やまだの日常

気になったことや思ったことなど。
ビューティー/ファッション/グルメ/動物/旅行/読書
今気になるあれこれを幅広く!

暑中見舞いの習慣

2022-08-01 12:47:00 | カルチャー
やまだです。

この時期になると、会社では暑中見舞いとして取引先からおハガキをいただくことがときどきあります。
夏の風景が隅っこに描かれていたり、切手が夏らしいデザインになっていたり、ささやかながら風情を感じます。

暑中見舞いを送ったのは小学生のころで、夏休みの課題として送りましょうと言われていたから、友達に送った記憶があります。
それ以降で送った経験はありません。
また、会社では会社が出してくれるので、あえて自分で書くことはほとんどありません。
メールでいただく場合にはメールで返信をするくらいです。




そもそも、暑中見舞いってなんのためにあるの?日本郵便が作ったものでしょ?などと思われる方もいるのではないでしょうか。
わたし自身も、夏にハガキを送るアレだよね?と、ぼんやりした認識です。

では、いつから暑中見舞いを送り合うようになったのでしょうか?




暑中見舞いの歴史は江戸時代まで遡るようです。
お盆時期の里帰りの際に、祖先の霊にお供えする品を持参したことがはじまりになったと言われています。
それがだんだんと夏の挨拶として定着していったようです。
そして明治時代に郵便制度が発達するとともに、今のようにハガキを送りあうようになったんだとか。

なるほど。
とても歴史ある習慣だったんですね。
礼儀を重んじる日本人として誇らしい文化だと思いました。

ちなみに、送るタイミングで挨拶の内容が変わるので注意しましょう。

◆暑中見舞い
 二十四節気の小暑(7月7日頃)~立秋の前日(8月7日頃)
◆残暑見舞い
 立秋(8月8日頃)~8月末頃まで


参考:

暑中・残暑見舞いのマナー | 日本郵便株式会社

暑中・残暑見舞いを送る時のマナーについてご紹介します。

暑中・残暑見舞いのマナー | 日本郵便株式会社

 

ただ、最近では学校や会社でも、個人情報保護として住所を教えあわないことが普通になってきていますし、親しい友達といえど住所を教えることもしなくなったのも事実です。
年賀状もラインで済ませるくらいですし。

ですが、元々は、直接出向いて挨拶していたことが、郵便を使ってでも行われるようになったのは、それだけ意味のあることだったのだと感じます。
会いに行けないから、せめてお便りだけでも送ろうという発想は、相手に対する思いやりを感じますよね。

今でいえば、ラインやメールなどで、久しく連絡をとっていない友達にひとことメッセージを送ることで、その代わりができるなと思いました。
SNSでコメントを残すだけでも違いますよね。

8月中はそんなメッセージのやり取りをしてみようと思いました!