なんだか大げさなタイトルではありますが、NPO法人潮彩の会が運営しておりました「パン工房潮彩」は
本日3月24日をもちまして閉店いたしましたことを、この場をお借りしてご報告いたします。
想い起せば今から12年ほど前。潮彩の会がNPO法人になる任意の団体(家族会)の頃のことです。
神津島にグループホームを作るために何かしなくては!!と本格的に動き始めた当時、村役場の計らいで開発総合センターの一角をお借りすることが出来、そこで誰もが集えるカフェとして「スマイルカフェ」をオープンしました。
パンを作り始めたのはこの時のカフェ事業がきっかけでした。当時は確か、あんぱんと十六穀パンの2種類くらいしかなかったかと思うのですが、これまでの間に場所や作るスタッフが変わったりもしましたが、その度にパンの種類も数えきれないくらいに増え、ありがたいことにリピートしてくださるお客様も増えていきました。
また、障害のある人も働けるようにと「就労支援の場」としても担ってきたパン工房ですが、皆さんパン作りに携わりながら生き生きと働かれていたのは印象的です。
さてそんなパン工房潮彩ですが、諸事情によりやむなく閉店せざるを得なくなってしまった事、本当に残念でなりません。
最後まで美味しいパンを大勢の方にお届けしたかったのですが、最終日の本日、あまりのご予約の数にご希望に添えずお断りしなければならない状況になってしまいましたこと、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
またそのような状況にもかかわらず「美味しかったよ」「またいつか復活してね」など皆様からの温かいお言葉をいただけましたこと、スタッフ一同本当にうれしく思っております。ありがとうございました。
ということで、これにてパン工房潮彩は閉店となりましたが、ぜひまた事業を再開できる日がくるよう、前向きに進んでいきたいと考えております。
お世話になった関係機関各所の皆様、潮彩のパンを美味しいと言って購入してくださった皆様、長い間ご愛顧いただき本当にありがとうございました!!
またお目にかかれる日まで。
潮彩の会代表 松江しのぶ