「ちまちま」のゲーム日記。

現在は、シャープX1と、レトロPC&ゲームの記事が中心です。

レトロゲーマーへの道~新たな表示方法の確保(15kHzをS端子で液晶に)

2016年12月20日 00時26分11秒 | レトロゲーム

なかなか前に進みませんが、またまた表示とキャプチャーにチャレンジです。

過去記事の「~現状確認と画面表示」
1、専用デジタルRGBモニターを使う...×
2、アップスキャンコンバータを使って液晶ディスプレイに表示...△
3、ダウンスキャンコンバータを使って液晶テレビに表示...△
4、ソニーAVマルチに変換して使う...△
5、特殊な液晶ディスプレイに無理やり表示...△
6、純正RFビデオコンバータを使う...△
と6通り考えていました。

金額順に並べると、純正コンバータは既に所持しているので
高い1>2>4>5>3>6安い
となり、現状6番の純正RFビデオコンバータのRF接続で表示できたものの
イマイチ安定しない為に次の手を考えようと言う所。



●再考、X1C表示問題

映すだけなら中古の15KHz対応モニターで解決なんでしょうが、折角だからキャプチャーの可能性も捨てたくはありません。
しかし、素人がキャプチャーするにはどうすれば良いんだ...
キャプチャーが出来る出来ないは別として、純正RFビデオコンバータの調子が悪いことには変わりありません。
最悪、これが壊れてしまうと何も出来なくなってしまうので、まずは予備の表示方法を確保しておきたい所です。

専用デジタルRGBモニターと、ソニーAVマルチ付きTVは
今となっては、手に入れるのがちょっと大変そうなのと、経年劣化等で寿命の問題があるので却下。場所も取るしね。

15KHz対応アップスキャンコンバータは
どれも値段が高く、X1で完全動作する報告も今の所は見当たらない。
一番有名所の「FRAMEMEISTER」ですら、完全対応では無い上、2万円以上なのでお試しと言う訳にもいかないので却下。

15KHz対応ダウンスキャンコンバータは
お手頃で一番現実的、今の所「XAV-2s」が価格は1万円弱(在庫少)が、いくつかの問題点をクリアしているのですが、
一部映像が乱れるのは変わらない様で、「一時的に使うだけならもっと安物でも良いのでは?」と思ってしまいます。

15KHz対応液晶モニターは
中古か小型のディスプレイしか手に入らず、新品だと15000円以上、中古でも7000円ぐらいしたりします。
しかし、キャプチャーの可能性がゼロなのと、ワイドによる横伸び、規格外信号での映像の乱れ、などの可能性を考えると
今使っているディスプレイと入替可能でなければ、場所も取るし費用対効果が結構低い気がしないでもない。

と言う事で、次に目指すところは
「15KHz対応ダウンスキャンコンバータで安い物を試す。」
これだっ!



●15KHz対応、ダウンスキャンコンバータの購入

とにかく商品の選択ミスは、そのまま無駄使いになってしまうので検索しまくって慎重に選ばなくてはなりません。
この項目に関して ” かな~り長い期間 ” 色々検索しています。
恐らく、X1の映像を映し出してる人は一定数いるのだろうけれども
なかなか検索にかからないのは情報を発信されてる方が極一部なのでしょう。
まぁ需要が一部のマニア向けで、書いてもアクセス数の稼ぎにはならない事は良く分かりますw

取りあえず「NTSCとはどんなもの?」って言う基礎から分かってないので
何処かの誰かが実践された機器でなければ、映るのかどうか想像すらできません。
まぁ取りあえず少しお勉強。
----------------------------------
「ひろゆきのホームページ 」さんのトップページ「雑記帳」から
「NTSCとMTV」更新日 2002年6月30日へと飛んで下さい。
----------------------------------
内容がそれほど長くなくて、噛み砕いて説明されているので読んでいて疲れません。
基礎を勉強しつつも、X1の検索は続けます。

X1関連での表示は「X1対応ディスプレイ」「FRAMEMEISTER」か
「XAV-2s」「ソニーAVマルチ入力付きTV」ぐらいしか、検索にかかりません。
さらに検索&検索。
そこで「15KHz」と「コンバータ」に検索を広げて、目についたのが
---------------------------------
★特価処分★RGB-VIDEOコンバータ [RGB-VIDEO-CV04N]
---------------------------------
リンクを飛んでみると特価で1000円とか、何とも魅力的な値段w
しかし、ここまで安いと逆に使えるのかどうか怪しい。
この製品が使えるものなのか否か、再び検索するしか自分には手がありません。

「RGB-VIDEO-CV04N」で検索をかけると、
大体が、アーケード基盤をコンポジットやS端子で表示する為に使っている方ばかりで
他は「RGB化したニューファミコンにS端子を付ける」ってのと「マスターシステム風ゲームギア製作」(よく見たらどちらも同じ人でした)
これらは、使った事は書かれていても繋ぎ方の詳細は分かりません。

少し保留にして他を検索してみましたが、普通のPCからTVに映す為のダウンスキャンコンバータは安価で色々あるのですが
既製品で15KHz対応のダウンスキャンコンバータってマイコンソフトの製品ぐらいしか無いんですよね。
そして何度も検索にかかり、何度も値段に負けそうになり
★特価処分★RGB-VIDEOコンバータ [RGB-VIDEO-CV04N]
を試してみようと思うものの、仕様が全く理解できない為に購入に踏み切れない。

問題は、基盤剥き出しのキットと言う事と、X1での動作確認が全く取れていないと言う事。
無論、一から十まで解説されているページもありません。

しかし、入力が必要なのは、電源と映像信号のみ。
電源は「電源供給:DC+8~15V」と意外と幅があるのでアダプターを買うか
もしくは、X1用専用ファンに使ったPS3クーリングファンの電源が使えるかも?
って感じで大丈夫として、問題はやはり映像信号。
アーケード基盤の所で15KHz対応ってのは間違いなさそうですが、説明を見ると
------------------------------
入力信号:
(1)アナログRGB+SYNC信号(RGB Separate Sync)、
3.0Vp-p(75Ω)、Nective Composite Seperate TTL 5.0Vp-p、
接続コネクタ:RTB-1.5-5P(JST)、
(2)アナログRGB+HSync+VSync信号(RGB Combined Sync)
------------------------------
と書いてありますが「Vp-pって何?」な自分にとっては、そのまま結線して良い物かどうかすら分かりません。
まずはX1の映像信号と、RGB-VIDEOコンバータ [RGB-VIDEO-CV04N]の入力信号の違いを調べる事から始めてみよう。


○X1の映像信号
「Vp-p」とは?波形の電位差の事らしいです。
つまり、 [RGB-VIDEO-CV04N]のRGB信号が電位差3Vまで?
同期信号が5Vまで?って事でよろしいのでしょうか?

で、X1のRGB信号と同期信号を調べてみます。
やることは検索。やっぱり検索。分からないのでググりっぱなし。
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「パピコニアンの倉庫 – 整頓中」さん
RGBそれぞれの色信号レベルは、X1側の出力が0Vか5Vで、
FRAMEMEISTER側は0.7Vp-pです。
終端抵抗に75Ωが入っているようなので、
テキトーに分圧すればいいのかなと150Ωの抵抗を入れました。
これで映ったからOKということで。
-------------------------------------
X1センターさん
抵抗なしでRGB信号を直結するとどうなるか...
詳細説明は省きますが、振幅幅約1Vppになりレベルオーバーしてしまいます。
これでも私の所では結構綺麗に映りましたが、
150Ωを直列に入れると振幅幅が約0.75Vppとなり規定値に収まる計算です。
同期信号の仕様はデジタルのアナログも全く同じなので、直結できます。
-------------------------------------
以上の記事より、X1の信号は基本0Vから5Vっぽいので、RGBも0Vから5Vとすると電位差が5V
つまり、「RGB-VIDEO-CV04N」のRGB電位差3Vをオーバーしてしまうため直結はダメって事?

しかし、「X1センター」さんの所には、直結で1Vppって書いてるので、単純に電圧の差=Vp-pでは無いのかもしれません。
それとも、アナログRGBモニタの入力MAXが1Vp-pって事なのでしょうか?
同期信号も当然5V差ですが、X1センターさんによるとデジタルもアナログも同じで
「RGB-VIDEO-CV04N」の同期信号が5Vp-pまでなので、そのままでもOKと言う事でしょうか?


〇「Vp-p」の計算
最初に作ったデジタルRGB>アナログRGB簡易変換ケーブルであれば「0.75Vp-pとなる」って書いてあるので大丈夫だと思いますが
では、150Ω入れて「なぜ0.75Vp-pになるのかなぁ~?」って思ってたので、素人なりに考えてみました。

がしかし、どう言う計算で「Vp-p」になるのか色々調べてみましたが、自分の頭脳では分かりませんでした。
素人にとっては、終端抵抗とかインピーダンスとかややこしいですよねぇ。

例題的に、X1の5Vの信号で、終端抵抗75Ωに直列追加で75Ωを入れると、
両方の抵抗に2.5Vずつかかるので、2.5Vp-pなんじゃないの?ってのが素人考え。

これが、終端抵抗75Ω+追加150Ωの場合、まずはオームの法則(V=I・R)により
回路を流れる電流 I は、5(V)=I(A)×225(Ω)なので約0.02A
終端抵抗にかかる電圧は0.02A×75Ω=1.5Vとなり、0.75Vp-pにはなりません。
しかし、丁度半分の数字って事は波形の形と何か関係ありそうなんですよねぇ。

X1センターさんに「アナログRGBのRGB信号は、DC成分をカットしたAC信号で」とあるので
X1は0V~5Vですが、DC成分をカットされる事で-2.5V~+2.5Vになり、
マイナス分は加味されないので半分の2.5Vになるって事なら納得。
しかし「マイナス分が加味されない」ってのは自分の”こじ付け”であって、検索してもその様な事は書かれていません。

色々調べても難しい公式ばかりが出てきて、イマイチ分かりません。
数日間検索しまくって、やっとそれらしき答えが出てきました。
まずは、「最大値」と「実効値」と「ピーク電圧幅」がある事を知らなければダメだったようです。
参考にしたのは以下のサイト。
----------------------------------
交流電源の最大値・平均値・実効値・ピーク電圧幅
Vrms, Vp-p, P(mW), P(dBm)の換算
方形波波形の実効値は最大値と同じ値
----------------------------------
簡単に書くと「ピーク電圧幅」がVp-p、0点からの最大電圧が最大値、実効値は波形の形で変わります。
方形波の実効値は最大値と同じになると言う事ですので
X1の信号の、ピーク電圧幅5Vp-pの波形の半分が最大値なので、2.5Vが実効値となる様です。
つまり、オームの法則はp-pで計算するのではなく実行値で計算する必要があり、上の計算式は間違っていたと言う事?

回路を流れる電流 I は、実効値2.5(V)=I(A)×225(Ω)なので約0.01A
終端抵抗にかかる電圧は0.01A×75Ω=0.75Vとなる、と言う感じで合っているなら辻褄が合います。
しかし、そうなるとピーク電圧幅は0.75×2の1.5Vp-pにならないのか?と言う疑問は残りますが
既に減圧されているので、0.75Vそのものが波形であって0.75Vp-pであるとも考えられます。
取りあえず、自分の中ではこれで解決と言う事にしておこう。そうしないと先に進まないw

注意 : 上記のVp-p計算は、素人考えなので参考にしないで下さい。

長々と書きましたが、幸いにも「RGB-VIDEO-CV04N」に3.0Vp-p(75Ω)と記載されているのは終端抵抗に違いない。(と勝手に判断...)
最大3Vp-pまでokなら、仮に1.5Vp-pだったとしてもオーバーする事は無いと言う事。
取りあえずアナログRGB変換した0.75Vp-pで試してみよう。
これで信号が弱くて問題が出るなら抵抗を落とせば強い信号になると思うので、ダメなら抵抗を変えるか外すと言う事で。


○同期信号の論理値
X1Cの説明書を見ると、H-SYNC、V-SYNC共に、負の論理値と書いています。
「RGB-VIDEO-CV04N」の販売ページを見ると” RGB+H+V ”となっているので正の論理値と捉えられなくもない。
ただ単に「RGB&水平同期&垂直同期」って意味なだけかもしれませんが。
続けて「RGB-VIDEO-CV04N」説明書の方を見ると
----------------------
Negative composite, Separate TTL 5.0VPP.
Horizontal Sync
Vertical Sync
----------------------
としか書いてないんですよね。この辺りが自分みたいな素人がキットに手を出しにくい所でもあります。

論理回路とか原物で作った事ありませんが、論理計算は結構得意だった気もするので
まぁ、ダメだった時はNOT回路の組み方を何処かで探して作るしかありませんね。
そうなると電源も別途必要になり結構めんどくせぇ~orz
Vp-pは先ほど書いた様に5Vp-pまでokなので問題ありません。
何とかそのまま動いてくれる事を祈るばかりです。



●実践!X1C + RGB-VIDEOコンバータ [RGB-VIDEO-CV04N]


さて商品が届きました。中身はこんな感じ。

値札は1980円のままですが1000円+送料です。S端子の金属が錆びてる...
まぁ動くかどうかわかんないし、掃除して大体取れたのでこのまま使います。
これ、コンポジット不良で(いろんな意味で)錆びつくほどの不良在庫抱えてるんじゃないかなぁとか
無用な心配してしまいますね。量産しないと安価に作れないし。
部品点数から見て、少し回路の書ける方なら自作出来そうな感じですね。自分は無理だけど。

取りあえず、電源はUSBの5Vじゃ電圧が足りないので12Vアダプターを別途購入。
12Vアダプターは、他にも色々使えそうなので無駄にはならないでしょう。
このRGBコンバータが使えそうなら後々PS3スタンドクーラーターボ電源に切り替え、12Vアダプターは別の用途に転職予定。

配線は取りあえずジャンク配線を使ってみました。
全結線されてるとは限らないので端子数と太さで選んで、あとは運任せです。
当然ジャンクだと断線の可能性もあるので、安心して使いたいならオススメしませんが...
音声や映像ケーブルだと同軸のシールドアースになってるタイプが多いみたいですね。
その代わりに配線が太くなってしまうので、取り回しが面倒かもしれません。

ジャンクケーブルをバラしてみると、微妙に配線数が足りない様な...
素人にはGNDとシールドを繋げて良いかどうかの問題が分かりません。
検索してみると、回路的には支障が無い場合が多いですがノイズが乗ったりする事もあるようです。
今回はRGBコンバータ側にカバーが無くてシールドが無いので、アースと共通にしてみました。

〇簡単に繋ぎ方
「X1C」の「R・G・B線」は”150Ωを付けて”「RGB-VIDEO-CV04N」のR・G・B端子へ
「X1C」の「H-SYNC線」「V-SYNC線」を「RGB-VIDEO-CV04N」の+Hと+Vへ直結

つまり、簡易アナログRGB変換ケーブルを、そのまま繋いだだけ!!
抵抗はX1C本体に差し込む6ピン端子に埋めます。
  
分からないから、取りあえず繋いでみるしかない。
(どうでも良い事ですが、RGB線のRを赤色線にしなかったのは、赤と白が2重の同軸シールドだったからです)
配線の位置は、RGBコンバータ基盤にプリントされた並び順で繋いでみました。
あとで気が付いたけど、それならRGBコンバータに15ピンの端子を繋いで
既にある、簡易アナログRGB変換ケーブルを使えばよかったという...


取りあえず、これで動作テストをしてみようと思ったのですが、ここで重大な事実が発覚!

なんと、普通のS端子ケーブルを持ってなかった件...orz
まぁ、ゲーム機は専用ケーブルだし、他の映像機器同士を繋ぐ事なんて無かったしねぇ。
しかたないので、まず映らないと言われてる[RGB-VIDEO-CV04N]のコンポジットに繋ぐ。
一応映ってはいるようだけど、凄く暗くてボヤけてホボ見えない。
「折角なのでS端子も試してみたいっ!」
って事で、コンポジット<無理やり変換>S端子のケーブルを使ってみる。
これでもX1純正コンバータだと、(白黒で)文字は割とクッキリだったのだよ。

[RGB-VIDEO-CV04N]のS端子、TVのコンポジットに繋いでみます。

おぉ~!!映った!!

早速ゲームをロードしてみました。

(X1C>簡易アナログ変換>RGB-VIDEO-CV04N>S端子無理やりコンポジット変換>液晶ビエラTV表示を携帯カメラで撮影)
純正RFビデオコンバータより綺麗!!しかし、一部歪んでいるのは同じです。
まぁケーブルがアレなんで当然っちゃ当然です。これ、S端子-S端子だと、かなり綺麗に映るんじゃない?

後日、S端子ケーブルをゲットしたので試してみると、表示自体はかなり綺麗に見えます。
まぁ今までがRF表示だったからかもしれませんが。
  
  


(X1C>簡易アナログ変換>RGBコンバータ「RGB-VIDEO-CV04N」>S端子ケーブル>液晶ビエラTV表示を携帯カメラで撮影)
液晶ビエラでは、最初に同期するまで少しの時間を要する様です。

LEDレグザはIPL画面から微妙に流れそうになり、文字がブルブル震えています。

(X1C>簡易アナログ変換>RGBコンバータ「RGB-VIDEO-CV04N」>S端子ケーブル>LEDレグザ表示を携帯カメラで撮影)
ゲームによっては安定している時もある様ですが、IPL画面同様ブルブルと流れそうになっています。
まぁノイズがのってたり結線が悪かったりの可能性もあるので、最終的には色々実験してみたいですね。

その他に気が付いた点は、バルダーダッシュは画面がフラッシュする時があるのですが
その瞬間に同期信号を見失って、一瞬画像が乱れます。
「XAV-2s」でもフラッシュで同期取れず、映像が乱れましたよね。
このRGBコンバータでも、高速フラッシュで信号を見失っているようです。
X1が特殊な映像信号を出力して一時的に同期が狂ってしまうのでしょうか?
今時のビデオコンバータのチップでは変換出来ない信号を出して、X1がフラッシュさせていると言うのが、素人的考えです。



●古いパソコンでリカバリーの罠


そして、しばらくの間使ってなかったWin98SE機を、キャプチャーの為に引っ張りだします。
しかし何故だかLiveVideo(キャプチャーやSteal)が使えなくなっていました...

ドライバ入れ直しや、ソフトの入れ直しを試してみたものの
復活せず、色々イジリ過ぎて何故かX1エミュレータも起動しなくなりましたorz
余計な所を触って、肝心な所が動かなくなると言う初心者にありがちな...

Windows自体も不安定になっているので、どうやら何かが競合している風?
ネット頼りな自分は、見えないトラブル解決には膨大な時間がかかるので
色々やっても数時間で確実に終わるリカバリーの道を選びました。

さすが昔のPC。この辺りの難易度が素人お断りだったんですよねぇ。
まぁ、これを想定してリカバリー付きのPCにしておいたので良かったです。
そして、リカバリー中に何故かエラーがでる。何回やりなおしても出ます。
前回はこんな事なかったのに...

色々調べてみると、ハードディスクかメモリーに問題があるとエラーが出たりする事があるとか。
「Hwinfo ページ違反」って事でメモリを抜き差しして、再度リカバリーしてみるが変わらず。
さらに調べると、どうやらマザーボードが悪いと出る事があるらしい。
合わせて、日付が正常でないとリカバリーが終わらないとの事。

情報を合わせると、マザーボードの電池が切れてBIOSが日付を維持出来ずにエラーを吐くみたいです。
「Windowsぐらい時計無しでインストールさせてくれ~ぃ!」
ボタン電池を交換してBIOSで日時を設定すると、すんなりエラーなくインストール出来ました。
古いPCを引っ張り出したが故のトラブルですね。
「電池が見るからに古そうだけど、日付ぐらい狂ってても良いや」って思ってたのですが、まさかトラブルの原因になるとは...

そして、LiveVideo(キャプチャーやSteal)が使えなかった原因も判明。
どうやら、デスクトップ表示の解像度が1024×768未満でないとキャプチャーモードが起動しない様です...
表示設定は1280×1024対応なのですけど、ビデオボードのメモリーの関係なのでしょうか?
もうちょっと広く使いたいよぉう;;

また、無知な為に無駄な時間を使ってしまった...



●X1C + RGBビデオコンバータ[RGB-VIDEO-CV04N]でキャプチャーを試みる

まずは、Win10機でGV-USB2を使ってUSBキャプチャーを試してみたけど、やはり止まります。

リカバリーしたWin98機「Power Window 3DV/4MC」ではどうでしょう。
今度は初めから新しい方ソフト「MediaScope」を使います。

サイズは2種類しか選べません。
「Steal」では前回のRF接続なら、辛うじて表示出来ましたが(RFだと、すぐ映像が止まってた)
今回は「Steal」ではホボ?止まらず。




(X1C>簡易アナログ変換>RGBコンバータ「RGB-VIDEO-CV04N」>S端子ケーブル>Power Window 3DVで表示した画面を携帯カメラで撮影)
S端子入力で映像はそれなりに綺麗ですが、タイムラグは結構あります。
マッピーだと早目に横を押さないと思った段に移動出来ません。

色々試していると、なんと!キャプチャー出来そうなふいんき(何故か変換できない)
映っている間に、いざキャプチャースタート!!
 
ガーン。キャプチャー中の画面が全く見えないw
しかしキャプチャー自体は出来ているはず?何も見えず音だけを頼りに、適当に動かして適当に終了。

撮ったムービーを見てみる。

音声は何も入力していないはずですが、所々パチパチとノイズが入ってますね。
コマ落ちしまくりで、映像にもかなりノイズが乗っていますが、思ったより綺麗に撮れてる風?
実用に耐えうるのかどうかは疑問な所ですが...


●まとめ

追記:
後になって気が付いたのですが15kHz>15kHzなので、ダウンスキャンじゃないんじゃないの?って気が付きました。
色々見ていると31kHz>15kHzのものはダウンスキャンと銘打ってますが
15kHz>15kHzのものは、コンバータとしか書いてなさそうですね。
なので、今回の「RGB-VIDEO-CV04N」や「XAV-2s」はダウンスキャンコンバータでは無いと言う事なのでしょう。


ふと、何気にヤフオクでRGBコンバータを検索してみると「RGB-VIDEO-CV04N」の初期基盤(青色)で
アダプターやX1用コネクター変換ケーブルなどがセットで出品されてました。
「RGB-VIDEO-CV04Nを買う前に知っていれば、色々迷う事なかったのになぁ~」と、自分のタイミングの悪さを呪いました。

RGBコンバータ「RGB-VIDEO-CV04N」の問題点は
・テレビや映像によっては補正しきれずに流れたり乱れる。
・完全なNTSC信号になる訳では無い。(あくまで疑似NTSCのまま)
・画面フラッシュやブラックアウトで同期信号を見失う可能性がある。
・恐らくFRAMEMEISTER同様、パレット0番を変更すると正常に表示されない。
・S端子出力しか使えないので、最新のテレビで使うには別機器を挟む必要がある。(映るとは限らない)
今の所、この辺り。

しかし、これらは他のコンバータやVGAモニターにも出る可能性がある問題点なので、今時の限界に近い気もします。
非常に安価で接続自体は難しくなく、簡易アナログRGB変換ケーブル(150Ω抵抗3本かますだけ)を、そのまま繋げば映ります。
映像自体もS端子接続なら、純正RFビデオコンバータと比べてかなり綺麗で、文字も読み取れます。
予備の表示方法を確保するための御試しとしては、十分ありではないかと思いました。

キャプチャーに関しては色々難しい様なので、単純にコレはOKでコレはダメ!って事は言えないですが
USBキャプチャーの様な、ソフトウェアに頼り切ったキャプチャーでは取り込めなくても
ハードウェアである程度処理するキャプチャーなら、可能性があるのかもしれません。
今回、今まで出来なかったキャプチャーが出来たと言う事は、大きな進歩なのかもしれませんね。

内容的には100点満点ではありませんが、それなりに進展した気がします。
特殊な表示方法(パレット0番、フラッシュ)が無いゲームならS端子で問題無く遊べるソフトが多いと思います。
あとはテレビの補正能力依存なので何とも言えませんが...

総評 : 「X1C」でRGB-VIDEOコンバータ「RGB-VIDEO-CV04N」は値段相応に使える。

と個人的に思います。
まだ数種類のゲームを試してみただけなので、詳細は追って報告したいと思います。

X1センターさんの「簡易デジタルRGB to アナログRGB変換ケーブル」が作れる方なら
あとはコンバータ側にも端子を付けて繋ぐだけなので、かなり簡単かつ安価に試す事が可能です。
古い15KHz表示に御困りの方は一度試してみては如何でしょうか?



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