ロンドンの建築家「マーク」山頂を目の前に断念!
ロンドンの建築家マークのマッターホーン登山は、テント場から四時間半で、フィックスロープの開始点に達した。山頂まで30分強。スイス側山頂は、目の前。斜面全体が雪で覆われる壁面の登攀となる。ピッケルを持ち、アイゼンを装着する。雪目を防ぐため、サングラスの装着は必須。ここで問題発生。ザックから出した「マーク」のサングラスは真っ二つに割れていた。予備はない。『雪目の危険を冒して山頂に向かう。』か、『ここから下山する。』かのどちらかを、選択するよう話す。『ここまでのクライミングが本当に楽しかった。大満足であり、ここからの下山を選択する。』と「マーク」は言う。欧米人の目は紫外線に弱い。
写真を撮りながら、ゆっくり下山する。テント場着三時。マークは、J子さんの待つツェルマットへ急いで下る。私は景色を楽しむため、テントにもう一泊した。翌朝、ケーブルを使わずツェルマット迄歩いた。途中の瀟洒なレストランで「昼ビール」を楽しみながら下った。
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