三木康子のピアノ・ダイアリー

ピアニスト三木康子の日々感じること、演奏会情報。

ピアノの音

2010年06月09日 08時32分41秒 | 日記

ピアノの「音」には、いろんな表情があると思います。

懐かしい音、嬉しい音、悲しい音など人間の様々な心情を音にすることや、色彩や自然描写を音で表わす事もできます。
オーケストラの楽器の全ての音域を含んでいるといわれ、その音量は弱音から強音まで限りなく可能です。

私は「音」なく私は有り得なかったと思うくらいピアノの「音」にずっとずっと拘ってきました。


もちろん学生時代も留学中も帰国後も・・・。
でも今考えるとそれは、とてもとても「贅沢な時」で、
そしてこれからも対峙するであろう自分と「音」を想像し、改めてもっと真摯にピアノを奏することに取り組みたいという思いでいます。



ピアノの「音」が好きでこうなったのか、音楽が好きでピアノの「音」を選んだのか、伝えたいことがありピアノの「音」を選んだのか、今になるとわかりません。

でも、きっと母の胎内にいた時からピアノの「音」がすきだったに違いない!

だから優しい音、愛しい音、円やかで柔らかい、そんな音を求め憧れ、続けているのかなぁ~と思っております

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Fete de la Musique

2010年06月06日 06時28分58秒 | 日記

6月20日出演する「Fete de la Musique」(於 フランス・奈良クラブ)のことです。

数年前から奈良でも行われているこのイベントは、25年前にフランスで生まれた「音楽の祭典」を原型とし、現在開催しているパリ市などヨーロッパの13都市などとも呼応しながら、日本でも開催されています。
ジャンル、プロ・アマを問わず音楽家による入場無料のライブ・コンサートです。


「Fete de la Musique」は私自身パリ留学中に何度も経験しました。
一日中、野外・路上、サロンやコンサート会場で、好きな音楽を個々が自由に楽しめる日。演奏したり聴いたり踊ったり。
それが「Fete de la Musique」
いたるところで音楽が溢れてる日。
その日だけは、遅くまでロックが鳴ってても、アパートの下の階の住人に気を使わず踊ったりしても、窓を全開してピアノを弾いても、だぁれも怒りません!
私もフランス人や日本人の友人宅でサロンコンサートを行って(もちろん窓全開!)楽しみました。

そんな日のことが想い出され、今年は私も参加することにしました!!



当日フルートの伴奏で弾く「エアボーン」ですが、明るくて輝かしく、まるで真っ白まっさらのキャンパスの上に音が舞ってるような感じです。
音が表わす風や香りが、五感全てに繊細にダイナミックにストレートに入ってきます。
「生きることが嬉しくてしょうがない」「風にのって行きたいところどこにでも行ける」とトキメキ感いっぱい!!
けどそれが気分でころころ変わると、途端アンニュイ感も醸しだす。

それはまるでお天気そのもののような…。



もし今、私が風に乗ってどこにでも行けるとしたら。。。???

いっぱいありすぎて、決めかねてしまいます。
パリにまた、行きたいです!


6月20日楽しみです



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