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小学校最後の授業参観

次男は明日、卒業式を迎える。

新型コロナの感染拡大防止策から、行事の多くは中止もしくは縮小開催となり、さらには私が脳梗塞で入院したこともあって、昨年はほとんど見る機会を失ってしまった。

年が明けて栃木県の緊急事態宣言が解除され、学校側の配慮で小規模ながら体育の授業時間を利用した「運動会のような授業参観」を何度か開催してくれた。今日はその最後の授業参観であった。

この小学校では、中学年以上の児童が運動会でよさこいダンスをする。
紙でできた法被を体操着の上から着て、手に鳴子を持ち、慣らしながら踊るのだ。運動会の種目の一つであり、踊りを評価して運動会の競技得点にもなるため、児童は本気になって踊る。
そして、運動会を終えると、仲間同士で法被へメッセージを込め、来年のモチベーションにするのだ。

鳴子の音と真剣な踊りは見ていて実に小気味良い。
さて、この授業参観ではどうだろうか。
ふざけたりしないだろうか。

そんな事は杞憂に過ぎなかった。

踊りを終えた児童の背中に書かれていたメッセージに目が止まった。
「来年こそは絶対優勝だ!」

ああ、今年の踊りも最高だったよ。


 

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