真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

公平・平等ということ

2011年06月15日 21時54分59秒 | 東日本大震災関連

●義援金の遅滞

被災された地の一時も早い復興・復旧をお祈り申し上げております。


といった趣旨の「日本赤十字」のテレビCMが、今日のテレビから流れていました。
全く空しく聞いておりました。
よくも恥ずかしくもなく言えるものですね。

何故ならば

日本赤十字社は名誉総裁が皇后陛下で、名誉副総裁が皇太子。そして各都道府県の支部長は県知事という、厚生労働省が管轄する特殊法人です。
肩書は立派なものです。
しかし未だに2500億円を超える義援金の、何と85%が眠ったままなのです。
そして義援金の配分割合を決定する委員会の事務局は厚労省にあります。

ということは、早い復興に決死の思いで頑張ると言う総理大臣の菅首相の鶴の一声で何とかなるのではないでしょうか。
避難所にいる被災者は或る程度の自立を迫られる仮設住宅に当選してもお金が心配で、場所によっては半分が当選しても入っていません。

せめてこういう方に取り急ぎ義援金を使ってもらうとか、或いは取り急ぎ半分は自治体に被災者の数に準じて一律配分して後で調整するとか、ともかく眠らせておくなど以ての外です。
待ちきれなくて立て替えて被災者に税金を配っている町(宮城県亘理町)も出てきているというのに。言語道断です。

人々の善意のお金を踏みにじっている現実と被災者の方の苦しみが分からないのでしょうか。
本来は右から左に出していればもっと義援金は増えるでしょうに。
私は今回の震災では3カ所に義援金を送り、その内の1か所は赤十字でしたが、今後この様なことが起きても直接送ることにします。

それで何故このように遅れが出るのかと言いますと、被災の割合による配分の『公平性』にこだわってのことのようです。

まったくもって意識は公平性を備えていません。
公平であるということは自分と他人を別け隔てないということです。
人間の肉体は自律神経がいちいち考えて愛(血など)を配分しないように、思いやりも時間をかけて考えるものではありません。

人間の判断力も自律神経のように感じるものでなければなりません。
もちろん思考は必要です。
でも最終判断、社会の営みでの判断は、初めから最後まで無意識に直観がやって来るものです。

配分に携わる人はもっと思いやりを磨かねば。
日本赤十字の実態は役人の天下り機関で、まったくもって「官僚の論理」丸出しです

●愛を評価しない狭き心

人の命を救っていたかもしれない救命士の善意が踏みにじられました。
人間が何のために地球に生きているのか、何を学んでいるのかを全く知らない人々がたくさんいるのです。
判断力に一番必要なものは愛の波動に沿った直観的判断です。

<週刊新潮6月16日号参照>
     (週刊新潮は木曜日発行ですのでもう書店には無いでしょう)



今年の4月24日、静岡県の東名高速掛川インター付近で、救急救命士の久保大介さん(仮名:54歳)の目の前でトラックと清掃車が正面衝突した。
トラックに乗っていた運転手の頭部と耳からは出血していた。
久保さんの車には救命具があり、手当に当たった。


非番で救命活動の「救急救命士」を
 失職させた愚か者たち

久保さんは言う。
「運転手は胸と腹の痛みを訴えていたので、ハンドルに体を強打し、内臓出血している危険性があると考えました。そうすると血管が収縮し、搬送先の病院で点滴など薬剤の投与が困難になるケースが多い。それを防ぐため‘輸液セット’というキットを使い注射針を刺して、点滴を行いました」
 静脈露確保というこの医療行為が功を奏してか、運転手は軽傷で済んだという。しかしこの人命救助がその後、彼を失職に追い込むことになるのである。
 というのも救急救命士は法律で、医師の指示のもと、心肺停止状態の患者にしか医療行為は施せないとされているからだ。
 久保氏自身も言う。
 「自分の行動が方に抵触するかもしれないという思いが一瞬頭をよぎりました。しかし運転手の命にかかわると考え、人命第一と判断して処置したんです」
 果たして、これが運送先の病院で問題とされる。結果、掛川の消防から石岡の消防に「違法行為があった」と連絡が入る。挙句に静岡県から茨城県に事実確認の問い合わせがなされ、事は「県体県」という大きな問題に発展してしまったのだ。
 ちなみに彼の勤務先は石岡市所管の石岡消防署。ここで消防指令という管理職の立場にあり、現場トップの当直責任者を務めていた。
 その久保氏、4月18日、石岡市長に説明を求められ、市長室に赴いたという。
「一つも良いことはやってないぞ」
 市長からはこうたしなめられ、死の懲罰委員会手処分が諮られることになる。
「4月23日には、石岡消防本部のトップである消防長や上司の所長らに呼び出された。‘どうしようもないね’‘懲戒免職かも’・・」(後略)



そして結局、何とこの救命士は追い込まれて辞表を出し、失職したのです。4月の懲罰委員会で停職6カ月の懲戒処分の後、停職とのこと。

石岡消防本部総務課長も、備品を勝手に持ち出して、医師の指示なしで救命活動をしたことを非難。「公務員の失墜させたのは問題。処分は当然です」と頭がガチガチに硬く、ここでも「官僚の論理」丸出しです。

これはまったく酷い話です。
スピリチャルの面から物事を考えている方は先ずこの行政の行為がユートピアとは真逆の判断であることはお分かりと思います。

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先の義援金の分配遅滞にしても救急救命士の処分にしても、建前だけで愛の心が動いていないです。
テレビコマーシャルでは復興・復旧を願うと言っておきながら口先だけです。
事務的に、日程通りに事を進めているだけです。

阪神淡路大震災の時も外国部隊の救援を法的にクリアできないと断りましたが、その過ちをまた東日本大震災でも当初は犯していました。
万事が被災者は二の次ですが、大震災は戦争と同じ一大事です。
平時の時とは異なります。

公平・平等とはいったい何なのでしょうか。
その根本の精神は自分と人、人と人を別けないということではないでしょうか。
被災地で苦しんでいる人の身になることができれば、90日を過ぎてまだ義援金の15%しか行かないなど起こりえません。

救急救命士にしても眼前で人の命が掛かっていることがあれば、法律のことなんか考えては行けれません。
魂の現在意識への影響が強い人ほど、こだわりや知識や律法から自由なのです。

間もなくやってくるユートピアは神の国です。
神の国には憲法すらありません。
常に自分の中で繋がっている宇宙の法則があるだけです。

心の洗われた人は、常にそれを直観として受け取り無心で行動するものです。


思うところがあったら Clickしてね。。。
  

初めてご訪問の方は「真実の扉」ホームページにも是非お立ち寄りくださいませ。

追伸:昨日UPすると書きました田原総一朗氏がゲストの「ニュースの深層」は明日UPする予定です。

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2 コメント

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どうかんです (つよし)
2011-06-23 15:59:30
赤十字の怠慢には前から問題があると感じていました。もちろん救援に行った医師、看護士には敬意を表します。ただし数日でどんどん交代させて、相当の経費=寄付を使っています。研修のように大勢を短サイクルで派遣しています。日赤の救援のあり方に宣伝のようなものを感じます。
返信する
つよしさん (とびら)
2011-06-23 22:38:31
つよしさん、こんばんわ。

>ただし数日でどんどん交代させて、相当の経費=寄付を使っています。研修のように大勢を短サイクルで派遣しています。

いやいや、医師に支払う人件費は義援金なんですか? 知らなかったです。

それはないでしょ、多くの人がボランティアしているのだから、ボランティアを募るべきでしょう。

本当に私たちが知らないことばかりですね。

情報有難うございました。
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