わんこ狂想曲

シェルティれお&ルネ&蓮&蘭のお話。
闘病日記、子育て日記、多頭飼い日記などわんことの生活の記録です。

れおの様子日記28(最終)

2005-05-20 18:53:49 | 多発性骨髄腫
5/19
今朝もなにも食べられず。
立ち上がったりするのも困難。
病院に電話して今日診察してもらえないか聞いてみました。
(明日9:30の予約でした。)
今日は外科の診療日で教官の先生が外出なさっているとのことで
容態が急変したら別ですが、
そうじゃなければ明日・・とのことでした。

ずっと眠れずにいるし、
座っていて、向きを変えるのも思うように出来ず
相当苦しそうです。
PM3:30頃モルヒネを少量飲ませました。

朝のお薬もそうでしたが、れおは今日はじめて
薬を飲むのを嫌がりました。
いつもは「お薬だよ。口開けて。」と言うと
開けてくれるのですが、口をがっちり閉じているのです。
無理矢理こじ開けて飲ませましたが
嫌な予感はしていました。

夜になり、しぃが帰宅すると
少しうとうとしていましたが、
息苦しさは相変わらずで、水を飲んでも吐いてしまう状況です。
(少し前から水を飲んだ後に吐くことが何度かありました。)

明日は病院なので早く寝ようと思います。



5/20
19日分から続いています。
AM1:00頃お布団に入りましたが、
れおはベットで向きをかえようともがいています。
立ち上がることも出来ないし、向きを変えることも困難なのです。
ドサッ、ドサッという音が何度も何度も
部屋中に響き渡ります。

私としぃはもちろん気になって眠るどころではありませんが、
明日は朝早くから長時間の運転なので、
なんとか眠らなくては・・・と。

AM2:00頃だったでしょうか、
れおが這うようにして私の枕元に来て
何かを必死に訴えています。

「今日は側にいてくれ」と言っていると私は思いました。

痛みが激しくなってきてからというのも
れおはべたべたすることがほとんどなくなっています。
いつもひとりでじっと耐えているのです。
触られるのも痛くて嫌かと思い、
私も遠くからじっと見つめていることが多かったです。

なのに今日はれおは私の腕枕で寝ると言って横になりました。

じっと私の瞳を見つめ、れおは
「おれ、もうすぐ逝くよ。」と言いました。
「れお逝っちゃうの?」と返事をしました。

「頑張って」「もっと私たちの側にいて」とは可哀相で言えませんでした。
こんなに辛いのに。
これからだって治療したって完治することがないのに。
痛みと闘い続けろなんてとても言えません。

朝6:00しぃが起きるまでれおは頑張っていました。
しぃが起きてすぐ、「くぅぅーん」と叫び声をあげたそうです。
(私はその場にいませんでした。)
その後意識がなくなりました。

急いで車に乗せて病院に向かいましたが、
途中でれおは息が止りました。

心臓はまだ動いていましたが、
私たちは家に帰ることに決めました。


れおを綺麗に洗ってあげて、
寝かせてあげました。

大好きだったおもちゃ、おやつ、などいっぱいまわりに置いて
れおは今眠っています。

病気になってからぐっすり休めた日などなかったと思います。
ようやく気持ちよく眠れる日がやってきたのです。

れお今まで本当にどうもありがとう。
今度、れおに手紙を書くね。




※みなさん、コメントありがとうございます。
お返事遅くなってしまうかも知れませんが、どうぞご理解下さいませ。