リスクオフに傾いていた相場は巻き戻されつつあり、
原油は50ドルを回復し、ドルインデックスは95.20の節目に上髭を残すまで上昇してきた。
相場の雰囲気は緩やかにニュートラルに戻りつつある。
今後、更に楽観的なムードへと高まってくると、逆に悪材料が出てきた時の反動が大きくなりかねない。
楽観が行き過ぎた場合は要注意であり、危険な信号であると受け止めたい。
NYダウの4月20日高値18167、及び上海総合指数の4月13日高値3097を中心とするヘッド&ショルダーズ
が成立しつつあるのが気にかかる。
水星の逆行は21日に終了していて、次なるトレンドが出やすいタイミングを迎えている。
USDJPY (日足)
大枠では下降チャネル④⑤に沿って下落してきていて、
5月3日には105.53で下辺にタッチして上昇に転じている。
その後は短期上昇ライン⑥に沿って上昇し、先週末には下降チャネル上辺④にタッチした。
来週月曜日からの動きがチャネルライン④を上抜けるか、反落するかは重要である。
上抜けた場合、110.66は4月26日に付けたダブルトップのネックラインであり、
かつ3月17日安値でもあり、過去に何度も機能している重要ポイントである。
また、直近高値であるダブルトップ高値111.87は中期下降トレンドを左右しかねない重要ポイント。
108.65から計画的に売り上がってきたスイングショートは111.87まで売り増しし、越えた場合は一旦クローズ。
一方、チャネルライン④から反落した場合はディトレ共に売り戦略。
109.68-111.87で揉み合うことも想定して短期回転とし、最終的にはショートを造成したい。
EURJPY (週足)
高値149.77からの半値押しレベルでサポートされて揉み合い中。
ライン②に引き付けた戻り売りが安全と考える。
EURUSD (週足)
Aゾーンからは時間足で確認できる下降チャネルに沿って下落しているが、
大枠では、A、Bゾーンの中で揉み合い中。
上昇チャネル下辺、及びBゾーンでのサポートを確認できるまでは様子見。