佐高信さんの「原発文化人50人斬り」という本を一昨日、昨日の新潟往復の新幹線の中で読み終えました。
なかなか痛快で面白かったです。
マスコミには出ないような情報もあり、日を別けて本の中から少しずつ紹介して行きます。
この本の「はじめに」にこうあります。
【 「神よ、われわれに与えたまえ、変えることのできないものを受け入れる冷静さと、変えるべきものについてそれを変える勇気と、そしてこの両者を識別することのできる智恵とを」・・ こう祈ったのは、アメリカのプロテスタント神学者、ラインホルト・ニーバーだった。私は宗教家ではないから神には祈らないが、大地震に襲われた現在、変えることのできないものを受け入れる冷静さと、変えるべきものを変える勇気、そしてこの二つを分ける知恵が必要なことは言うまでもないことだろう】
まさに利権という欲や自分の領域の仕事に執着し、変えるべきものを変えようとしない原発事業関連者に言ってあげたいことです。
しかし「私は宗教家ではないから神には祈らないが、・・」というところはおかしいですね。
私も宗教家ではありませんが祈りますよ。
それはさて置き、佐高氏がこの本で糾弾する人々は、
超A級戦犯として
中曽根康弘
A級戦犯として
梅原猛 斑目春樹 近藤俊介 ビートたけし 吉本隆明 渡部恒三 大前研一 堺屋太一 弘兼憲史 与謝野馨 幸田真音
BC戦犯として
勝間和代 星野仙一 王貞治 草野仁 養老孟司 大宅映子 小沢遼子 田原総一朗 アントニオ猪木 三宅久之 木場弘子 小宮山宏 福沢朗 金美齢 野口健 寺田農 鈴木京香 江波杏子 前の海
その他
清水正孝 中島みゆき 蟹瀬誠一 山折哲雄 小佐古敏荘 岡江久美子 浅草キッド 茂木健一郎 中畑清 大熊由起子 田中知 荻野アンナ 薬丸裕英 福澤朗 松本零士 藤沢久実 関村直人 福島敦子 北野大 岸本葉子 中島健 豊田有恒 鈴木篤之 住田裕子 西山英彦 渡瀬恒彦 吉村作治 近藤駿介 神津カンナ 他多数です。
以前書いたかもしれませんが、今日はその中からアントニオ猪木の青森県知事選挙応援事件について。
アントニオ猪木は青森県知事選挙の応援に駆けつけようとしました。
そのことについて、猪木の秘書だった佐藤久美子が『議員秘書 捨身の告白』(講談社)に書いています。
最初は青森県の原発について一時凍結派の候補から150万円で来てほしいと頼まれた猪木はその候補の応援に行くつもりでいました。
しかしそれを知った原発推進派のバックにいた電事連から一億円を提示された猪木は、150万円を返金し、そちらの応援演説にいくことにしたのです。
猪木は、昔、東京都知事選挙に出ようとしたことがあります。
そのときも自民党から金をもらって出馬を取りやめたことがあるのです。
これが彼の本性です。
こういう札束で頬を叩くというやり方は原発反対派にも行われ、それを拒む筋金入りの反対派には、数々の嫌がらせを電力会社はして来ました。
そういったことを不定期ですが綴ってみます。
この本の元ネタになった「週刊金曜日」。
↓こちらも参考に。
勝間、星野、草野…原発CMに汚染された“黒いタレント”たちの苦しい言い訳
http://www.mynewsjapan.com/reports/1423
新聞「原発広告」知識人は増田明美、橋本登代子、森田正光、辰巳琢郎、住田裕子
http://www.mynewsjapan.com/reports/1450
木場弘子、白河桃子、藤沢久美、浅草キッド…原発の“黒いカネ”で稼いだ雑誌の広告塔たち
http://www.mynewsjapan.com/reports/1430
これから米子に広告取材で行ってきます。
次のUPはウィークエンドです。
小沢一郎氏の名前がないのでしょうか。
しかしいまはそれなりに評価しているもよう。
原発に関しては完全に脱すると言ってわしいですね。
小沢さんはクリーンエネルギーに変えなきゃということは7/21に紹介した本でも確かに最後の対談で石川氏に言っているけれど、宣言して過去の過ちを認めないといれないとは、私も思います。
http://www.amakiblog.com/archives/2011/03/27/