真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

スピリチャルな世界 2(槇原敬之の場合)

2004年12月10日 22時31分11秒 | 槇原敬之の詩の世界
 芸術というのは「美」を表現する手法で、美それ自体は形而上の存在で、三次元の感性では見ることも触れることも聞くこともできません。それを詩人は文字と言葉を使って、画家は筆と形と色を使って、音楽家は旋律や音色を使って表現します。槇原さんのようなシンガーソングライターは詩人と音楽家としての素材と道具を用い、美を表現しているわけです。人間の場合もまったく同じで、人間という素材、道具で魂の人生を演じています。私たちは、♪ココロとカラダを全部使って♪人生を演じる芸術家です。

 私の魂は永遠のものであっても肉体は魂に付随しているもので、いつかは果てます。私という永遠を三次元的の舞台で表現するために肉体という衣装を着て、地球という舞台に私は上がりました。この舞台で私は、名前も含めてすべては魂が生きるための乗り物として存在しています。

 ほんとうの私は、実は具体的に表現されるほどにほんとうの私から離れていきます。
 私が男性で、年は幾つで身長は何センチで、仕事は何をして、家族構成は… 趣味は…と私を飾れば飾るほど、私は徐々に鮮明になります。しかしそれは同時に、私を限定して狭く狭くすることで私が着ている着物への理解が深まっているに過ぎず、ほんとうの私からは徐々に離れていくのです。
 言葉は物事を限定することでその役割を果たしますが、芸術もまったく同じです。目に見えない美を限定することで美の反映を作り出しているのです。

 ちょっと話が難しくなりましたが、行間を読み、阿吽(あうん)の呼吸で曖昧の世界を生きる達人である日本には、墨絵とか、俳句とか、川柳とかがあります。もちろん外国にも詩は存在していますが、一般庶民がそれを日常的に楽しんだりしてきた民族は(最近は余りないようだが)、おそらく日本人ぐらいではないでしょうか(11月27日の「余計なお節介」に関連文書あり)。
 日本文化というものはこの曖昧さ、行間を読むということにその真髄があるのです。
 虫の声や風の音に美を感じるのも同じと思います。

 前置きが長くなりましたが、昨日から紹介している槇原敬之さんが作詞作曲した「Happy Birthday Song」にも、言葉と旋律で表されている何かがあります。その何かが単に「美」というだけではなくて、霊的な真実を多く表現しています。

  ♪♪嬉しいことがあればきっとその前に
    嬉しいことを誰かにしたのでしょう
    辛いことがあればきっとその前に
    誰かに辛い思いをさせてしまったのでしょう♪♪


 宇宙には因果応報という法則があります。魂の成長のための法則です。というか、宇宙の法則とは意識の成長のための法則でもあります。
 人は魂が若い内は人の悲しみとかがよく伝わってきません。思い遣りがない人生からスタートします。正邪、陰陽、プラスとマイナス、愛と恐れ、等々… 一面しか知らないとその反面もよく理解できません。人を思いやり、可哀想と感じれるようになるには、私たちは可哀想と思うような経験を自分でしなければなりません。悪を肯定しているのではないのですが、このようにして私たちは人を傷つけて生きていきます。この法則が人の進化となるために、神様はカルマの法則を作りました。カルマを運用するためには人の恨みを使います。が、この辺のことをここで書き始めますと、明日になってしまいますので、とりあえず、人を悲しませたら、自分も同じ目に遭って、その悲しみの勉強をさせてもらうことになる、ということを知っておいてください。
 人に辛いことをしたときに後で辛いことが還って来るのはカルマの法則ですが、人に嬉しいことをした場合に嬉しいことが帰ってくるのは、カルマの法則ではなく、愛の法則、エネルギーの法則が働きます。自分の中の愛を使うとそれを補填する為に宇宙から愛が流れてきます。なぜなら愛はエネルギーでありエネルギーは循環するからです。愛は自分を癒すエネルギーでもあり、自分を癒す現象も呼び込みます。   ― つづく ―

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1 コメント

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Unknown (御案内)
2004-12-10 22:40:25
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