名古屋でリバーサルの現像ができなくなってもう3年以上が経ちます。懇意にしているカメラ店も昨年ネガカラーの現像をやめ、撮ってすぐフィルムを現像するということはついにできなくなりました。思えば私もここ2年ほどフィルムカメラに触れてもいず、私的なカメラとして愛用していたContax G2も棚の奥で眠っています。
昨年から始めた「仕事で使うデジタル一眼レフ」のシステム再構築が一段落し、気分的にも区切りがついたので、ニコンのCMを真似て「そろそろ、ちゃんと、デジタルカメラ。」をしようと思い立ちました。
以前からコンパクトデジタルカメラのLUMIX LX-5を使ってはいますが画質的には良いものの、ちゃんと撮ろうと思うとボディが小さすぎて構えづらい、屋外ではファインダーが見づらいなどからどうしてもいい加減な撮り方になってしまいます。Contax G2に代わる良いデジタルカメラはないものかと見回せば富士フィルムにX-Pro1というのがあるではありませんか!X-Pro1はハイブリッドファインダーなるものを装備していてレンジファインダー機としてもミラーレス一眼機としても使うことができ、レンジファインダーにも実に細やかな配慮がされています。どう考えてもちゃんと代われる機種は「これしかない!」と、X-Pro1を入手しました。
センサーはAPS-CサイズのカメラですがG2と並べてみるとほとんど同じボディサイズで、このくらいの大きさが一番手になじみ使いやすい。交換レンズも充実していて、これは久々に出会った「写真機」らしいカメラだと惚れ込んでしまいました。