つぶやき倶楽部 油をうる おやじ。

ここいらで、いっぷくしませんか?

また、最終週でした3.

2012年09月14日 15時36分13秒 | 芸術・文化

 30年ぶりだろうか?国立西洋美術館の常設展を回ってみた。もう、お腹いっぱいなのに・・・。秋はいいですねぇ!


松方コレクションで15世紀から近代までがあり、今も買い足されているようである。


最初に目をひかれたのが


カルロ・ドルナの「悲しみの聖母」である。



顔の表情や手の美しさなど神々しいばかりである。身にまとう衣装の質感も完璧である。宗教画にしてはかなり現代にウケル顔立ちであるし、聖母にしては若すぎはしないだろうか?惚れてしまいそうですねぇ。


しかし、とても良い絵ではある!!!


 


 


そして、私の大好きなポール・シニャックの「サン・トロべの港」もあった。



写真でははっきりした絵に見えるが、この方の特徴は点で描き上げる事と独特の色使いです!高校の図書室でよく観ていた絵である。なかなか良いでしょ?


他にも、ムンク・ピカソ・ゴーギャン・ルノワール・ミレ・マネ・・・・・。かなりの所蔵です。


入館料は450円とお得です。館内は冷房もかなりの箇所に椅子もあり、ゆっくり半日過ごせます。


一度訪れてみては・・・?

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また、最終週でした2.

2012年09月11日 14時24分28秒 | 芸術・文化

ベルリン美術館展は東京都美術館から数分の国立西洋美術館で開催してます。(17日まで)

青い空と気持ちの良い風の午後3時でした。

缶ビールでも飲みたくなる天気です!飲み屋のハシゴは若いころしてましたが、美術館のハシゴは初めてです。

ほどなく看板が!今日のもう一つの目玉。

チケットは30秒で買えてすぐに入館できました。1500円である。こちらはあまり人気が無いのかとおもいました。

入ってみてビックリ!絵画中心かと思っていたら彫刻が半分???

出品数は107品プラス4品とかなりの数。15世紀から18世紀までと幅広い。

私は、彫刻・宗教絵画・物語絵画や彫刻(物語を題材にした絵画や彫刻で16世紀以降はあまり流行らない)が大の苦手。しかし、一つだけ知っている彫刻が「龍を退治する馬上の聖ゲルオギウス」である。以前に観た宗教や悪魔との戦いを描いたような映画で観たり、美術番組でも観ました。まさに物語である。

そして17世紀、やっと目玉の「真珠の首飾りの少女」である。先ほどまではとても歩きやすかったのですが人だかりが。「耳飾り」は整列で数秒でしたが、こちらは頭越しではあるが3メートル弱の距離で長く観ていられた。10分近く観ていただろうか。

フェリメールの映画を以前深夜に観た事がある。「耳飾り」は雇っていたメイドをモデルのして描いた物で酷く曲がった人生の様だ。あまりにそのメイドにフェリメールが特別に扱うことに婦人が激怒し、ナイフで絵を切ろうとするが・・・。そして、メイドは解雇され渡されたチーフを開くと耳飾りが!物語はそこで終わる。

二つの展示の作品リストですがやはり初来日で馴染みの無い「首飾り」なのか、「都」と「国」の違いだろうか?

左がマウリッツハイス美術館展・右がベルリン美術館展。右が一般的な作品リストである。マウリッツハイス美術館展の作品リストは上質紙でカラー印刷。表紙を除く14ページ構成。かなりお金を掛けた造りです!

内側もこんな感じのページが続く。

大変お腹がいっぱいになったが常設展の松方コレクションも・・・。

それはまた次回!!!

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また、最終週でした。

2012年09月10日 18時03分43秒 | 芸術・文化

昨日、東京都美術館へマウリッツハイス美術館展の「真珠の耳飾りの少女」を観にいっちてきました。

チケットを買ってから入館までに1時間待ちと大変な人気である。

みなさんのお目当てはフェリメール。入場料は1,600円と若干高めの設定。作品一覧を見てビックリ。

作品数が48点???セザンヌは90点近かったのに・・・。

オランダの小さな美術館ならこんなものでしょうか?マウリッツハイス美術館は再送中で2014年にリニューアル・オープンだそうです。その為、世界中を回っているようです。次回は神戸だそうです。

作品全体のイメージは、1600年代の特徴でしょうか肖像画の背景や風景ががとても暗い感じがしました。しかし、そのせいか立体感や眼の印象がとても強調されていました。肖像画は主に貴族が一般的な時代ですねぇ。

入場制限でも時間が掛かっていたが、「真珠の耳飾りの少女」も整列で30分。観てる時間は数秒でした。大変残念でした。

 

消化不良なのでベルリン美術館展へ、フェリメールの「真珠の首飾り」を観に行くことに。

この話はまた次回!

 

 

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アンリ・ル・シダネル展.(後半)

2012年06月19日 14時31分23秒 | 芸術・文化

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で

薔薇と光の画家~アンリ・ル・シダネル展~フランス ジュルブロワの風

後半のお話です。

食卓の続きから

57・アトリエの窓の前に置かれたテーブルは60・テーブル、白の調和とは真逆の、華やかな庭の花の色や日差しを感じさせ、室内と庭の距離を空間で表現されている。この様なアトリエであれば、最高の作品も生まれるでしょう。

ヴェルサイユは晩年の作品

今までの、油彩・リトグラフ・鉛筆、画材は紙・板・カンヴァスなど全てを使い描いている。

大きな作品は無いが、太陽・月の光・水・花・季節・天侯などを全てモチーフにし、生活の温もりの伝わる窓の明かりや、自身も改良に努めて家や庭などを存分に描いている。セザンヌの時代と同時期のフランスは、家に活花を飾ったり庭に花を植えたりしたようです。

とかくアンリ・ル・シダネルは月明かりや太陽・街明かりにこだわった作品が多いようです。

会期が迫っていますが是非行ってみて下さい。

 

そうでしだ!出口付近に、収蔵展コーナーがありました。

最初に目を引くのは、ゴッホの「ひまわり」です。大変に大きな作品です。亡くなられてから有名になるとは・・・・。

右にはゴーギャンの「アリスカンの並木道」

左にはセザンヌの「リンゴとナプキン」である。以前、六本木の国立新美術館に出品されていたものです。また会えるとは!

他には、版画でない東郷青児が。シュールな女性画のイメージでしたが、迫力さえ感じる幾何学的な女性を描いてました。

 

出口の先には、お決まりの本や絵はがきのコーナーがあります。本を観ていて ん? 目眩?一瞬でしたが変な感覚でした。

後で解ったのですが午後4時19分に震度2の地震があったようです。42階ではあんな感じなんですね!気持ち悪い揺れたか解らない揺れでした。

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アンリ・ル・シダネル展。

2012年06月18日 15時11分47秒 | 芸術・文化

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で

薔薇と光の画家~アンリ・ル・シダネル展~フランス ジュルブロワの風

なる展覧会をやっています。会期は7月1日まで。新宿西口より5分です。

建物1階から専用エレベーターで42階へ。最近は高いところに美術館を置いている建物が多いようです。こちらは日曜の午後でしたが、待つことなく会場まで着きました。

会場は9部構成となっており、自画像・人物画・住んだ場所・取材旅行・食卓・晩年などがある。

最初の目に入るのは

2・サン・ミッシェル教会、こちらはお天気の良い太陽を浴びる教会が鮮明に表現されている。空と教会の屋根の色が印象的です。

4・孤児たちの散策、まさのい印象派といった空気感を表す「ボンヤリ感」に出会えます。

人物画では

12・カミーユ・ル・シダネルの肖像、の油絵。とても美しい女性で陰の様な背景の中に優し表情が。

10・ルイ・ルシダネルの肖像、紙と鉛筆の作品。鉛筆ではあるが、背景から人物が浮きでる様な子供の様子が描かれている。

オアワーズの小さな町々では

19・18、運河(ムイ)、同じアングルで油彩なのですが、画材が板とカンヴァスの違いか表現とサイズがちがいます。

16・運河(アミアン)、夕暮れだろうか?手前から奥に運河があり奥の建物の窓より明かりがもれている。遠近法のお手本ですか?

取材旅行では

26・コンコルド広場、では、思わず足を止めてしまいました。夜の雨上がりであろう、黒は距離感が表現しずづらい物ですが・・・。凄い!

24・窓辺、29・教会と橋、27・サン・マルコ広場、いずれも油彩で画材が板ですが他の小さな作品より色・明るさが強調されているようです。

ブルターニュ地方では

37・快晴の朝、はポール・シニャックの様な鮮やかな色使いで、たぶん私の中の「印象派」のイメージがこれです!

ジュルブロアでは

41・教会下の家、黄昏、42・教会下の家、月明かり、は同じアングルで時間の違いを描いている。所蔵されている場所が「月明かり」は個人所蔵で、2つを並べて観られるのは大変面白いし、良い企画だとおもいます。

食卓では、アンリ・ル・シダネルの最盛期の作品。風景に静物をいれたり、静物と光の表し方がとても良い。

58・夕暮れの小卓、では運河を背景に、丸いテーブルに皿・グラス・ボトルなどがあり、夕暮れの一コマ。こんな場所で過ごしてみたい!

53・室内 では、蝋燭かランプの明かりで グラスの反射や影の観察がとても素晴らしい。60・テーブル、白の調和、では背景・陶器・クロス・花は白で、グラス・花瓶がガラスで、とても描きづらい構図をえらんでいる。かなりの自信を持っていたのでは?

55・青いテーブル は朝日だろうか、清々しい光に建物の壁や草花が鮮やかに描かれている。リーフレットにもある代表的な作品です。

 

残りはじかいで・・・・。

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ようやく行けました!

2012年06月04日 23時06分02秒 | 芸術・文化

昨日は早朝よりお店のかたずづけを済ませ、いざ、上野へ!!!

銀座線で上野まで。ついてびっくりしました。そうです、もう20年以上来ていなかったので何処へ行っていいやらわからず、地図を見てみると公園の反対の端でした。早足で「急がねば!」と心で思いながら、公園のはじまで。

チケットを買い、会場へ!え???これは???

何と、入場制限が!!!流石、会期があと1週間ということで 駆け込みの方もいるようです。(私もですが・・・。)

待つこと1時間以上。11時20分の入場である。

中も大混雑で、二つの大蒔絵は断念しました。

行ってみて解ったのですが、ボストンは戦勝国の戦利品だと思っていたのですが修復・保存のエキスパートのようです。先日行った毛利家展も素晴らしい保存状態でしたが、桃山時代の絵を修復して見られるようになっていたのは驚きでした。

やはり圧巻は曾我蕭白の「雲龍図」襖絵でした。もともと猛禽類の表現のスペシャリストなので躍動感と鋭さは最高でした。長谷川等伯と一緒はもったいないようにも思えます。

尾形光琳の「松島図屏風」も波の力・色どりの良さも!お腹いっぱいです。

ほんとによい天気!

そうだ。新宿高島屋で「大学は美味しい展」やってたっけ。山手線で新宿へ。

テクテクと歩き、新宿三丁目を起点にしないと解らないので遠回りだとおもいつつも行ってみました。

会場は11階で、さぞ広いブースかと思いきやとんでもなく狭い!

人はイッパイだし、品物も見る事も・イートコーナーも長蛇の列。諦めて帰りました。

 

今日は、沢山の人波で大変つかれました。

渋谷の「ダヴィンチ展」はどうしよう・・・・。

 

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会期がギリギリ!

2012年06月01日 14時40分27秒 | 芸術・文化

ここのところ、美術館に行きそびれています。

上野のボストン展に、渋谷のダヴィンチ。ハシゴするにはちょっと大変ですねぇ。

新宿・高島屋では「大学は美味しいフェアー」やってるし、行きたし所だらけ。

上野・渋谷・新宿を一日で回る元気ないし・・・。

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落語会へ。

2012年05月27日 18時30分00秒 | 芸術・文化

昨日、深川資料館で行われた「第二十一回・京の噺家 桂米二でどざいます。」に行ってきました。

日曜・祝日でないので、だいぶご無沙汰しておりました。

今回は、一門会で米二師匠に一番弟子の二乗さん。 二番弟子の二葉ちゃん?二葉さんは新人の女の子のお弟子さんです。

演目は、二葉さんの「道具屋」からでした。実は10分ほど遅刻してしまいました。(営業しながらは辛い)テンポ良く声もでてましたねぇ。

そのあと、二乗さんの「茶の湯」。10年目の風格が出てきましたねぇ。最初に御見かけした時は、羽織のない時代でしたから・・・。

師匠登場!「百年目」です。これは上方落語の代表的な噺である。

真面目すぎる番頭。しかし、本当は大の遊び人で、桜の花見を 太鼓持ちやじょせいをはべらせ舟遊び。岸に付き顔をサスのを嫌っていたがついにどてに出てしまい、まさかの大旦那とはちあわせ・・・・。私も大変好きな一席です。

そして、中入りに!

こちらは、落語には丁度いい大きさで客席の椅子も広く取っています。

 

最後は「住吉駕籠」で大笑い!

大作二席でお腹いっぱいです!!!至福の時間!

次回は九月に千代田区の内幸町ホールです!

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毛利家の至宝。

2012年05月25日 15時29分32秒 | 芸術・文化

そういえば、サントリー美術館で開催されている「毛利家の至宝」展の感想を忘れてました。
場所は、六本木ミッドタウンの三階。とても綺麗である。展示会場は三階と四階。
最初に目に入るのは、2・肖像画である。保存も良く、桃山時代の作品とは思えません。
6・見事な一振りだが、刀身が長すぎ!どの様に抜いたのだろう?
23・ご存知、「三本の矢」の元であろう書。だが、仲良くしろしか書いてない。
27・28・信長との密約書と書簡。密約書には、戦うならやりましょう!そうでなければ友達です。外交要求を上手に書いてます。政治家や役人に見習ってもらいたい!
36・これは必見!1570年頃の独自通貨。純銀の小判つある。
33・まさか、金印をなくすとは?王命の印をなくし、代用の木印に。34・これは印を納める箱。なくす前にあればね!

37・四季山水図は圧巻です。20メートル以上の大作。雪舟の力を感じる作品で 39・の下絵でしょうかこれもご覧下さい。

三階に移動。

75・76 は両極の雛人形です。片や平安顔、もうひとつは宮式で宮中の再現で誠に豪華。共に家具類なども大変丁寧に造られていました。

70・71はお輿入れの道具です。徳川家より迎えた姫である。豪華な装飾に葵の紋が入っている。ある種、政略結婚で防衛の一つだと思われます。

82 火消し装束である。羽織はコートの様に長く美しいオレンジである。レスキューカラーはここからきたの?背中のスリットが長く、立体的な刺繍がとても綺麗でした。

104 井戸茶碗である。あれ?これは以前みたことがある・・・。出光美術館の出品でした。どうりで!

 

まとめとして、毛利家は地下資源を利用し小判などを造り、天皇やまわりの武士に気を配り 常に有利な立場を保たせたようです。世の政治家にも見習ってほしいものです。

残念ですが、会期は今度の日曜までです。

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「䔥白(しょうはく)ショック!!」曾我䔥白と京の画家たち。

2012年05月02日 10時42分40秒 | 芸術・文化

タイトルの文字化け申し訳御座いません!修正が効きません!変な名前ですが!

 

先日 「䔥白ショック!!」絵画展へ行ってきました!

 

ネットで場所を検索し 「千葉」「美術館」で タイトルが出てきました。カーナビに検索でセットし 出発。

連休の途中のせいか 千葉へ向かう357号線もすいていた。谷津辺りでは 山藤がとても綺麗でした。しかし空模様が今一つ。

そんなこんなで 到着???看板が??ない?

受付で聞いてみると なんと着いた所は「千葉県立美術館」向かうのは「千葉市美術館」の「䔥白ショック!!」で 「私たちはショック!!」になってしまった。

地図の入った パンフレットをもらい 千葉市役所へ・・・。約3キロほど。

地下の駐車場からエレベーターで8階へ。エレベーターの中にポスターが。

会場へ入ると 意外とすいている。

さっそく拝見!山口雪渓・高田敬輔・五十嵐浚明?望月玉蟤・月岡雪䔥???䔥白が見当たらない。前半は 同じ時代を生きた画家たちの紹介でした。

䔥白は 人物(人と鬼)・風景・動物(とくに鳥)の作品がありますが 中でも「猛禽類」「鶴」は逸品です・

「鷹図押絵貼屏風」六曲二双。猛禽類が11羽(内フクロウ1羽と鷹の雛2羽)。狙われている コウモリと小鳥が描かれている。生と死や 子孫への思いも 残酷でもあり 当たり前の事ではありますが 考えさせられる。

また「桃蝦慕図」の お軸は 小さな桃が付いた枝に ヒキガエルが。春が来てまだ寝ぼけているのだろうか?

「鳶図屏風」は 鳶が2羽。1羽が猿を捕える 躍動感ある作品。猿も抵抗してる様が 諸行無情を感じさせられます。

 

襖絵も必見。やはり屏風より大きく描いているので 見ごたえあります。

「七林七賢図襖」は 五人の高士が集まっているのに「哲学」のはなしは絶対してない雰囲気。

旧永島家の「波濤群食図襖」は 六枚二双というか一二面の大きな作品。波は 右から左へ。鶴の六面は荒い波。千鳥の居る六面は穏やかである。餌などの違いで居る場所が違うようである。

 旧東海道・滋賀の薬問屋 大角家の「楼閣山水図襖」は まさに「鉄板」かも!

 

晩年には 無駄な線を極力減らし 濃淡で遠近感を描く作品に。色を付けた作品は 迫力をましている。

「雪山童子図」は 釈迦の前世と言われる 婆羅門(ばらもん)の妖艶さと 鬼の困り顔。釈迦の前世なんてあったんですね!

「仙人図屏風」はまさの 祝いの為の描かれたものでしょう。

 

会期は5月20日まで。残念ながら、4月30日で作品の入れ替えがあるそうです。とにかく 書ききれません!是非観てください!

 

 

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パリとプロバンス セザンヌ展。(後編)

2012年04月27日 14時27分55秒 | 芸術・文化

さて、続きです!これより 展示番号で紹介します。

4章「肖像」

62番 「自画像」である。表情の目が印象的で 力と寂しさの両方を感じる。

隣の63番「赤いひじ掛けのセザンヌ婦人」(1877年頃)では 奥行きや影を「緑」で表現。単調な顔の輪郭や表情に 緑色で奥行きや影。スカートの陰も同じひょうげんである。こちらも ボストン美術館所蔵です。流石です!

69番「坐る農夫」は 白を塗っているかと思えば キャンバス?塗れてない?背景もキャンバス地が出ている。面白い表現です。こちら、ひろしま美術館所蔵。

 

5勝「静物」

こちらでの作品は 一枚に描かれている物が視点を変えて描かれています。例えば 絵と同じ配置にカップや水差し 花瓶などを置き 写真撮影すると見えない位置が描かれてのです。つまり作品は 一か所の視点ではないのです。

75番「リンゴとナプキン」は奥行きと曲線、柔らかさと影が印象的。こちらは 損保ジャパン東郷青児美術館所蔵。

83番「リンゴとオレンジ」は この展示のメインでもあり チケットやポスターにもなっています。他の作品より はなり照明をおとしていました。

 

6章「晩年」

最後の章ですが 晩年 身の回りのせわをした 庭師ヴぁリエ・アトリエから見えるサント・ヴィクトワール山・人間と水と云った まとめの作品である。

こちらには レ・ローヴのアトリエの再現や 自身のパレットの展示もあります。

 

最後に。セザンヌは父の財はありましたが サロンの落選が続きやはり苦労の末 世に残す作品を多くのこしたのでしょう。

今回は 88点にも及ぶ作品と 忠実に再現されたアトリエや静物画に使った器など よくこれだけ集められたと思います。主催者の皆様に感謝いたします。

作品が多すぎて メモが足りなくなるくらいでした。A4で2枚ほどに。

それで、これを買ってしまいました。写真が多い本ですが2,500円とお値打ちでした。

  左から62番・63番 ひとつ飛んで83番です!

 

本当に お腹いっぱいになりました!ありがとうセザンヌさん。

 ダヴィンチまでにお腹空かしとかないと・・・。

千葉市立美術館の「蕭白ショック!!」も気になるし・・。お腹空かさないと!

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パリとプロバンス セザンヌ展。(前篇)

2012年04月25日 13時48分03秒 | 芸術・文化

お待たせです。セザンヌ展の話です。

当日は、小雨交じりの4月末とは思えない寒い日でした。お昼を過ぎていましたが行ってみよう!

場所は「国立新美術館」です。最初は、上野かと思っていましたが なんと六本木???

東京ミッドタウンの近くでした。外苑前通りをミッドタウンの反対側へ行くと 看板が。

かなり広い敷地のようです。

中へ入ると、何処かににています。そうだ有楽町の東京国際フォーラムだ!

片面はガラスで 天井は吹き抜けといった 広々した空間がひろがる。入ってすぐに目を引くのはジオラマで 防衛省の前の建物でしょうか?

会場は一番奥のようです。 

入ってみると やはり国際フォーラムによく似てる。

さて、セザンヌ展会場です。

テーマ別に6章に分かれていました。

  1. 初期
  2. 風景
  3. 身体 
  4. 肖像
  5. 静物
  6. 晩年

セザンヌの事は皆さんご存じのとおりだと思います。私がうらやましく思ったのは お父様が銀行家でお金持ちであり その為に筆をおらずにいたことです。

あのピカソも セザンヌの事を「唯一の師である」といったとか・・・。

さて、1章の「初期」から 感想を!

初期の作品との事で 宗教画が多くみられるような気がします

中でも目を止めたのが 1860年頃の「四季」四点。女性を中心にした 高さ三メートル以上の迫力ある作品である。右から 秋・冬・夏・春の順に並び 

秋は 収穫のイメージ。頭の上に 収穫物の入った籠をのせ 恵みに感謝の夕暮れの印象。

冬は 鉛色の空に雪。たき火の温かさが伝わる。春を待つ冬も夜の印象。

夏は 明るい空に水辺(海であろうか?) 足元には 西瓜などの果物が。日中の印象。

春は 青い空。地上近くに霞と萌える緑があり 女性の手に春の花を連ねた 始まりの朝の印象。

教会の壁が似合う 四点です。

 

2章「風景」

1873年頃の「オーウェールの曲がり道」の様な 身近な一枚から 「サンタマリア村から見たマルセイユ湾」の様な 動きを感じる作品も。

「サント・ヴィクトワール山」は各所に 描かれている。かなりの思い入れのある山なのであろう。亡くなるまで描いていた。

 

3勝「身体」

水浴びや 水辺の人を描く物が多い。

必見は「池のほとり」は 人々はみなそれぞれ過ごす姿が描かれている。話声が聞こえてきそうである。さすが、ボストン美術館所蔵の逸品!

珍しいものでは はがきより小さな紙に 鉛筆に水彩で描かれた物も。さすがに 個人所蔵が多い。私でも買えるだろうか????

 

ここまでで お腹いっぱいです!!! この続きは 後編で・・・。

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究極の鉄道模型展in東京タワー。

2012年04月23日 15時43分56秒 | 芸術・文化

昨日は展覧会のハシゴをしました。
「パリとプロヴァンス セザンヌ展」と「究極の鉄道模型展」のふたつである。


今日は会期の短い 鉄道模型展の感想を先に・・・。
場所は 東京タワー プットタウン一階の特別会場。
会期は 5月6日までです。(あと2週間)


この展覧会は 日本の鉄道 新橋・横浜開通140周年記念と 原コレクション・博物館開館記念の主旨です。この夏に 横浜で開館だそうですよ。

作品の作者 原伸太郎氏は 13歳から 鉄道模型に目覚めキットの無い時代ですが 全てハンドメイド。私の様なヤワじゃないようです。



作品はフランス・ドイツ・アメリカ の蒸気・電化・客車などがあり 中でも客車のbarなのであろうか?グランドピアノまで忠実に再現されています。ジオラマだけでは飽き足りなかったのだろうか?


お馴染み日本の鉄道達も?

写真は、京阪電車と名古屋鉄道(名鉄)です。私はギリで見ている?かも?

もちろん、蒸気機関車も!

写真右 上の車両は ヘッドマークが赤いので おそらく名古屋機関区だと思います。

炭水車もかなりのリアルのさ!

電化された機関車もあります。

 

次のブースは ジオラマに実際 走らせています。ゲージ何であろうか?Oゲージより広いと思いますが?「撮り鉄」の 鉄子・鉄男がカメラを構える足元を 目を輝かせた おチビちゃんが駆けまらる。みんな、鉄道が好きなんだなぁ。

最終のブースは「お買いもの」です。

Nゲージやプラレール。ヘッドマークのキーホルダやタイピンなど。

私が、足を止めたのは JRから私鉄まで車両正面のピンバッチ。60個あまりが額に入れられ 16,000円ほどで販売しておりました。欲しかったよぉ・・・。

大人も子供も楽しめる展示です!よろしければ 行ってみて下さい。

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桜 さくら sakura。

2012年04月16日 14時40分28秒 | 芸術・文化

先週末の更新が出来なく 申し訳ございませんでした。

お昼から夜まで 貸切でPCを開く時間もないくらいでした。(たまには真面目に仕事してます!)

 

さて、昨日のお昼頃に 山種美術館へお邪魔しました!

5月20日まで「桜 さくら sakura2012」を開催してます。

一階が受付で 展示室のある地下へと。

入って 最初の作品は 奥村土牛画伯の「醍醐」が目に入ってきした。温かく淡い空気の中に 桜の木が。こちらの作家さんは 明治の産まれで2010年に亡くなられ 一世紀を生き抜いた日本画家で そちらもビックリ。

隣には 石田武画伯が。夜の桜に 優しい光を放つ満月といった構図。他には 遠山の桜など

横山大観画伯の 力強いタッチの「山桜」。

狩野常信(江戸初期の狩野派)の 5メートルはある 絵巻物。

私が 一番印象に残ったのは 橋本明治画伯の「朝陽桜」。こちらは大変に迫力のある作品でしたねぇ!そもそも 私は「蒔絵」が好きなのもあるとおもいますが・・・。

 

会期は まだ一カ月以上ありますので 行ってみてはいかがでしょう?

場所は 広尾高校裏交差点が目印です!

http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html

 

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今月末からの楽しみ!

2012年03月16日 14時00分23秒 | 芸術・文化

今月末よりの展覧会チケットをいただきました。

ここのところ 展覧会が目白押しですね!

行きたいが たぶん混雑が予想される「ダブィンチ」の「ほつれ髪の女」は はじまっていますね。

上は 山種美術館の「桜」と 国立新美術館の「セザンヌ」。

印象派と日本画は 私の大の好物です。温かくもなり お出かけには丁度良いころになりそうです。桜も咲くころでも・・・。

皆さんも 行かれてみてはいかがでしょうか?

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