義務教育の算数。今から使える自宅学習のコツ

学校を出てから使える基礎教養の授業開講予定。でも今は、このブログをご拡散ください。小・中学生個別指導経験7 年。

次のうちどの「続き」を読みたいですか?

2020-07-20 22:47:37 | 考えていること
A. メモを取り慣れない生徒を対象にした授業

B. 予習範囲小テスト・丸バツのみの自己採点 → 全問解説 → 解説箇所宿題 2 回目以降の段取り

いずれも個人指導の経験から考える
集団授業の素案です。
算数・数学を想定しています。

本当にこんな、学校ワークを使った集団授業ができるのか?

2020-07-17 22:20:01 | 考えていること
6 ページ10 分で解けるだけ学校ワークを解いて自己採点し、その後の時間を全て使って6 ページ分解説すると

☑学校ワークの提出率が上がる
☑学校ワークに勉強の過程が残る
☑多忙な子の睡眠時間を確保できる
☑生徒にとって予習の代わりになる
☑授業の進みが速くなる
☑できない生徒がいっぺんにつまづいてくれるので指導が行き届きやすい

といった利点があると思います、
が、

30分ちょっとで解説が終わるのでしょうか。


終わらないでしょうね。


どうしましょうね。


この方法の鉄則は
機械的に全問解説することです。

全て解けてしまって退屈な生徒には、
他のページなり塾の宿題を解いて待っていてもらう手があります。

解けてしまうなら次に進める。
問題はわからないことを隠している、
手を挙げない生徒達です。

だからとばさずに全問解説する必要があります。
次の授業まで掛かっても全問解説してください。

では
終わらなかったらどうするのか?

次の授業の冒頭が解説だったら、
小テストを始める時間が遅れてしまいます。

だから小テストは必ず、
「解説が終わらなかったページを含めて6 ページ」指定してください。
(意外と簡単な方法でした。)

くれぐれも
丸バツだけつけさせてください(解説を写し始める人が割といますがほぼ無駄だと思います)。

解説をノートにメモしておいて、
解説が終わった箇所は宿題。
まだ解説していなければ再テストにしましょう。

できなければ
もう一度やればいいし、
できた人は次のページに挑戦してみればいい。明日につづきます。


更に続き。学校ワークを使った集団授業の具体例

2020-07-15 23:25:29 | 考えていること
算数50分間の授業で以下の内容をこなす案です。

・基本単元6ページを解けるだけ解いて自己採点してもらい、その間に解説の準備をする。
       👇
・応用単元を参照しながら6ページを全問解説する。

この案の難点は2つ有ると思います。
演習は6 ページで10 分、
 自己採点を入れても15 分が限度。

解決策は以下です。
①-A. 解答集を横に広げておくこと
①-B. 量、制限時間、①-Aについての説明

①-B-1.
どんなに早くても20分ぐらい掛かる量を10 分で解きます。しかも習っていない。だから
  -1-a. 0 点で当たり前。
     出来ればラッキー。(★)
  -1-b. 最初は全体を読んでから、
   好きな所だけ解いてください。
  -1-c. 答え合わせをしながら解いてください。特に少しでも当て勘が入ったらすぐ答え合わせを。
  -1-d. 全問解説します。(できるだけ授業内に終わらせます。)(★)

①-B-2.
 答えを写した所は
 自分にだけ分かるように印をつけてください。印は授業が終わったら消していいです。
 印をつけた問題の解説は気を付けて聴くようにしてください。本番のテストには解答はありません。

(★)は念を押すといいと思います。


②本当に授業時間内に全問解説できるのか?

どこまで長くなるのでしょうか(誰が読んでるんでしょうか)。つづきます。

つづき。学校ワークを使った集団授業の具体例

2020-07-14 16:18:20 | 考えていること
演習と採点の時間を使って「一次関数の利用(1)」から、忘れ物を取りに戻る問題を探し、黒板の半分に問題を板書しグラフの枠を取ります。
もし忘れ物を取りに戻る問題が無ければ、

適当な問題に「忘れ物を取りに戻る」という条件を足します。
グラフとは何か説明する為の問題ですから、

条件を足した箇所では答えが出なくても構いません。
忘れ物を探す時間や
戻ってきて友達に会い立ち話をする時間を足せば「y = 」の式も薄く説明できます。

さて斬新な解説を終えました。
生徒の反応は「ふーん……?」です。
一次関数の初回は
どの関係が比例かを答える文章題、
グラフの読み取り、
表からグラフを作る問題などですが、

この方法で解説すると
表からグラフ → グラフの読み取り → どの関係を比例と呼ぶか? の順になると思います。

「式で表せるのは直線だけ」と念押しをしながら上記を全問解説しましょう。

6 ページぐらいだと思います。

表からグラフを書く → 表に戻って今度は表を縦に見る。(xが1 の時4 で2 の時7 = xに3 かけて1 足すとy = “y=3 x+1”)

これで4 ページぐらい。
✅表からグラフ
✅グラフの読み取り

ここで表からグラフを読み取る問題は「テストでできなかった分を宿題」に回します。
さて授業時間はぱんぱんなので続きます。

学校ワークを使った集団授業の具体例

2020-07-14 00:07:32 | 考えていること
一次関数は単元の始まる最初の授業から、「一次関数の利用(1)」速度問題を使って説明したほうが分かりやすい。

この問題でグラフの利点が一番よく分かるからです。

規則的に1 種類の比例関係がつづく基本問題は数直線でも表せないことはない。
横線を2 本引いて1 本は時間に、
1 本は距離に割り当てる。
どちらも進む。

数直線2 本のほうが表に近い。
だから
表をグラフに直す問題を機械的に済ませたら、ー 大人に付き合ってあげたら、

生徒は改めて
解き慣れた2 本の直線を引いて文章題を解く。
そして
「忘れ物を取りに戻る」で混乱する。

時間の数直線は進むし
距離のほうは戻る。
追い越しよりも「忘れ物を取りに戻る問題」のほうが深刻です。

基本問題を解いてもらっている5 分間と
採点の時間で、
学校ワークか教科書から選んだ「一次関数の利用(1)※忘れ物を取りに戻る問題」を板書しておきます。

板書はどちらかの端に寄せると便利だと思います。
全問解説の前に板書の内容をざっと説明します。
応用問題なのでぼーっとしている生徒のほうが多いです。大丈夫です。

これで目印ができました。つづきます。