ガイカの夜明け

FXトレーダー トーマスの日々の計画と気づき

介入の力学

2010年09月16日 11時22分01秒 | 日々の売買計画と結果
前回の「ドル円長期サポートラインを意識か?」
をアップして暫くの後、予期せぬ突然の「介入」があった。

時間は10時35分で東京市場前場終了の25分前。
前場終了に向けて日経平均は急騰した。
当然のことながら、後場も窓を開けてスタートし終値217円高で引けた。
介入の効果をアピールする為には、絶妙の時間帯であったと思う。

一方、ドル円はというと、82.87を付けた瞬間からの棒上げであった。
この価格は、昨日提示した長期サポートラインの価格にほぼズバリである。

「長期サポート割れ」を許すという事は、ウェッジの下辺の下放れを許す事であった。
そして、その下には、目立ったサポートが無い真空地帯。
よって、このポイントは、80円台割れに向けての下落スタートを許してしまうか否か?
の「分水嶺」ともいえる最重要ポイントであった。
評論できる立場にはないが、今回の介入は、
絶妙な時間であり、絶妙なポイントであったと絶賛をしたい。

介入によって、前日安値から一挙に売りを浴びせた機関投資家のショートポジションはスクイズされ、
結果、値を押し上げる結果になった。
一方、上から売り下がってきたベア派にとっても、辛い状況である。
損失覚悟の手じまいの買い戻し…、又は、早期の利益確定の買い戻し…を誘発することになる。

罫線的には、サポートで支持され反発、短期下落トレンドラインを上放れ。
フォーメーション的には、ウェッジの上放れ。
オシレーター系では、強気ダイバージェンスが発動して、売られ過ぎゾーンから脱出。
トレンド系では、上昇への転換サインが短期から順次点灯しつつある。
日足一目では、基準線、転換線についてのみ好転。

本格上昇まではほど遠いが、ウェッジ開始ポイントである92.87までの上昇を期待したい。
エリオットでは、最大の調整のカウントのケースの場合、その最大値は94.99である。
「トレンドはストップによって作られる」と学んだことがある。
今回の場合も、恐怖におびえているショーター達のスクイズによって、暫くは上であろう。

今後のドル円の基本は、押し目買い。
今回のケースでは、押しの深さが読めないので、押し目を段階的、計画的に買い下がる…、
又は、ゆっくりと大きく下げていく局面があれば、「逆指の買い」をトレーリングする方法も有効と考える。

ユーロドルは、①②で形成されていたボックスを上離れた後、
2009/12高値1.5141からの下降トレンドライン③にタッチして、昨日を終了。
こちらも、重要なポイントにある。
ここ、一週間の日足トレンドは上昇なので、昨日からの揉み合いは上抜けの公算が強いとも考えられるし、
③から反落して暫くの期間、揉み合い入りするとも考えられる…?
上抜けの場合にのみ、買い方向で参加を予定。

オージードルは、高値①レベルを上抜けしたものの、揉み合い中。
上昇チャネルの上部の位置でもあることからも買えない。
月曜日の窓③を埋めに行く挙動を想定すれば「短期ショート」もアリだが、
中期・短期のトレンドは上なので、リスクが高い。
様子見。

ユーロオージーは、サポート①を下抜け後のリターンムーブが完了。
本日、①にジャストタッチし、次なる方向を模索中の様子。
明日以降の結果で、再度参入を考えたい。


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