそのためのものかもしれない。
誰しもが自分の役割、「存在意義」を感じたいと願いながら過ごしている。
あなたは、なぜ今そこにいるのですか?
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