真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

スピリチャルな世界 8(槇原敬之の場合)―愛について

2004年12月17日 22時22分12秒 | 槇原敬之の詩の世界
 イラクでは、世界のエネルギーの1/4を消費するという超大国アメリカのエゴ(実際にはアメリカを操る陰の存在)によって作り出された戦争を筆頭に、世界では50を超える紛争が続いています。貧富の差もますます増える一方で、いまアメリカでは全体の豊かさを5段階に別けると、上位20%の人たちと下位20%の人たちの貧富の差は9倍になります。大都市ではどこも優に10倍を超えています。少し前まで日本のこの貧富の差は3倍弱でしたが、いまは3倍以上になっているでしょう。日本企業もアメリカに倣って社員を削減し、契約社員や派遣社員に切り替えていますので益々貧富の差が膨れ、金持ち優遇の社会構造になって行きます。実際に小泉首相の税政策などを見てもそのように進めているかのようです。その一方で世界には愛という言葉も溢れていますが、世界は本当の愛とは何かについて充分な理解がなされていないように思えます。

   愛について少し科学的に考えてみます。

  ビッグバンは、もともとひとつだった唯一の私が、私を分割して、それぞれの私を通して反映されている私を知り、私の意識を是正・進化させるためのものでした。私を成長させることで私全体を成長させようと仕組んだシステムでした。しつこいようですが、ビッグバンとは元々ひとつだった私の分裂なのです。そしてその意図とは進化・成長なのです。
 ここにこそ「愛とは何か」の大きなヒントがあります。

 それで宇宙で唯一の存在は自分を知り学ぶという願いを実現するために、分割した自分を演ずる舞台を作り上げたのです。いま、私たちが住んでいる世界は神様がビッグバンによって創りだしたそのシナリオで動いているのです。
 これが、「ビッグバン」を創造した(成長の)意図でした。ですから、私たちは元々ひとつの存在であり、私とあなたはそもそも同じなのです。これは愛の基本理念です。
 そう、愛とは「自他一体」なのです。自分と他人を別けない、これが愛の基本理念です。

   ♪風に形を変える雲が夕焼けに染まり浮かんでいる
    ちぎれてどんな形になっても雲はやっぱり同じ雲で
    相手を責めるよりも先に自分の中をまず見つめて
    相手を許せるような広い心を持ちたいな♪


 だから上の歌詞のように、現象の発信元は自分であるとして、相手を許すことが必要です。もっと言うと、相手を許すどころか、自分を不愉快にさせた相手とは、自分の中に起きている否定的な想い(怒り、悲しみ、ねたみ、恨みなど)を自分の中から浮上させ、そんな意識が自分の中に潜んでいたことが気づくような嫌われ者の役を演じてくれた恩人とも言えなくはないのです。
 ですからそれは自分の成長のチャンスで、しっかりとそんな自分の中身の現実を客観的に見つめなければならないのです。

 もともとの宇宙創造神は愛にあふれていたのですが、もっと愛を育むためには愛と反対にあるもの、すなわち自分と他人を分裂する意識をもってそれぞれが生まれることが必要でした。そのためには自分の高い意識の部分だけではなく、低いところの意識をも作り出す必要があります。それで、作られた世界は波動の低い、重い世界でした。愛を深く知るためにも愛とは反対の経験をする必要があったからです。
 強い分裂意識に必要なものは先ず「恐れ」です。恐れは自分の周りににバリアを張り、自分と他人を別ける意識です。この恐れがあるために、私たちは自分のワクワクする現実を作り出せないでいます。
 
   ♪目を背けたくなるような姿
    自分の人生の時間使い僕が気づくそのために
    見せてくれる奇特な仲間さ

    かくも家族というものは
    よく考えられて仕組まれたTag Team
    他人なら愛想尽かして合わなきゃそれで終わるところも
    そこはさすが神様だ 遠慮せずにお互いと
    ぶつかり合える 向き合える


 ここのところの詩はなかなか真理の的を得ています。
 確かに喧嘩別れした友達、恋人はたくさんいても、喧嘩別れした親兄弟というのは前者の数と比べればほんのわずかでしょう。基本的には何があっても家族の繋がりはそれなりに強いものです。テレビでもいろいろとわだかまりがあって別れ離れになった親子が再開する番組に涙し、視聴率が上がっても、別れた恋人や友人が再会する番組は作られません。視聴率が稼げませんから。

   ♪分かり合えなくて当たり前なんだ
    分かり合えないようなメンバーが揃っている
    テレビや映画で幸せな家族を描くのは
    現実があまりにも違うからなんだろう♪


 また性格が似ているので、反目することも多いのです。が、やはりいつかは何となく仲直りしている場合が多くあります。♪分かり合えないようなメンバーが揃っている♪というのも言い当てていると思います。

   ♪かくも家族というものは
    よく考えられて仕組まれたTag Team
    なかなか直せない性質の悪さを抱えた僕らのために
    神様が考えて仕組んでくれた
    それはまさにTag Team…

    この家族しかつかめない幸せが
    この先に必ずある♪

                     ―つづく―

写真は六本木ヒルズのイルミネーション
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4 コメント

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圧倒されました (REIKO)
2004-12-18 07:35:08
槇原敬之ってその風貌からちょっと敬遠していたのですが、聞いてみようかな。とびらさんのお奨めはなんですか。



それから東京のイルミネーションはすごいんですね。とてもきれいです。うっわ~電気代がいくらかかるん?と思うのは主婦かしら(^^ゞ

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音楽としてもいいですよ (とびら)
2004-12-18 10:07:05
おはようございますREIKOさん。

槇原敬之の歌はメロディも良いものがありますね。私はすべて聞いているわけではないですが、とりあえずアルバムを3枚ほど薦めれば、



1)Home Sweet Home

2) Explorer

3) 太陽



1)にはここで12/10に紹介したHappy Birthday Songや因果応報をテーマにした(私の大好きな)Are You OKなどが入っています。



2)には上で紹介したTag Team やハトマメ、世界にひとつだけの花 などが入っています。



3)にはここで12/13に紹介した I ask 軽快な Wild Rabbits などが入っています。



私は高校時代からこれまでズッとジャズ一筋でしたので、まさかJポップを聞くとは… 自分でも(@_@)です。



 最近のイルミネーションは青が多く、これ、熱もあまり出ないで木にも優しく、電気代も昔と比べだいぶ省エネになったみたいですけど、でも圧倒的な量ですからね。

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Unknown (まりん)
2004-12-18 10:48:00
昨日お台場行ったんですが、イルミネーションがすんごい!きれいでした。

ちょうどこの写真のような感じの大きなクリスマスツリーやらレインボーブリッジやらあとは高層ビルや屋形船の灯りで日本じゃないみたいでした♪

電気代、確かに気になりましたねー。



槙原ってREIKOさんがおっしゃるように、あの風貌でしょ?(笑)ほとんど関心なかったんだけど、とびらさんのおかげで違った視点で見られるようになりました。



それはそうと、いつもこまめにレイアウト変えてよくお手入れされているブログです。

感心しますよ。とびらさんてマメですねー。



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Unknown (とびら)
2004-12-18 11:39:51
お台場のイルミネーションって行って見たいですね。最近、車が車庫に入りっぱなしだからたまには行って見ようかな。



風貌って、やっぱり入り口では関係あるんですね。槇原氏はテレビ出演ってあまり多くないようだし。



トップページ(とはいってもブログの場合常にトップページだけど)のレイアウトは編集ページ開けとけば10秒でできるんです。



そう、わたし、まめですよ。

早くまりんさんのところのようなホームページを作っておきたいですが、ブログのほうが一般的にアクセスが多いらしいので、リンクして併用だな。まだ先だけど。
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