アルバイト三昧!pertⅢ
キャベツの積み込み&助手
約60年前、私が中学生になるとキャベツの輸送は木の枠箱から段ボール箱に一気に変わった。出生地の集落から、京浜の野菜市場に向けてうなる程過積載のキャベツを積んだトラックが走っていた。『キャベツの積み込み手伝ってくれ。』中学生の私は頼まれた。Ⅰケース15kg箱を100ケース積み込む。恐ろしい過積載。これを4人で3~4台積む。『お前いいがタイをしてるから、前から気にいってたんだ。』とも、オジサンは私に言った。高校生の時もこのバイトをやったが、身体計測時、上半身裸の私を見て『見ろ、土屋凄い体してるぞ。』と、体育教師が言った。比較的身体能力に恵まれない私であったが、この頃から短距離走、砲丸投げ、柔道で他者に負けなくなった。高校三年次は、このトラックに助手として乗り込んだ。運転士と二人で京浜の野菜市場は荷を運んだ。午後産地を出発。途中のドライブインで夕食を摂る。その後、私は運転席後ろのベッドで寝る。午後10時過ぎ、神田のヤッチャバに着き運転士と二人で荷を降ろす。だいたい半分ほど卸し、あとは川崎、横浜の市場で降ろす。日によっては逆方面の千葉に降ろすこともあった。すべて仲買オジサンの指令で降ろした。時として市場に積まれいるバナナやイチゴをつまんだりした。
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