ブラシノキ、オーストラリアを中心としてニューカレドニアまで、およそ30種類が分布する常緑性の低木~小高木。切り花の他、庭木や鉢植えとして利用され。見ての通り試験管ブラシのような姿の花。
二十年ほど前に、オーストラリアに行った時に初めて見て、日本に帰ってから探し、やっと見つけたものです。現在は、「金宝樹」として、園芸店などで見かけます。サンフランシスコでは、街路樹として中央分離帯に植栽してありました。
毎年、園主が好きということで、マーガレットで玄関前を華やかにしています。今年は、ちょっと変わった新種を植えました。
和名は「木春菊(もくしゅんぎく)」。越冬して何年も育成すると茎が木の様になり低木化することから、木春菊と呼ばれるようになったそうです。
花占いで、「好き」「嫌い」「好き」と、花びらをむしられるのがマーガレットです。
シャクヤクといえば、「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」。芍薬の花は、すらりと上に真っ直ぐ伸びますので、その姿が和服をきた女性の美しい立ち振る舞いと重なって形容されたのでしょう。
芍薬が似合う女性だなんて言われたら、きっと。我が家では、園主は好きですが、言われたことがあるのかどうかは?
アグロステンマ「agros(野原)+ stemma(花冠)」、和名:ムギナデシコあるいはムギセンノウ、耐寒性1年草すっと伸びた先に咲くさわやかなピンクや白の花は清楚で上品なのにとても丈夫。
花持ちがよいので切花にして楽しめば、次から次へと花が咲いてきます。アグロステンマは一度栽培しますと、こぼれ種子で毎年芽を出します。
ハナビシソウ(花菱草)は、カリフォルニアポピーとも呼ばれます。盃(さかずき)状に大きく開いた鮮やかなオレンジ色の花は、遠くからでもよく目立ち、満開時には地面を覆いつくしてオレンジ色のカーペットを敷いたようになります。輝きのある花は、日中に開き、夜間や雨天は閉じています。
ハナビシソウは日当たりを好みます。日が当たりませんと、花付きが悪かったり、つぼみが付いても花が咲かなかったりします。また、酸性の土壌を嫌いますので、苦土石灰をすき込み、土を中和しておきます。寒さには強いですが、簡単な霜よけに株元に腐葉土や枯れ葉などを敷いておけば安心。乾燥には強く、加湿には弱く、開花前には化成肥料を追肥。
ピオーネ、10号深鉢で毎年5房を目処に栽培。初年目は2本の新梢を伸ばし、冬の剪定時にどちらかを間引き、残した方を元から10芽のところで切り詰めて、行灯の底辺近くで巻くようにして翌年の主枝とします。
二年目は、3房程度、4月になって芽が動き出したら2芽に1芽を摘除し、5月上旬に新梢を行灯にらせん状になるように誘引しながら、行灯の最上部でトグロを巻かせる)、形のよさそうな花房3つ(3年目以降は5房=1梢につき1房)を残して切除。
実が小豆大になったとき各々の粒が2~3cm間隔になるように摘粒。副梢が生えてくれば1葉摘心(冬に切除)・巻き蔓は即切除。
8月に入れば袋がけ、収穫は果色がしっかりと乗り、芳香を放つようになったとき。
河原ナデシコ。日本に自生する多年草。万葉集にも歌われている秋の七草。花期は5月~8月。何とも愛らしい植物。寒さに強い性質で、育てやすい植物。
冬の剪定は、株元近くの新梢を1本残し、そこから先の主枝をバッサリと切り落とし、残した新梢は10芽のところで切り戻して翌年の主枝。一旦鉢から出して鉢土を周り3cmほどを根ごと削除し、新しい用土を足します。前年の剪定時の姿に戻し、以後この繰り返し。
白バラと、玄関前アプローチの寄せ植え。