ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

衆議院外務委員長

2011年09月07日 | 社会・政治

 衆議院外務委員長田中真紀子氏が内定したそうですね。
 野田総理、お気は確か?
 この前全府省の事務次官を集めて野田政権への協力を依頼して、脱・脱官僚を宣言したばかり。
 このタイミングで外務委員長田中真紀子氏はないでしょう。

 小泉政権下、外務大臣を務めた田中真紀子氏
 部下である外務官僚を評して、外務省は伏魔殿と言い放ち、外務官僚から総すかんを喰らって更迭された事件をお忘れか。

 私が見るところ、田中真紀子氏は中途半端に頭がよく、異常にプライドが高く、周りはイエスマンだらけでなければ気が済まない、職場にたまにいる困った管理職だったのだろうと思います。

 外務官僚だって政権党が送り込んできた大臣とはうまくやりたかったはず。
 しかし外務官僚のプライドをずたずたにした物の言い方を知らない大臣では、うまくやりたくてもやりようがなかったのでしょう。
 大臣が最初から役人を敵視すれば、官僚機構は動かず、政権運営が行き詰まるのは過去2代の民主党政権でいやというほど味わったはず。

 今回、田中真紀子氏は外務大臣ではなく、外務委員長ですが、因縁浅からぬ外務省幹部のお歴々と密接な連絡を行わなければ、仕事は進みません。

 この人事は必ず、後に禍根を残すことになるでしょう。
 部下は褒め、その気にさせてうまく使う、という管理職共通の極意を、田中真紀子氏はすでに学んだでしょうか。
 まだ学んでいないのだとしたら、早く学んでください。

 山本五十六元帥は、部下を使う極意を次のように言っています。

 
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

 
この言葉を、田中真紀子氏に贈ります。

田中真紀子の正体
上杉 隆
草思社
「田中真紀子」研究
立花 隆
文藝春秋

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