最近テレビを見ているとよく、「。。させていただきました」と言う言葉を聞く、ある会社が新し製品を開発してこの「この度。。を販売させていただきました」と言いう。でもこれは本来謙譲語であって、相手の許可を貰いたいような場合に使う。「この件は私にさせてください」などだ。特定の相手がいない場合は「させて」の表現は奇異に聞こえる。だから「。。製品を販売させていただきました」と聞くと「別にお前に販売してとは頼んでいない」、と内心笑いたくなる。今は日本語が乱れているので、偽の丁寧語を使い、自分をへりくだらせ、相手の気分を良くするのが狙いだろう。私はこの「させて」を聞くと馬鹿にするなと言いたくなるが、ま、世の中の流行だから流されておくか、と思う。
今から約20年くらい前、中国深セン電気街の、店番の女の子が携帯電話を店番しながら組立ていた。そばには携帯の部品が山と積んであった。え、そんなに簡単に組み立てが出来るのかと驚いた。先日47インチのテレビ2万7千円で買った。約10年以上前、「シャープ世界の亀山」32インチかな、10万円以上したと思う。今は47インチが2万7千円、商売も剥離の時代になったものだ。テレビの部品は何点あるか知らないが、部品を買ってくれば誰でも組み立てができる時代だ。昔は技術者が夜も寝ないで部品を作り、大量生産の部品機械を開発してしまった。一生懸命頑張ったのに、その努力が大量生産に向ったお陰で、技術、設備は外国に取られてしまい、今はその安い製品を輸入しているのが現状だ。良いものを安く買えるのは良いこと、でもお陰でお父さんの会社はもうからず給料が下がる、これって悲しい話だよね。
貿易をしている関係で、中国とは日々連絡を取っている、主として日本のLINEと同じようなWECHATいうアプリを使っている、中国の一般企業は会社間の連絡用として普通に使っている、メールより早くて簡単と言う理由だ。見積なんか依頼すると早いところでは1時間、遅くとも翌日には見積が来る。一方日本の場合はメールで連絡するが、初めての場合は「あなた誰」から始まる、見積を依頼してもまず1週間以上かかる、酷いときは無視される。中国と日本ではビジネスのスピードが全く違う、中国は競争が激しいのだろうと思っている。中国企業は問い合わせが来ればまず、ウエルカム、何が商売につながるか分からないから、対応する。日本の場合は知らないやつとは、よく相手を知ってから、様子を見ながら、スピードより安全性重視の姿勢が見える。文化だからしょうがないと思うが、今のところ、ビジネスはスピード重視が良い成績を上げているように思える。
ここ1年国のやるコロナ対策を見ていると、「くさい臭いを元から絶っているようには思えない」。今思い起こすと、集団感染はライブハウスから始まり、その後飲食店、夜の飲み屋さんへと感染が拡大した、今年1月に東京で日々の感染者が2500人くらいになったと思うが、それはみんな飲食店などから始まった感染が市中感染へと広がったのだ。そして困ると緊急事態、政治の無策を国民に押し付けるのだ。感染が収まってきたがゼロになる筈がない、PCR検査の範囲が狭いので無発症の感染者が市内をうろついているのだ。「くさい臭いを絶つため」に何故、政府は飲食、飲み屋さん対策をしないのだろうか、最近やっとつい立ての話が出ている。まず小さな飲食店を例として、換気、つい立、飲食用フェイスマスクの研究をしないのだろうか、世界に誇る富岳というコンピューターを持っているのに、もっと換気システムを研究すべきだ。飲食用フェイスマスク付けて、その他の対策が完全であれば営業時間制限は無し、これくらいやって欲しい。フェイスマスクの飲食、お酒って変?何言ってんの、ウイズコロナの時代でしょ。
夕食後テレビを付けて地デジの番組を見ると、どの局もバラエティーと言うのだろうか笑いの番組をやっている。私からすると、笑いなさいと言われているようで気持ちが悪い。しかもその笑いの内容が、番組参加者が盛り上げて笑っているだけで、テレビを見ている私は白けた気分になる。笑いの好みは人ぞれぞれで、笑いたければ笑えばいいが、そんな局の意向に踊らされて笑うのは寂しい思いがして、夜の地デジは見ないようにしている。