真実の扉

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原発さえなければ

2011年09月27日 07時14分42秒 | 東日本大震災関連

今日は昨日気になった記事を二つ書きます。
二つとも原発のこと。

初めはどの新聞もとり上げている記事です。

「上関原発 推進派町長3選」の記事
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110926ddm041010087000c.html

町長選ですが、とうとうそうなりましたか。
上関(かみのせき)原発は3月11日の地震の2日前に私が7年半の自分のブログの歴史の中で、みつばちの羽音と地球の回転とのタイトルで初めて原発をテーマに取り上げた時、対象とした原発です。
ですからとても気になっている原発なんです。


一般的には、私のように放射線は低線量ならば健康被害どころか体に良いという人は少ないはず。
ほとんどの人は低線量でも危険、と思っているのでしょう。

だったら本来は原発建設には反対しないと。
しかし結局、原発を受け入れないと町が成り立たない、だから賛成しちゃうのです。

上関町は予算の4分の1(約11億円)が交付金だからこれがなくなったら大変です。
それでも町の無駄遣いを省いていけば、4分の1はなんとかならないのでしょうか。
それだけが原発推進町長選出の理由ではないのかもしれませんが、予算を本当に必要なものだけに絞ればと思いますが、素人の考えでしょうか。

人口がたったの3500人の町で44億円の予算て感覚的にすごく多く感じます。一体どういうことなのでしょう。
観念的で申し訳ないですが、1人当たり年間31,300円負担を増やせば補助金は要らないのです。

それでこういうときですから国が半分面倒見るとか出来ないのでしょうか。

原発推進派の町長が選ばれても、飽くまで町の話しなので、これで原発工事が進むと決まった訳ではありません。
山口県の知事は原発予定地の埋め立て免許の延長を認めないとしていますので、今後とも成り行きをみて行きたいです。


次は昨日の東京新聞朝刊の「こちら特報部」から「原発さえなければ」という記事。
検索してたら同名のこんな歌があるのが見つかりました。
http://www.youtube.com/watch?v=DnNed1RryIs

家に帰れないことの悲しみと怒りを歌った歌です。
でも、本当は帰れるのです。
ところが間違った認識で、帰れるものを帰さず、殺さなくても良い家畜を殺しています。

「こちら特報部」では、今年6月に50歳代の男性酪農家が首をつって死んだことを例に出して、今も放射能汚染渦と風評被害に苦しむ酪農仲間は何を思うのかと書いています。

葬儀では「フィリッピン人の妻と小学生と幼稚園児生の息子二人の打ちひがれた姿が参列者の涙を誘った」とあります。
この記事を読むと、葬儀に参列していない私でも胸が締め付けられてきます。
放射線に対しての間違った知識が起こした悲劇、死ななくて良かった命だと思うと。

本当に環境は最悪のようです。
東日本大震災で、津波による深刻な被害を受けた宮城県石巻市の住民1399人の調査で、約4割に睡眠障害の疑いがあることが、厚生労働省の調査で分かった。35%が睡眠時間が6時間未満と答えたほか、過去1カ月間に少なくとも週3回以上、夜間に目が覚めて困ったという人も39%いた。不安や抑うつ症状が認められる割合も全国調査より高かった。
朝日新聞 9月22日

人間だけでなくて家畜も本当にかわいそう。
札幌医科大学の高田純教授の「世界の放射線被曝地調査」(講談社文庫)では、嘗てのソ連のチェルノブイリ事故時にソ連政府は人々の避難と同時に13000頭の牛と3000頭の豚も避難させているとありました。
国の大きさの違いがあるにせよ、あのソ連ですら・・・と言ったら失礼ですが、日本の場合はそんな発想すらなかったのではないでしょうか。

私の立場は避難させる必要はないのですが、政府の立場は「放射線は少しでも危険」ですから、生き物を慈しむという動機があれば助けることを考えて欲しかった。
動物たちは殺す必要はなかったです。一時的にセシウムが検出されてもしばらくすれば無くなります。

私がこのブログでリンクしている中部大学の武田邦彦教授のブログに久しぶりに寄りましたが、相変わらず放射線を敵視していますが、相変わらず100mSv以下の放射線が何故危険なのかは一言も言えていません。
http://takedanet.com/2011/09/post_981b.html

やはり私がこのブログでリンクしているジャーナリストの天木直人にはメールを送って低線量の放射線は体に悪いどころか健康に良いという現実を、実験や事例を挙げて読んでいただいたのですが、返事は私は良く判らないから慎重にしたいというものでした。
それでもやはり、放射線は低線量でも否定的な文書を書いています。
http://www.amakiblog.com/archives/2011/09/26/

お二人は放射線問題以外は割とまともなことを書いているので、このブログのリンクを外しませんが、この知識人たちの放射線に対する考え方をみると、日本全体の立場の変化は絶望的ですね。
それでも私は立場を変えることなく、今後も真実を発信し続けます。

 思うところがあったら Clickしてね。。。
 

初めてご訪問の方は「真実の扉」ホームページにも是非お立ち寄りくださいませ。

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2 コメント

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食品の放射能測定について (高橋亜希)
2011-09-29 22:07:39
今、よく耳にする放射能測定、、
表面ばかり測っていますが、
それで、大丈夫なのでしょうか?
返信する
Unknown (とびら)
2011-09-30 21:50:43
こんにちわ、高橋さん。

コメントの答えになっているか地震ないですが、いま問題になっているのはセシウムですので、それに関してはここから3本書いています。
http://blog.goo.ne.jp/tobira2002/e/a9aec704290752ad5af16f4719e56564

それと福島県人の方は逐次被ばく検査をしていて特に問題は出ていなかったと記憶しています。

あと、一般の人の持っている3万円4万円の測定器はガンマ線とベータ線しか測定できませんので、あまり意味がありませんね。

ちんぷんかんぷんでしょうか?
またお寄りください。
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