3月19日、ルーマニアのブカレストから北西へ、ハンガリーとの国境近いオラデア州で開催されたオラデア・スプリング・フェスティバルに招かれ、オラデアフィルハーモニックとベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』を演奏しました。
演奏会の写真。
練習風景、ポスター。
厚くエネルギッシュで若々しい『皇帝』を楽しむことができました。
また、ヨハネス・ハイドンがこのホール付きオーケストラを設立したということを知り、伝統と歴史を感じ入りました。
ちなみにピアノはベーゼンドルファーのインペリアルでした!
『皇帝』のあと、熱狂的な拍手をいただき、アンコールに武満徹の『雨の樹Ⅱ』を演奏しました。
アンコールの曲については、弾く前に客席にお伝えしましたが、演奏後にも多くの方々に曲について尋ねられました。
1部はベートーヴェンピアノ協奏曲第5番『皇帝』、2部はドヴォルザーク交響曲第8番で、終演後少し経ちドレスから着替えて、ホールのロビーに行きましたが、まだお客様がたくさんおられて驚きました!!
皆様大変喜んでくださっていて、ビズ(ホッペにチュ)をし色々話しかけられました。
演奏も人も一期一会です。作曲家の思いや世界が時を経ても演奏者の演奏により、よみがえり共有できることは何ものにも代え難い喜びだと思うのです。また、そこにはその時の奏者の気持ちも反映され、そこにいる皆で生きた音楽をつくることができました。
このような経験ができ、本当に有り難く思っています。
いろんな方にお世話になりました。ありがとうございました。
指揮者、コンサートマスター、マリネスク氏、シミ氏。
ブカレストに戻り観光しました。
ペレシュ城、ブラン城(通称ドラキュラの館)。
そして、国民の館。