もう8年になるだろうか。私が鬱病になってから。
事の始まりは元妻の左足骨折だった。
それまで店は順風満帆だった。あの頃が懐かしい。
元妻はこれが最初の骨折ではない。
結婚してから何回目だろう???
もともと骨が弱いみたいでインプラントの手術に失敗し東大病院に駆け込んだこともあった。
小西真奈美似の女医さんが治療してくれた。
だいぶ話が逸れました。
そして私独りで営業を続けていました。
当然の事ながら家には帰れない日が続き、昼休みは見舞いを兼ねて経理の資料を運んでいました。
朝早く河岸に行き昼は人数制限で営業、仕込みをして夜の営業。閉店後独りで片付け掃除をし日をまたいだころに夕食でした。
このころから酒に溺れるようになってしまいました。
何故?いや頑張ればまた二人で営業が出来ると思い耐えてきました。
そんな時、義母が介護状態になり私ではなく義母を選んだわけである。
私は更に酒に溺れ喜怒哀楽がおかしな方向になってしまった。
元妻への恨みや怒り。
他人事のように人を雇えと言われ私は完全に思考停止になってしまった。
お客様にも迷惑が掛かるということすら考えられなくなっていた。
そんな気持ちを引きずり生きていたのだ。
今はやっともとに戻りつつあるが今度は自分の両親との仲が悪くなっている。
もう失うものは無いし気楽に生きてもいいのだと気づかされた。
人は生まれるのも死んでいくのも独りであると悟らされました。
これからはおまけの人生になりそうだ。
もう一花と行きたいが・・・。
また思い出すのが怖い。
自分一人で事業をもう一度。という気持ちと恐怖が入り乱れる。
多分、今の生活が最後になるだろう。
そんな訳で月一で病院通いが続いている。
「鬱」は心が壊れる病気なのです。そっとしておいてもらいたいがアイツがまた踏みにじってくる。
父親だ。
アイツはどうしようもない。
死ぬまでああなのだろう。私が病気であることを少しも気にしてはいi。
そんな人間と一緒に暮らす辛さはないだろう。
顔を合わせないしゃべらない様にしているが向こうからおかしなことを言ってくる。
如何すればいいのだろう。