今日は、ボッコのプールの1歳上の友達が遊びに来てくれている。
お昼にハンバーグを作った。
タマネギ炒めて、挽肉こねこね。こねこね。
お肉、冷たかった。
チルドルームに入れてたら、上のほう少し凍ってたんだ。
一緒に食べて、それから、遊び。
ウンカちゃんもまざってwiiやってたと思ったら、
今は外で・・・
何の音かな。キャッチボールかな。
二人の笑い声がひっきりなしに続いてる。
ずっと笑い声を聞いていたいな。
楽しそうだな。
明日からまた学校に行っちゃうのか。
ウンカちゃんはまだ早朝のコンビニのバイトしか行ってないんだけど、
そろそろ、午後もバイト入れるそうだよ。
また昼間ひとりになるんだな。
ひとりになりたくないんだけどな。
しかたがないんだな。
静かな午後だな。
二人の笑い声だけだよ。
静かすぎる。
曇り空。
って、窓みたら、そうだ。
ここ数日で、大きな木に白い花が満開になったんだ。
写真、とろう。
とりたてほやほやの写真。
窓開けたら、その下で、ウンカちゃんもまざって、
3人でバドミントンやってた。
うひひひ、うひひひ、って、笑い声、誰だろ。
今いる部屋の窓の向こう。
ここに座っていても、この木が半分見える。
花がたくさん。
私は夕飯の支度まで、なんにもすることないから、
ぼけ~っと、また、釣りゲームでもしてよかな。
時々、国道を走る車の音がやんわりと響いてる。
のどかだな。
また、この部屋で、ひっそりとしてよかな。
ニコニコ元気に振る舞う自分と、
こうやって、無表情でじっとしている自分、
どっちが正常なんだろう。
人と付き合うのが難しく感じたり、
疲れたりするんだから、
きっと、外に出て元気にしていた自分って、
無理があったんじゃないかなって、思うよ。
無理にがんばってたのかな。
ヒデさんに言われた。
昨日、スーパーにひとりで行けなくて、
連れてってもらったから、そのとき言われた。
「おまえは免疫がないからな」
そうなのか。そだな。
みんなが堪えられる範囲のことでも、
私の脳みそからは、こぼれ落ちちゃうんだろうな。
その場にいた子のお母さんが、
「全員がのびちゃんの見方だから大丈夫」
って言ってくれたんだ。
それに乗っかって、調子が出ればいいんだけど、
すごく安心できる言葉でも、
残念だけど、ココロからこぼれ落ちちゃうみたいだよ。
保身をしなくてはならないその子は、何から身を守った?
いつも、いつも、逃げ道を探しているのかな。
その後、大人達がどうなったかわからないだろうその子は、
私に屈託のない笑顔で話しかけてくれる。
「プールの中のことに口をださないでください」
プールの中のこと・・・
ちがう。
プールから出てきた男の子が喧嘩になりそうなのを沈めたんだ。
きっと、私のこと嫌いなんだ。
怒りのこもった顔だった。
一緒にその場にいた子どもや、親が、
ほんとうのことを知っているよ。
本人が一番知ってることだと思うけど。
もっと、その日あったことを書いたけど、
怖くなって、消した。
ひっそりくらそう。
楽しかったから、もういいや。
泳ぐなんて、もう怖くて考えられないよ。
おちついたら、フィットネスクラブで、アクアビスクでもしようかな。
絵を描こうかな。
貼り絵にしようかな。
粘土をこねようか。
個室で脅された怖さは、
日がたっても何にも変わらない。
今朝も起きたら怖かった。
昨日の練習で、ボッコは、何度も、何度も「ボケ」ってコーチに呼ばれてたんだって。
他の子達が教えてくれた。
ボッコは、ボケか。
私のせいだ。
「ボッコは平気なの?」
「いや、つらいよ」
「プール、続けられる?」
「大丈夫。がんばるから」
甘ったれてるからだめなんだって言われてるけど、
こんな強い子の、どこが甘ったれなんだろう。
私のことを守ってくれるボッコのどこが甘ったれなんだろう。
ものすごく強い子だと感じている。
私なんかよりも、100倍も1000倍も強い子だと感じている。
選手の子達の連帯感で乗り越えているのかな。
男の子達は、いつも楽しそうに、ケラケラしている。
でもね、
ココロに黒い物が残ってしまう場合もあるんだよ。
いつかどこかでこぼれ落ちることもあるんだよ。
大切なココロの成長中の子ども達だからね。