今日は私の病気についてお話しよう。
私は8年前から「鬱病」にかかっております。
店と妻を失くしてからです。
妻は自分の母親の介護の為、店に出られないと言いだし私は癇癪を起し酒に溺れる毎日が続いた。
店を無くす恨みで頭がいっぱいになりました。
他の人を雇い店の存続を考える余裕が無かった。何しろ準備が出来ぬまま言われたからである。提案すらなく一方的に言われたからである。
もう少し考えていれば良かったかもしれない。
色んな人に相談もしたし昔の会社の人も誘った。
それでも打開策が無く毎日、酒を飲み過ごしていました。
独りでやっていこうと決心しましたが、疲れが溜まり終電も無くなる時間まで働いていた。
店に泊まり翌日午後の開店前に銭湯へ行く生活が始まった。
独りでこなせるお客様の数は自然と減っていき家賃も保証金から持ち出す事になりました。
つまり、「赤字」という事である。
経理は妻任せにしていたのでそれに気付く事が出来ない位、毎日が忙しかった。
河岸からの材料仕入れ・予約の電話・接客・調理・仕込み・伝票の整理・会計・閉店後の片づけを全てこなせば自然と終電には間に合わない。
そんな毎日が続き「鬱」になってしまいました。
頭の中と体の疲労のピークで倒れてしまいました。しかも営業中。
それを期に「廃業」を親から提案され仕方なく同意し店の片づけを始めた。
そんな時、妻が現れ片づけにやって来た。昼を一緒に食べたが半分も食べなないうちに私は席を立った。
その足で妻は帰っていった。
また、怒りと廃業の片づけをしている自分が虚しくなってきた。
何が何だか分からなくなり、店の近くの精神科にかかり「鬱」の診断を受けたのである。
独りで廃業の手続きをして独りで借家マンションを引き払いをおこなった。
本当に寂しくなってきた。これで全てが終わってしまうのだから。
この続きは明日にしよう(^◇^)