先々週の段階で、クロス円は軒並み長期下降トレンドラインを上抜けたが、先週は、総じて高値圏での小動きに終始した。
次なる動きに向けて、エネルギーを蓄えている段階とみられる。
トレンドは円安方向なので一挙にブレイクか? 又は、目先調整入りの動きになるのか?
今週は、この見極めの週になるのではないか?
終末には、米雇用統計が控えている。
USDJPY
上昇スピードの調整段階にあり、下落を伴わない揉み合いを演じた1週間になった。
このことは、上昇への圧力が強いということの現われと考える。 (先週28日の安値はアストロ効果か?)
上昇の角度がなかなか定まらないが、チャートにはチャネルライン②、②'を暫定的に書き加えた。(②までの調整の可能性を示唆する)
先週からの方針に変更はない。
EURJPY
先週までの上昇トレンドライン①'は「ダマシ」に逢ったので、新たに③に書き換え、チャネルライン④も加えた。
2009年10月からの長期下降トレンドライン(緑)をここ一週間上抜けたまま推移し、週足では完全ブレイク。
12月の月足でもブレイクが確認されれば、いよいよ上抜けたという事になろう。
この場合、2009年10月から形成されてきたダイヤゴナル・パターンをブレイクする事になり、
中期的なユーロ高円安方向への動きが加速されるというフォーメーション。
足元では、先週の揉み合いでスイングロングを打診買いしたが、買値まで逆指値は引き上げた。
当面の上値目標は、チャネル上限から、123.31からの50%等のポイントが重なる108.50-72の間程度。
EURUSD
2011年5月高値1.4940からの長期下降トレンドライン①をトライするレベルにさしかかった。
①を越えると、ダブルトップ高値を上抜け突破する可能性も出てくる。
この場合、ダブルトップ・フォーメーション未達成による「ダマシの巻き戻し」により、上昇に弾みがつく場合が多い。
見極めるまでは様子見か、又は短期上昇トレンドライン③に沿って打診買い。