自分の歓迎会でいきなりケッツを触った次長さん その２

彼は３０歳ぐらいのときに転職してきました。　同じ業界ですが、営業だったようです。
私とは最初の２～３年同じ営業で一緒でした。席は向かいです。
前の会社で、バリバリやって、大きな仕事も手がけたと言っています。
飛び込みの営業が得意と言っていました。
確かに、だみ声ですが声も大きく、若くて、はきはきしているので、営業向きとは思います。

でも営業とはいえコンピュータ会社にいた割には、パソコンの知識がほとんどないのです。
社内ＯＡのバージョンアップなんかは各自自分でやるものですが、
ほとんど、人任せです。　パソコンはほんとに苦手なんだなという感じです。


若いのに、やけに、おやじくさいなと思っていましたら、なんと、うちの社長の声にそっくりです。
それも、話口調も同じなので、聞いてみたら、同じ、県の出身でした。
あの、横柄な口調は方言が入っていました。社長になればぴったりと思います。

電話は、各自のＰＨＳに掛かって来るのですが、
”おめ”とか　”俺”が出てきます。　社内の後輩としゃべっているのかなと思っていましたが、
ある時、丁度、私が、電話を取った時がありました。
それは、お客さんからの電話でした。
取り次ぐと、彼は、いつもの調子で、”おめ”とか　”俺”で、話を続けます。
おいおいと思いましたが、掛けてきた相手は、以前うちの会社に居た女の子で、知ってる子です。
結婚されて、別の会社に再就職したのです。
とはいえ、今はお客さんですので、　”おれ”はないと思います。

気が向いたら、つづく