写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

Helin?へりん?ハリン?

2012年05月27日 | カメラ

 

Helin_2  ビデオカメラ用の三脚(ダイワDST-43)を買ったときにズームリモコンが欲しかったのだが適当なものがなくてそのままになっていた。適当でないというのは値段である。使用機Canonの純正品はすでに販売終了。これは3万円以上したようで高くて売れなかったようだ。使えそうなのはLibecの製品しかなかったが15,000円。三脚より値が張るのはどうも抵抗がある。
 先週、特に目的もなくAmazoneを見ていたらHelinというブランドの「ズームコントローラー」を偶然発見する。デザインは違うが仕様はLibecのものに良く似ている。Canon(LANC)用で6,400円!Helinはビデオ用三脚のブランドのようで10種類ほどの三脚、ビデオライト、バッテリーなどがラインアップされている。見た目はどれもなかなか良さそうで、三脚とリモコンのセットなどはなかなか魅力的な価格設定であるが、商品説明は簡略で詳しい仕様はわからない。昨年から掲載されているようだがどれもまだレビューが書かれてなく、ちょっと躊躇したが「ズームコントローラー」を発注した。「マーケットプレイス」の商品で、出品者は映像機器とは関係のない商品のインポーターのようである。納品まで1週間ほどかかるということだったが、なんと翌々日にはもう届いた!
 早速使ってみる。製品はきちんと作られていて、まるっこいデザインはLibecより良いと思う。ズームコントロールもスムースで問題なくこれは良い商品だ。現在Helinの製品を売っているのはAmazoneのみのようで、インポーターのオリジナルブランドかと思ったが中国の放送用機器メーカーのブランドようだ。三脚を買ったときにズームリモコンを含めてあちこち検索したが、Helinの製品は一度も出てこなかった。「リモコン」は最近にも検索したがそのときにも見つかっていない。Helinのは「ズームコントローラー」だから?


動画の色空間あるいはムービーのカラープロファイル

2012年05月26日 | Mac and Photoshop

 前回に続きビデオ編集での疑問。どこかに書いてあったのか、勝手に私がそう思っ手しまったのかわからないが、ビデオ画像の色空間はsRGBで良いとずいぶん前から思いこんでいて、TVコマーシャル用の画像の依頼があるとsRGBで作っていた。動画編集をするようになって、動画の編集ソフトに画像を取り込むとどうも色がおかしいのに気づく。sRGBだと彩度がかなり上がってしまっている。試しにAdobeRGBを当ててみるとそこそこにはなるが、コントラストがやや足らない。あちこち調べてみるとどうやらビデオのカラープロファイルはRGBではなくYUVとかいうやつらしい。しかしPhotoshio CS5が扱えるプロファイルの中にYUVというのはなく、動画っぽい名前にHDTV(Rec.709)というのがあったので検索してみるとどうやらこれを使えば良いみたい。編集中のスライドショーの100点ほどの全画像のカラープロファイルをこれに変換してとりあえず一件落着。(ちなみにPhotoshop ElementsではsRGBとAdobeRGBしか扱えないし、「アクションパレット」もないのでこの作業は全くできない)
 動画にはまだまだ良くわからないことがいっぱいである。Hdtv_2


Intel Quick Sync Videoについて

2012年05月26日 | Mac and Photoshop

 

Intel

 PowerDirectorよるビデオ編集をMacBookProのWindows7のもとで続けるのはやはり何かと苦しくて、専用マシンを導入する。Windows機を購入するのはNECのPC9801以来で、十数年ぶりだ。Macintoshもずいぶん安くなったとは思うが、今やWindows機はcore i7 2700K quad 搭載機でさえ気軽に買える価格にまで下がっている。使用中のMacBookProもCore i5なので編集作業についてはMacBookに比べてとびぬけた差は出ないが、エンコード時間は各段に早くなった。

 PowerDirector10では使用できるエンコード補助を使うかどうかを選択できる。MacBookではNVIDIAのCUDAが、新しいマシンは特にビデオカードを積んでないのでIntel Quick Sync Video が表示される。CUDAでは特に問題はなかったのでQSVを使ったところ、PCでの再生では問題はなかったがTVのプレーヤーで再生するとエフェクトの集中する場面での作動がガクガクになってしまった。動きの速いシーンという訳でもなく、最初原因が分からずいろいろ条件を変えエンコードしてみるとQSVが犯人であった。QSVを不使用にしてもさほどエンコード時間はかわらず、時間の差はやはりCPUに負うところが大きいようだ。以後マスターディスクの作成にハードウエア支援は使用しないことにした。ビデオ編集についてはまだまだわからないことが多い。