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この時期になりますと、「夏菊」は愚妻の実家の仏壇に供えるのに重宝しています。年々、株も増え、花も楽しんでいます。今年も花をつけ、いい写真も撮れました。「ブーゲンビリア」は、四月に温室育ちで花が咲いていたものを、家の中で楽しんできました。温度に合わせて外に出し、面倒をみています。青空に映えて紫がよく似合います。夏が近いことを実感できる瞬間です。
このバラは、子どもたちが私の還暦のお祝いに贈ってくれたバラです。この色に惹かれて、妻が一生懸命に水性栽培で育てて、地植えにして花を咲かせたものです。我が家の家族総動員で、今日のこのバラの色を育ててきました。レオンのいたところは、トウモロコシ畑に、ゲージには鉢植えの花や木を置いて楽しむ場所になっています。
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朝の庭
花の香りに
家族見る
今日一日の
笑顔想いて
【子どもたちへの愛語】
「きぃもまんさんな」というのは、福島県の方言で「気をもむな」を意味します。次のような小学三年生の詩があります。
おばあちゃんのじゅ文
「きぃもまんさんな」
お母さんが、
車で出かけようとする時
急いでいる時
わたしやお兄ちゃんを
おこっている時、
おばあちゃんが
言う言葉。
省略
「出たあ」と言って、
みんなで大わらい。
するとふんいきがかわって、
みんながやさしい顔になる。
「きぃもまんさんな」は、
みんなを安心させる
おばあちゃんの不思議なじゅ文。
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我が家にはおばあちゃんは同居していません。だから、お母さんが気をもむような時や、子どものことであれこれと心配したり、いらいらしたりしている時に、呪文をかける人はいません。
出かけようとする時とか、急いでいる時、帰りが遅い時、休日の日にどこに行っているのか分からない時など、日々の生活の中には、親として、母として、何かと気遣いして心配したり、いらいらしたりしている時は多々あるようです。これ以外にも、不安や心配などの気苦労は絶えないのだと思います。
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一言「きぃもまんさんな」と言っても、意味も分からないでしょうから、呪文にはならないと思います。しかし、それに変わる、母親に心配しなくてもいいですよ、という意思表示は必要でしょう。一言の言葉なり、メールなり、電話は、してもいいと思います。態度、仕草、言葉、文字何でも。それが、親のおもいやりに対する、気遣い、気配りではないでしょうか。家族みんなを安心させるのですから。
無意識的に小学三年生でも親の思いが分かるのですから、大人のみんなには当然。「いつからやるか?」「今でしょう!」