つぶやき倶楽部 油をうる おやじ。

ここいらで、いっぷくしませんか?

アンリ・ル・シダネル展。

2012年06月18日 15時11分47秒 | 芸術・文化

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で

薔薇と光の画家~アンリ・ル・シダネル展~フランス ジュルブロワの風

なる展覧会をやっています。会期は7月1日まで。新宿西口より5分です。

建物1階から専用エレベーターで42階へ。最近は高いところに美術館を置いている建物が多いようです。こちらは日曜の午後でしたが、待つことなく会場まで着きました。

会場は9部構成となっており、自画像・人物画・住んだ場所・取材旅行・食卓・晩年などがある。

最初の目に入るのは

2・サン・ミッシェル教会、こちらはお天気の良い太陽を浴びる教会が鮮明に表現されている。空と教会の屋根の色が印象的です。

4・孤児たちの散策、まさのい印象派といった空気感を表す「ボンヤリ感」に出会えます。

人物画では

12・カミーユ・ル・シダネルの肖像、の油絵。とても美しい女性で陰の様な背景の中に優し表情が。

10・ルイ・ルシダネルの肖像、紙と鉛筆の作品。鉛筆ではあるが、背景から人物が浮きでる様な子供の様子が描かれている。

オアワーズの小さな町々では

19・18、運河(ムイ)、同じアングルで油彩なのですが、画材が板とカンヴァスの違いか表現とサイズがちがいます。

16・運河(アミアン)、夕暮れだろうか?手前から奥に運河があり奥の建物の窓より明かりがもれている。遠近法のお手本ですか?

取材旅行では

26・コンコルド広場、では、思わず足を止めてしまいました。夜の雨上がりであろう、黒は距離感が表現しずづらい物ですが・・・。凄い!

24・窓辺、29・教会と橋、27・サン・マルコ広場、いずれも油彩で画材が板ですが他の小さな作品より色・明るさが強調されているようです。

ブルターニュ地方では

37・快晴の朝、はポール・シニャックの様な鮮やかな色使いで、たぶん私の中の「印象派」のイメージがこれです!

ジュルブロアでは

41・教会下の家、黄昏、42・教会下の家、月明かり、は同じアングルで時間の違いを描いている。所蔵されている場所が「月明かり」は個人所蔵で、2つを並べて観られるのは大変面白いし、良い企画だとおもいます。

食卓では、アンリ・ル・シダネルの最盛期の作品。風景に静物をいれたり、静物と光の表し方がとても良い。

58・夕暮れの小卓、では運河を背景に、丸いテーブルに皿・グラス・ボトルなどがあり、夕暮れの一コマ。こんな場所で過ごしてみたい!

53・室内 では、蝋燭かランプの明かりで グラスの反射や影の観察がとても素晴らしい。60・テーブル、白の調和、では背景・陶器・クロス・花は白で、グラス・花瓶がガラスで、とても描きづらい構図をえらんでいる。かなりの自信を持っていたのでは?

55・青いテーブル は朝日だろうか、清々しい光に建物の壁や草花が鮮やかに描かれている。リーフレットにもある代表的な作品です。

 

残りはじかいで・・・・。

コメント
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